
”LOQI ミュージアムコレクション”シリーズより、ロートレックの作品をモチーフにしたエコバッグがラムフロムに登場です☆
目次
全国のトゥールーズ=ロートレックファンの皆様、LOQI エコトート コレクターの皆様、お洒落なエコバッグをお探しの皆様、敬老の日のプレゼントをお探しの皆様、そしてラムフロム・ウォッチャーの皆様、おはこんばにちは。中の中の人@ラムフロム、学生時代にロートレックが好きだと友人達に話したら誕生日にポストカード100枚贈られた、でございます。いや、そこまでじゃ。。とは言えませんでした。
え〜さて、本日はですね、LOQI ミュージアムコレクションに登場した新作LOQIトートのご紹介です♪ ありそうでなかった、トゥールーズ=ロートレックのトートバッグですよ〜☆
トゥールーズ=ロートレックとは
さて、ロートレックのポスターは目にしたことがあっても、彼のプロフィールはあまり知らないという方の為に、まずはロートレック本人のプロフィールについて少し触れたいと思います。
1864年生まれで、アンリ・マリー・レイモン・ド・トゥールーズ=ロートレック=モンファ(Henri Marie Raymond de Toulouse-Lautrec-Monfa)という、長〜い名前を持つロートレックは、フランスの超が付く名門伯爵家の出身で、本来であれば、決して画家などになることはない、生まれながらにして何もせずとも一生安泰の生活を送っていてもおかしくはなかった人です。ところが、幼い弟の早すぎる死によって不仲になった両親の件や、10代前半に左右の大腿骨を骨折をして背が伸びなくなってしまったこと(現在ではその原因は遺伝子疾患と言われているようです)、そのせいで彼を疎み始めた父親と彼自身の不仲など、かなりハードな10代を送っています。
しかし、10代後半のある時一念発起して?、8歳から骨折するまで母親と住んでいたパリに再び戻ると、幼い頃学んでいた絵の勉強を再開。そこから彼の画家生活が始まります。そして数年後にはポスター画家として大人気となります。例えば、ロートレックの作品には”ムーラン・ルージュ”という名前が頭についた作品が多いのですが、これはロートレックが通っていたキャバレーの名前で、彼はそこで踊っていた踊り子さんらをポスターのモデルとして頻繁に描いており、現代でもかなりの人気があるため、どこかで見かけたことがあるという方も多いと思われます。
さて、ポスター画家として成功を納めたロートレックでしたが、10代で障害者となってしまった彼にずっとついて回ったのが、153cmので成長が止まってしまった彼に対する”身体的差別”でした。どんなに成功しても差別から逃れることの出来なかった彼は、ムーラン・ルージュをはじめとするキャバレーや酒場で出会った踊り子達や娼婦達のハードな境遇に自分自身のそれを重ね、キャバレーや酒場に入り浸るようになり、彼女達の多くと関係を持ち、まあそのあれですよ、的な生活を送り続けたことで、あれな病気とアルコール依存症となり、36という若さで亡くなってしまいます。
ちなみに、彼の生まれ故郷であるフランスのアルビには現在、彼の作品を所蔵した「トゥールーズ=ロートレック美術館」があるそうで、そこには、同じく近代フランス画家とし有名な「モーリス・ユトリロ」の作品も収蔵されているそうなのですが、そのユトリロのお母さんがですね、何と、一時期同棲していたロートレックの彼女という話があり、そしてこの元カノのプロフィールがかなり香ばしい感じなのですが、その辺の話はですね、ユトリロのLOQIバッグが発売された際にじっくり調べて見たいと思いますので、乞うご期待!?
LOQI トゥールーズ=ロートレック トートバッグ

さて、(いつものごとく)少しと言いながら長かった作家さんプロフィールのあとは、いよいよ本題の「ロートレック トートバッグ」のご紹介です。
今回ラムフロムに登場したのは、ロートレックの2つの作品をモチーフにしたLOQIトートバッグでございます。↑の写真はバッグの表面の写真で、ロートレックの作品『Jane Avril (ジャンヌ・アヴリル)』をモチーフにしています。この作品のモデルで、名前がタイトルにもなっている「ジャンヌ・アヴリル(Jane Avril)」さんは、伯爵家出身のお嬢様なのですが、ロートレックと同じような感じで、両親のせいで若い頃かなり苦労しており、しかし努力の人だったので、後に自力でフレンチカンカンのダンサーとして大成功を納めます。だがしかし、結婚後に再び苦労人となってしまい(どうやら父親と同じような人と結婚してしまった模様)、75才で亡くなっています。
彼女の人生は映画化もされており、2001年にニコール・キッドマン&ユアン・マクレガーが主演を務めた『ムーラン・ルージュ』が公開されていてます。興味にある方はぜひチェックしてみて下さい♪

こちらはバッグの裏面の写真です。モチーフの作品は、商品名では『Artistide』となっておりますが、正式には『Aristide Bruant(アリスティド・ブルーアント)』という作品名のようです。作品のモデルはロートレックの友人で、キャバレーシンガーでありコメディアンであり、そしてナイトクラブのオーナーでもあった「アリスティド・ブルーアント(Aristide Bruant)」という人です。彼も若い頃に父親を亡くした苦労人ですが、若い頃から音楽の才能があり、カフェで歌ったりクラブに出演したりして、モンマルトルのスターになりました。ロートレックと出会っのもその頃で、お互い意気投合したのか友人となり、ポスターのモデルにもなります。
実はブルーアントをモデルにした作品は他にも複数あり、特に有名そうなのが、服装はほぼ同じで、手に木の棒?のようなものを持った姿で描かれている作品『Ambassadeurs – Aristide Bruant』という作品と『Aristide Bruant dans son cabaret』です。前者はブルーアントを正面から、後者は彼を背後から描いた作品で、日本人のワタクシから見ますと、どちらもかなり”侍ちっく”な姿に見えます。
ちなみにロートレックはゴッホとも知り合いで、さらにゴッホの弟のテオとも知り合いで、そのテオはロートレックの才能を早くから見抜き、彼が購入したロートレックの作品『白粉』が、現在ゴッホ美術館に残っているそうです。で思ったのは、ゴッホも日本の美術から多くの影響を受けたと言われる画家の一人で、かつロートレックよりも10歳ほど年上だったので、もしかしたらロートレックは、結構ゴッホから影響を受けていたのかな?と、思った次第でございます。彼によるゴッホの横顔を描いたパステル画も残っていることから、ゴッホの数少ない貴重な友人の一人だったようです。
※バッグについているスナップ留めを使って丸めると、右側の形になります。
話がそれましたが、そんな訳で、ブルーアントをモデルにした作品は複数あるのですが、実はLOQIのトートに採用されているブルーアントの作品は、グーグル様で探しても殆ど出てきませんでした。ということは、このロートレックのエコなトートバッグは、結構レア度の高いロートレックのグッズになるのではないかと思います。ロートレックファンの皆様は勿論のこと、気になった方は、ぜひラムフロムでチェックしてみて下さいね☆
え〜ということで、以上、本日はLOQI ミュージアムコレクションに登場した新作「トゥールーズ=ロートレック トートバッグ」のご紹介でした♪ 如何でしたでしょうか☆(え?長すぎ?すみません、LOQIトートの作家さんの人生がいつも面白すぎてつい…) LOQI ミュージアムコレクションは、ラムフロム HINKA RINKA 銀座店&ラムフロム・オンラインストアにてお買い求め頂けます♪
