【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】GWは銀座でプチ現代美術作品鑑賞はいかがでしょうか♪

【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】GWは銀座でプチ現代美術作品鑑賞はいかがでしょうか♪

東京周辺にお住まいの現代美術ファンの皆様、GWに東京に行くよ!という現代美術ファンの皆様、ラムフロム・ウォッチャーの皆様、おはこんばにちわ。中の中の人@LAMMFROMM、ラムフロムはゴールデンウィーク期間中も通常営業でございます、でございます。

え〜さて、本日は「ラムフロム HINKA RINKA 銀座店」より、このゴールデンウィークにぜひ見に来て戴きたい現代美術作品をご紹介致します☆ GWは銀座でプチアート作品鑑賞しちゃいましょう♪

精巧すぎて、間近でないと凄さが見えない作品ばっかり?!

え〜さて、前回の「ラムフロム HINKA RINKA 銀座店」のご紹介記事で宣言?しましたとおり、今回はですね、現代美術の先鋭ギャラリー「レントゲンヴェルケ」様のご協力のもと、ラムフロム銀座店に登場しました、いま注目の現代作家の皆さんの作品をご紹介したいと思います♪

 

【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】現代アート作品:森本愛子「左義長(さぎちょう)」

ということで、まずはこちらから。「大和絵」の持つシュルレアリスム的な画面構成で人気を博している現代美術家の森本愛子さんの作品『左義長(さぎちょう)』です。

森本愛子さんは、東京藝術大学にて油画を学びながら、独学で日本画の技術を身につけたという方で、かの「GEISAI」で発表した作品群で注目を浴びた若手の作家さんです。まだグループ展、アートフェアでの発表経験しかないそうなのですが、発表された過去作品は全て完売しており、来年予定されている初の個展に大きな期待が集まっています。

 

【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】現代アート作品:森本愛子「左義長(さぎちょう)」

作品に近づいて部分アップ撮影を試みましたが、すみません、上手く撮れず・・でも、絵の細かさは伝わりますでしょうか? 作品は、とても女性らしいといいますか、柔らかいタッチと色彩で、「炎」や「だるま」や「お正月飾り」といったモチーフが、細やかに描かれています。

ちなみに、「左義長」とは小正月に行われる火の行事のことだそうです。(地域によって呼び方や行事内容が違うようです) よってこちらの作品をご自宅に飾る場合、やはり「小正月の時期」がメインになるかと思いますが、和風のお部屋もさることながら、洋風のお部屋にもとても似合う、柔らかで淡い色合いの美しい日本画だと思います。わたくしも、銀座店でじっくり鑑賞しながら、「日本画コレクターデビューするなら、こんな愛らしい絵からスタートしたいな〜」と思いました♪

 

【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】現代アート作品:悠「24300116」/長谷川ちか子「ダチュラ:ギフトーコンテナ」

お次はこちら。2月の後半に開催された、渋谷・東急本店でのイベントレポートでもご紹介しました、現代美術家・悠(haruka)さんの作品(写真上部の二点)と、同じく現代美術家の長谷川ちか子さんの作品(写真下部)です。

 

【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】現代アート作品:悠「24300116」

現代美術家の悠さんは、美術系の教育を一切受ける事なく、2001年より独学で「切り絵表現」を開始し、2012年にワコールアートセンターが毎年開催している公募展「SICF(スパイラル・インデペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)」に於いて南條史生賞を受賞したことで、一気に注目を集めた作家さんです。

手芸の一分野といった認識から脱却する、精緻な技術と高度な表現で、「切り絵」を現代美術の域にまで引き上げている悠さん。2013年末からは、紙だけではなく、刺繍糸や、日本画で使用される絵絹(絹布)を制作の素材として取り入れることで、複合素材によって生まれる厚みと、同時に生成される独特の透明感によって、新たな世界観を作品の中に作り出し続けています。

写真だと分かりづらいのですが、銀座店にお越し頂き、ご覧頂く際には、写真の矢印のところにご注目下さい。間違いなく驚きますよ。「え?この部分◯◯じゃないの?!」と。ええ、間違いなく。

【悠さん関連情報】

 

【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】現代アート作品:長谷川ちか子「ダチュラ:ギフトーコンテナ」

現代美術家の長谷川ちか子さんは、女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻、ロンドン・ゴールドスミスカレッジファインアートMAをそれぞれ修了し、2000年代初頭から「毒の視覚化」をテーマに、技法を問わない様々なスタイルで作品を発表、美しいインターフェースで表現してきた作家さんです。

今回ラムフロム銀座店に登場したこちらの作品『ダチュラ』は、有吉佐和子の小説「華岡青洲の妻」で語られる、麻酔薬を取り出すチョウセンアサガオの種子を銀で型取ったもので、そこに水色の革のポーチを添える事で某有名アクセサリーブランドをも彷彿させ、「女性性と毒の交点」を表現している作品です。サイズ的には手のひらにちょこんと乗る大きさの小品なのですが、ショーケースの少し離れたところからでも気づくほど、とても存在感ある作品です。

【長谷川ちか子さん関連情報】

 

【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】現代アート作品:高橋涼子「Five Heads」

こちらは、少し前になりますが、アルファロメオ・ジュリエッタの映像作品でも話題となった現代美術家・高橋涼子さんの作品です。(ちなみにジュリエッタはとっても良い車です。助手席に一度乗っただけですが)

高橋さんは、京都精華大学芸術学部造形学科版画専攻を卒業後、子供時代からの執着の対象であったという「実際の人の髪の毛」を素材に、フェティッシュながらエレガントな造形で、関西圏を中心に作品を発表している作家さんです。

こちらの作品『Five Heads』は、2009年に開催された「 HAIR(=)COMPLEX」で発表されたもので、髪で作られた球体を燭台のミニチュアと組み合わせる事で、小品ながら荘厳なイメージをもつ作品となっています。ラムフロム銀座店でも、まさに、「ショーケースに鎮座している」といった存在感でした。一度目にすると、暫く脳裏に焼き付いて離れない・・そんな作品です。

【高橋涼子さん関連情報】

  • アルファロメオ・GIULIETTAのための映像作品

 

【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】現代アート作品:満田晴穂「自在大筬象虫」/清水遼太郎「蘭鋳」「蛸坊主」「eeny」

もう二方ご紹介致します☆ 写真左側は、渋谷・東急本店でのイベントにも登場していた、現代美術家・満田晴穂さんの作品です。そして写真右側は、現代美術家・清水遼太郎さんの作品です。

 

【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】現代アート作品:満田晴穂「自在大筬象虫」

満田晴穂さんは、東京藝術大学の在学中より、江戸末期から明治にかけて甲冑職人達の手によって作られ、主に動物をモチーフとして、その生き物の動きを再現させた金属製の置物「自在置物(じざいおきもの)」を制作し続けている作家さんです。2009年の画廊デビューにおけるグループ展では、全くの無名でありながら初日完売を果たし、以降も毎年夏に開催される個展においてほぼ全ての作品が完売するという、工芸界で最も人気のある作家の一人です。また、工芸家としての技術は勿論のこと、「命」をコンセプトとした一連のインスタレーション作品をもって、現代美術の世界にも着地を成功させているという、要注目の作家さんです。

ちなみに作品の写真ですが、お店では小さすぎて上手く撮影出来なかったため、展示前にボスが撮影した写真を使用しております。皆さんも、ラムフロム銀座店にお越しの際は、小さすぎてとてもショーケースの外からは細部までよく分からないかもしれませんので、その場合は、どうぞお気軽にスタッフまでお声がけください。本当に小さいのです。そして、本当に「驚愕の作り」の作品なのです。

 

【ラムフロム HINKA RINKA 銀座店 in 東急プラザ銀座】現代アート作品:清水遼太郎「蘭鋳」「蛸坊主」「eeny」

清水遼太郎さんは、東京芸術大学彫刻科在学中から、「ルアー(疑似餌)」をモチーフに彫刻作品を発表し、道具としての機能を保ちながら、造形の楽しさや美しさを追求している作家さんです。日本ならではの道具に対する美意識的なものを、西洋的な技術の上に基づく機能をもったルアーに投影するというユニークな試みは、現在多くの現代美術ファンの注目を集めています。

まさか「ルアー」をモチーフにした現代美術作品があるとは、これまで全く知りませんでしたが、子供の頃近所に釣具屋さんがあったおかげ?で、ルアー・コレクターだったわたくしの心はかなり躍りましたよ。

 

え〜ということで、本日は「ラムフロム HINKA RINKA 銀座店」より、「GWは銀座でプチ現代美術作品鑑賞はいかがでしょうか♪」をお送り致しました。いかがでしたでしょうか☆ 現在ラムフロム銀座店にて展示中の作品は全て、そういった意外性を持った、現代美術ファンでなくても驚きと楽しさを感じられる作品が揃っておりますので、多くの方にご覧戴きたいなと思いました♪

今週末からいよいよ始まるゴールデンウィーク期間中、お時間ありましたら、「銀ぶら」がてら、ぜひお立ち寄り下さい。スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております!