【美術家】束芋 プロフィール/グッズ関連情報

現代美術家 束芋(たばいも/Tabaimo)のプロフィール&グッズ関連情報ページです。

【束芋について】

台所や銭湯、通勤電車といった日本独自の風景を、ユーモラスに、そして、不気味さと不安感を伴う世界観で表現した映像作品で知られる現代アーティストの束芋は、1999年に大学の卒業制作用作品として制作した手描きアニメをデジタル化したインスタレーション作品『にっぽんの台所』が、キリンコンテンポラリー・アワード1999最優秀作品賞を受賞、2001年に開催された第一回横浜トリエンナーレでは最年少で招聘されたことで、一躍注目されました。

2001年には「平成12年度咲くやこの花賞(美術部門)」および「第13回五島記念文化賞新人賞受賞」を受賞し、一時26歳という若さで母校の教授を務めますが、2003年に渡英します。しかしそこではなんと、就職活動の為に?グラフィックデザインの勉強に専念するのですが、しかしながらその結果彼女は、グラフィックデザインは自分に向いていないと感じて就職活動を断念しています。

実は束芋は、高校生の時には薬剤師を目指していたそうなのですが、成績不振で美大志望に切替え、しかしながら、受験した京都造形芸術大学日本画コースが不合格となってしまい、その後、同大学の芸術学部情報デザイン学科に補欠合格したという経歴があります。また、大学卒業後はグラフィックデザイナーとして働こうと考え、就職活動に何らかの賞を取っておいた方が有利と思い、制作したのが『にっぽんの台所』でした。そして、作品は本人の希望通り学長賞を受賞しましたが、キリンコンテンポラリー・アワード1999最優秀作品賞も受賞したことで、これが本人にとっては予想外?の作家デビューとなったことから、どうやらグラフィックデザイナーになる夢は後回しとなっていた・・・という、そんな経緯があったようです。

以降、現代アーティストとしての制作活動を精力的に行っている束芋は、その後も立て続けに賞を受賞、日本やニューヨーク、パリで個展を行いながら、各国のビエンナーレにも作品も出品し、今や国内外で大変注目を集めている日本の若手現代アーティストの代表格なっています。

【束芋 グッズ】

(※束芋グッズは完売しました)

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■主な経歴・受賞歴・展覧会歴

●経歴

  • 1975年11月30日:兵庫県生まれ
  • 1999年:京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科卒業

●受賞暦

  • 2011年:芸術選奨新人賞美術部門受賞
  • 2005年:第12回日本現代藝術奨励賞を受賞
  • 2004年:第23回京都府文化賞奨励賞を受賞
  • 2002年:第13回五島記念文化賞新人賞受賞
  • 2002年:平成12年度咲くやこの花賞(美術部門)受賞
  • 1999年:キリン コンテンポラリー・アワード1999最優秀作品賞受賞

●個展

  • 2009年:断面の世代(横浜美術館/神奈川)、国立国際美術館/大阪)
  • 2006年:ヨロヨロン 束芋(原美術館/東京)、Tabaimo(カルティエ現代美術財団/パリ)
  • 2005年:指弁(yubibira)(ギャラリー小柳/東京)
  • 2003年:束芋:夢違え(ハラミュージアムアーク/群馬)、「束芋のケタケタ(康ギャラリー/東京)、「束芋:おどろおどろ/東京オペラシティ(東京)
  • 2000年:キリンコンテンポラリーアワード最優秀作品賞受賞記念展(KPOキリンプラザ大阪/大阪)

●グループ展

  • 2008年-2009年:ネオテニー・ジャパン -高橋コレクション(霧島アートの森/鹿児島、札幌芸術の森美術館/札幌、上野の森美術館/東京、新潟県立近代美術館/新潟、秋田県立近代美術館/秋田、米子市美術館/鳥取)
  • 2007年:ヴェネツィア・ビエンナーレ
  • 2006年:シドニー・ビエンナーレ
  • 2002年:サンパウロ・ビエンナーレ
  • 2001年:横浜トリエンナーレ