【現代アーティスト】河井美咲 プロフィール/グッズ関連情報

河井美咲個展@GALLERY at Lammfromm
河井美咲個展@GALLERY at Lammfrommyより

現代アーティスト 河井美咲(かわいみさき/Misaki Kawai)のプロフィール&グッズ関連情報ページです。

【河井美咲について】

20代からから世界を舞台に活躍する現代アーティストの河井美咲(かわいみさき)は、パッチワークやブリコラージュを反映した巨大な立体作品やペインティング作品で、他の日本人アーティストには見られない独特な派手さと緻密さと併せ持っている現代アーティストです。「へたうま」美学という「計算されたヘタさ」に裏打ちされた彼女の作品は、それぞれの作品に個性があるというよりも、あたかも絵本の登場人物が一斉に飛び出てくるような、そんなイメージのユニークなものが多いのが特徴です。

1978年、大阪生まれの河井美咲は、1999年に京都芸術短期大学を卒業後、トルコやネパール、タイなど、世界中を旅します。そして2000年にニューヨークに移住し、本格的な作家活動を開始。現在もニューヨークを拠点にアートと音楽の活動を行っています。

なお音楽活動に関しては、親しい仲間達との演奏活動やハンドメイドCDケース(河井美咲お気に入りの布を使って製作されたもの)入り音楽CDを発売したりしています。

ちなみに、作品の派手なイメージとは対照的に、河井美咲氏本人はベージュやブラウンといったナチュラル系のイメージの服装を好んで着ているとか。

【作品について】

河井美咲 個展@GALLERY at Lammfromm

日本のアンダーグラウンドコミックにみられる「へたうま」美学や、100円ショップなどの安価なグッズの奇妙なデザインに影響を受けた河井美咲は、友人や知人、またはアイドルなど、周りに存在する人々をキャラクターに、宇宙ステーションや飛行機、カーレーシングといった世界をダイナミックな立体作品につくることで知られています。またその影響は、明るい色で描かれた、笑っている木やストロベリー、動物たちの絵にも見られます。

例えば、厚紙を固めて形作り、アクリルで色付けをした河合美咲の大きなサイズの立体作品『Skate Boarder(2008)』は、ユーモアある奇妙な表情やカラフルな色使いが特徴的な作品です。また、Take Ninagawaで開催された河井美咲個展『Homeland 2020(2009)』にて発表された作品は、アート業界以外にも口コミで話題となり、面白いもの、可愛いものが好きな女性を中心に人気を集めましたが、ギャラリーのフロアに作られた、その小さな生き物やアトラクションがひしめきあう大きな遊園地のとても華やかで楽しげな印象が、多くの人の心に余韻となって残りました。

最近のものでは、2011年2月にGALLERY at lammfromm(ギャラリー・アット・ラムフロム)にて開催された河井美咲個展『えんぴつ体操~coconuts travel』にて発表された作品『Bomb 01(2010)』と『Bomb 02(2010)』に注目しています。各作品の中央に「ポン」や「バム」といった擬音が書かれているというこれらの作品ですが、その文字を中心に弾けている、色が持つエネルギーを描いたようなカラフルなペインティングには思わず目を引かれ、見つめていると作者のパワーをぶつけられている様な感覚になります。

【河井美咲グッズ】

ラムフロムでは現在、河井美咲の初ドローイング作品集「えんぴつ体操」及び、河井美咲のアートTシャツを販売しています。

河井美咲作品集「えんぴつ体操」は、河井美咲がこの作品集出版の為に毎日1枚以上の作品を数年に渡り描き続けたという、完全書き下ろしの作品集です。収録点数が500点というボリューム満点の作品集は、河井美咲入門書としても是非おススメしたい書籍です。

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■主な経歴・受賞歴・展覧会歴

●経歴

  1. 1978年:大阪生まれ
  2. 1999年:京都芸術短期大学卒業
  3. 2000年:トルコ、ネパール、タイなど世界中を旅した後、ニューヨークへ移住

●個展

  1. 2011年:えんぴつ体操(Take Ninagawa/東京)
  2. 2011年:河井美咲 えんぴつ体操~coconuts travel(GALLERY at lammfromm/東京)
  3. 2009年:Homeland 2020(Take Ninagawa/東京)
  4. 2009年:おいしい人気者(GALLERY at lammfromm/東京)
  5. 2008年:Outdoor Club(Paul Bright/トロント)
  6. 2007年:Momentum 7(Institute of Contemporary Art/ボストン)
  7. 2006年:Move East(Clementine Gallery/ニューヨーク)

●グループ展

  1. 2010年:Not Quite Open For Business(The Hole/ニューヨーク)
  2. 2008年:Mail Order Monsters(Max Wigram’s Project/ロンドン)
  3. 2007年:Making a Home:Japanese Contemporary Artists in New York(Japan Society/ニューヨーク)
  4. 2006年:ボロボロドロドロ(ワタリウム美術館/東京)
  5. 2005年:Tiger Trip(Galleri Loyal/ストックホルム)
  6. 2004年:Kuru Kuru Jet(Jack Hanley Gallery/ニューヨーク)
  7. 2003年:Octopus Pier(P.S.1MoMA/ニューヨーク)
  8. 2002年:Air Show(Kenny Schachter contemporary/ニューヨーク)