現代アーティスト伊藤存の作品がノートになりました。

東京都江東区清澄にあるタカ・イシイギャラリーでは、7月9日(土)より現代アーティストの伊藤存の個展『潮の動きとこだわりのない置き物』が始まりました。ラムフロムでは、そんな伊藤存のアートなノートシリーズを販売しています。

ネオテニー・ジャパン展オリジナルグッズの伊藤存ノート

ラムフロムスタッフの岩村です。毎日暑いですが、皆様お元気でしょうか。

2年前のこの暑い季節にやっていた展覧会といえば・・・上野の森美術館で開催された『neoteny japan-ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション』展。著名な精神科医であり、屈指の現代美術のコレクターでもある高橋龍太郎(たかはしりゅうたろう)の膨大なアートコレクションの中から、1990年代以降の日本の現代美術に見られる特徴「neoteny ネオテニー=幼形成熟(幼さ、かわいい、子どものような感性、マンガ、アニメ、オタク、サブカルチャー、内向的、物語性、ファンタジー、過剰さ、日常への視線、技術の習熟、細密描写、巧みなビジュアル表現など)」をテーマに、若手日本人作家32人の作品を展示した、2009年に開催された展覧会の中で最も私の印象に残る展覧会でした。奈良美智(ならよしとも)や村上隆(むらかみたかし)の初期の作品、加藤泉や名和晃平などの若手作家の作品など、貴重な作品が並び、その展示総数は97点にのぼりました。

高橋龍太郎が、若い世代特有の豊かな物語性があり惹かれたという伊藤存の作品も2点展示されました。2001年の横浜トリエンナーレで作品を見て欲しくなり、縁あって数年後ようやく手に入れたそうです。伊藤存の作品には、観客が自らの感性で作品の存在感を探し出すだす楽しさがあります。この作品はどこに焦点を合わせて観ればいいんだろう? そう思いながら観ていると、急に物語が浮かび上がってきて、その世界に惹きこまれるのです。

 

ネオテニー・ジャパン公式グッズ 伊藤存ノートシリーズそんな伊藤存の作品がデザインされたグッズ、そんなの存在していないなんて思っていませんか? ラムフロムにはありますよ☆

ラムフロムでは、伊藤存の作品がデザインされたノートを販売しています。このノートは、「neoteny japan – ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」展に合わせて制作された展覧会オリジナルグッズです。現在取り扱っているお店は、ラムフロムぐらいではないでしょうか。

ネオテニー・ジャパン公式グッズ 伊藤存ノートシリーズ加工され細かくぼこぼこと波打っているパルプ材の表紙は、紙というよりキャンバスのような質感で、伊藤存の刺繍作品が活版印刷で表現されています(表紙はとても繊細で、折れてしまうと取り返しがつかないので取り扱い注意です!作品と同じく丁寧な扱いが必要です)。

ノート本体の製作は、「Re-USE PROJECT」に力を入れるデザイン集団「MAKOO」によるものです。マガジンぺーパーなどのリユース素材を使用し、側面からのぞく様々なカラーが魅力のひとつです。

伊藤存の作品が好きな方にも満足して頂ける、作品の雰囲気を大切にしたノートですよ。お客様の中には、伊藤存を知らなくても、この表紙の印刷と質感が気に入って購入されていく方もいらっしゃいます。

このノートを持って、伊藤存の最新の展覧会に足を運んで感想を書き込んでみるのもいいですね。最新の展覧会『潮の動きとこだわりのない置き物(タカ・イシイギャラリー)』では、粘土で作られた立体作品や、鉛筆ドローイング作品が展示されています。伊藤存の刺繍作品以外の表現が堪能できる展覧会、これは必見です。

 

伊藤存グッズは、ラムフロム・ザ・コンセプトストアのオンラインストアおよびリアルストアにてお買い求め頂けます☆

 

伊藤存展覧会インフォメーション

  • 展覧会名:伊藤 存「潮の動きとこだわりのない置き物」
  • 会期:2011年7月9日(土)~8月6日(土)
  • 会場:タカ・イシイギャラリー(東京・清澄)
  • 〒135-0024 東京都江東区清澄1-3-2-5F
  • TEL&FAX:03-5646-6050
  • 開廊時間:12:00から19:00まで
  • 定休日:月曜・日曜・祝祭日
  • タカ・イシイギャラリー公式サイト:http://www.takaishiigallery.com/