【美術家】小林孝亘 プロフィール/グッズ関連情報

現代美術家 小林孝亘(こばやしたかのぶ/Takanobu Kobayashi)のプロフィール&グッズ関連情報ページです。

【小林孝亘について】

現代アーティストの小林孝亘は、眠る人を描いた5メートルを超える大作『Dream, dreaming us-私たちを夢見る夢』や、ユーモラス表情の犬が水面から顔をのぞかせている『Dog(1998)』、まるで芋虫のように寝袋の中で寝ている人の姿を描いた『Sleeping bag(2010)』で知られる、知る人ぞ知る現代美術家です。

小林孝亘は、96年にVOCA展奨励賞を受賞し、同年から文化庁芸術家在外研修員として1年間タイのバンコクに滞在。1年後に日本へと帰国し、その翌年にはダイムラーベンツ社主催の奨学金を得てフランスに2か月半滞在しますが、99年には自ら風土が合うと言うバンコクへ再び赴き本格的なアトリエを設けると、作家活動の拠点をバンコクに移します。2002年には東京にもアトリエを設け、それ以降、小林はバンコクと東京の両都市を行き来しながら作家活動を精力的に行っています。

日常生活の中で目にする周囲の風景や人物、物を見た時に感じた、言葉にならない気持ちを描いているという小林の作品は、どれもリアルでありながら、見るものに日常と幻影の世界とを行き来させるような不思議な感情を喚起させます。

ラムフロムでのお馴染みの元ブルータス副編集長、鈴木芳雄氏も自身のブログ『フクヘン。』で、『小林孝亘さんの描くもの、描き方、それが全部好きで、いま(買おうと思えば買える絵で)いちばん買いたい絵は?という質問を受けたら迷わず、彼の絵を挙げます。』と述べるほど、大の小林孝亘ファンです。

1985年の初個展『ギャラリー・ラブコレクション(名古屋)』以降、ほぼ毎年のように積極的に個展やグループ展を開催している小林孝亘。今後もその作家活動から目が離せない、要注目の現代アーティストです。

【ラムフロムオリジナル 小林孝亘グッズ】

ラムフロムでは、2009年から2010年にかけて日本各地を巡回した『ネオテニー・ジャパン ―高橋コレクション』展で展示された、デフォルメされた犬のとぼけた表情がユーモラスな作品『Dog』をモチーフにしたラムフロムオリジナルの小林孝亘グッズを制作しました。

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■主な経歴・受賞歴・展覧会歴

●経歴

  • 1960年:1月15日東京生まれ
  • 1986年:愛知県立芸術大学美術学部油画科卒業
  • 1996年:文化庁芸術家在外研修員としてタイ、バンコクに1年間滞在
  • 1998年:アートスコープ‘98 ガスコーニュ・ジャパニーズ・アート・スカラシップ派遣アーティストとして、フランスのロット・エ・ガロンヌに3ヶ月滞在
  • 1999年:バンコクにアトリエを移す
  • 2002年:東京にアトリエを設ける、以降バンコクと東京で制作活動中

●個展

  • 2008年:遠い光(西村画廊/東京)
  • 2007年:潜水艦からポートレイトまで(西村画廊/東京)
  • 2006年:小林孝亘 ものとこころ(西村画廊/東京)
  • 2005年:絵のうしろ(大阪成蹊大学芸術学部付属ギャラリー Space B)
  • 2004年:ドローイング-うさぎとトランペット(西村画廊/東京)、終わらない夏(目黒区美術館/東京)
  • 2003年:ひかりのあるところへ(熊野古道なかへち美術館/和歌山)、波打ち際で(西村画廊/東京)
  • 2002年:私たちを夢見る夢(西村画廊/東京)
  • 2000年:近作展 23(国立国際美術館/大阪)、The Drop of Heat(バンコク大学アートギャラリー/バンコク)、The Drop of Heat(西村画廊/東京)
  • 1999年:ダイムラー・ベンツショウルーム(東京)、eventy Five Days(西村画廊/東京)
  • 1998年:バンコク(西村画廊/東京)、Seventy Five Days(アジャン美術館、ロット・エ・ガロンヌ/フランス)、Seventy Five Days(スパイラルガーデン/東京)
  • 1997年:シラパコーン大学アートギャラリー(バンコク)
  • 1996年:西村画廊(東京)
  • 1995年:ギャルリ・プス(東京)
  • 1994年:AKI-EXギャラリー(東京)、西瓜糖(東京)
  • 1993年:ギャルリ・プス(東京)、ギャルリ・伝+Floor 2
  • 1992年:ギャラリーQ(東京)、西瓜糖(東京)
  • 1991年:市川画廊(東京)
  • 1990年:ギャラリーQ(東京)
  • 1989年:ギャラリーQ(東京)
  • 1985年:ギャラリー・ラブコレクション(名古屋)

●グループ展

  • 2010年:絵画の庭-ゼロ年代日本の地平から(国立国際美術館/大阪)
  • 2009年:絵の力-絵具の魔術(武蔵野美術大学/東京)、放課後のはらっぱ-櫃田伸也とその教え子たち(愛知県美術館)、目をとじて-見ることの現在(茨城県近代美術館)
  • 2008年:開館30周年記念展 30年分のコレクション(国立国際美術館/大阪)、『現代絵画の展望』展 -それぞれの地平線-(東京ステーションギャラリー)、ネオテニー・ジャパン-高橋コレクション(霧島アートの森/鹿児島、札幌芸術の森美術館)、ワッと!どうぶつ What?アート展 現代アートに見る動物たち(十和田市現代美術館/青森)、大原美術館展『珠玉の東西名画コレクション』(金沢21世紀美術館市民ギャラリーA)
  • 2007年:DOMANI・明日展2007(損保ジャパン東郷青児美術館/東京)、開館記念<生きる>展 現代作家9人のリアリティー(横須賀美術館/神奈川)、2007 Heyr Asia Project-Japanese contemporary Art Festival(ヘイリ・アートヴァレー/韓国)、美術にみる花火-広重から現代まで-展(いわき市立美術館/福島)、アートムーブ2007<岩国>具象の未来へ(シンフォニア岩国/山口)
  • 2006年:愉しき家(愛知県美術館)、高松市美術館コレクション展Ⅰ-戦後日本現代美術のあゆみ(高松市美術館)、広島市現代美術館コレクションによるこの20年の、20のアート(札幌芸術の森美術館/北海道)、A★MUSE★LAND2007ビューティフル・ドリーマー 夢からのおくりもの(北海道立近代美術館)
  • 2005年:新収蔵作品展(大原美術館/岡山)、風景遊歩(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館/香川)、ユートピアを探しに~想像力の彼方へ(新潟県立万代島美術館)
  • 2004年:アートスコープ ダイムラークライスラージャパン展(ダイムラークライスラーコンテンポラリー/ベルリン)、Light-描かれた光(西村画廊/東京)、VOCA1994-2003 10年の受賞作品展(大原美術館別館/岡山)、5人の新作展-西村画廊30周年記念-(西村画廊/東京)、見るための冒険(広島市現代美術館:~2005)
  • 2003年:MOTアニュアル2003 daysおだやかな日々(東京都現代美術館)、未来を担う美術家たち DOMANI・明日展2003 文化庁芸術家在外研修の成果(損保ジャパン東郷青児美術館/東京)、アートウォッチングpart2-感覚遊園地探検(宮城県立美術館)、こもれび展(水戸芸術館現代美術ギャラリー/茨城)、SEPTEMBER 2003(西村画廊/東京)、『アートスコープ』の12年-アーティスト・イン・レジデンスを読み解く(原美術館/東京)
  • 2002年:ファン・デ・ナゴヤ美術展2002『仲介者たち』(名古屋市民ギャラリー矢田)、美術の力-時代を拓く7作家(兵庫県立美術館)、SEPTEMBER 2002(西村画廊/東京)
  • 2001年:NICAF 2001(東京国際フォーラム)、色の博物誌・緑-豊潤な影(目黒区美術館)、SEPTEMBER 2001(西村画廊/東京)、かたちをもとめて 11人の日本人作家(釜山市立美術館/韓国)
  • 2000年:ART CHICAGO 2000(フェスティバルホール/シカゴ)、SUMMRE SHOW 2000(西村画廊/東京)
  • 1999年:Y’s Collection-Rule(TIME & STYLE/東京)、ペインティング・フォー・ジョイ:1990年代日本の新しい絵画(国際交流フォーラム/東京、他巡回)、メディテーション-真昼の瞑想 90年代日本の美術(栃木県立美術館)、子供のための美術展 ’99 アート・スウィート・ホーム(広島市現代美術館)、現代日本絵画の展望展(東京ステーションギャラリー)、金山平三賞記念美術展「今日の風景画の展望」(兵庫県立近代美術展)、A★MUSE★LAND2000 イッツ・アニマル・ワールド(北海道立近代美術館)
  • 1998年:SUMMRE SHOW ’98(西村画廊/東京)、ACAF(メルボルン)
  • 1997年:存在の夢(キシェリ美術館-ブタペスト歴史博物館/ハンガリー)、NICAF ’97(東京ビッグサイト)、群馬青年ビエンナーレ(群馬県立美術館)、ON PAPER ’97(西村画廊/東京)、 ’97 大邱アジア美術展(大邱文化会館/韓国)
  • 1996年:VOCA ’96(上野の森美術館/東京)、神奈川アートアニュアル ’96(神奈川県民ホールギャラリー/横浜)、第14回平行芸術展『目覚めぎわの物たち』(小原流会館/東京)、アートシーン90-96 水戸芸術館が目撃した現代美術 第一期(水戸芸術館現代美術ギャラリー/茨城)
  • 1995年:第38 回安井賞展(セゾン美術館/東京)水戸アニュアル‘95‐器と物差し(水戸芸術館現代美術ギャラリー/茨城)
  • 1992年:TAMA VIVANT ‘92(渋谷西武シードホール/東京)

●パブリックコレクション

  • 国際交流基金
  • シラパコーン大学
  • 広島市現代美術館
  • 国立国際美術館
  • 栃木県立美術館
  • 群馬県立館林美術館
  • ダイムラー・クライスラー・ファウンデーション・イン・ジャパン
  • 北海道立釧路芸術館
  • 水戸芸術館
  • 東京都現代美術館
  • 大原美術館
  • 高松市美術館
  • ヴァンジ彫刻庭園美術館
  • 東京ステーションギャラリー