
昨日バナナを買って来たら、5本中3本が中身腐ってて凹みました。
皆様こんにちは。ラムフロム・ザ・コンセプトストア(lammfromm The Concept Store)より、本日は、6月9日(ロックの日)にふさわしい、アートなロックCDをご紹介します。
何気にカレンダーを見ていたら発見したんです。6月9日が「ロックの日」だって。しかもふたつ。ひとつは「ロック=カギを掛ける」意味のロックで、もうひとつは・・・お分かりですね。そう、ロックンロールです。
勿論、日本だけでしょうけどね。でもなんか、元気がでそうな記念日じゃないですか? 日頃あまりロックは聴いていないような気がする私ですが、昨日のうちに今日がロックな日だと分かっていたら、今朝の目覚まし音楽にはロックを選曲して起きれてたのに、知るのがちょっと遅すぎました。ロックで目覚めてたらきっと、昨日買ったバナナの5本のうち3本が腐ってたという悲しい出来事もすっかり忘れて目覚めることが出来たでしょうに。ふっ・・・。
元気が出そうな記念日の話をしながら、一瞬アンニュイな気持ちになってしまいましたが、気を取り直してですね、さて、日本で誰もが知ってるロックな人といえば、直ぐに思い浮かぶのはやはり矢沢永吉ですかね。彼はなんと6月9日、つまり本日ですが、夜19:30よりニューアルバム発売記念日のライブをUstreamで配信するそうな。先日の東大ライブといい、このUSTライブといい、歳をとっても常に新しいことに挑戦し続ける永ちゃんは、やっぱり日本を代表するロックな人なんですね。
また本日は、昨年約15年間の活動にピリオドを打ったイギリスの人気ロックバンド『OASIS』の最後のアルバムも発売だそうです。ロックの日に終止符を打つロックバンドですか・・・日本のレコード会社のOASIS担当者さんもきっと、ロック魂を持つ人なんですね。
そんなわけで、今日はあなたも私も、ロックな音楽をじゃんじゃん楽しもうではありませんか☆ でもラムフロムはアートとデザインがコンセプトのお店ですから、ここはひとつ、単にロックを楽しむのではなく、アートとともに楽しめるロックなCDをご紹介しますよ☆
OWKMJ『俺はこんなもんじゃない』
初めてバンド名を知った時、「ああいかにもロックな人が付けるっぽい名前だな」と思ったのを覚えています。だから音はきっと、バリバリのロック魂炸裂な感じなんだろうんと思っていたんですが、いざ聞いてみると、「なんかとっても・・・オシャレ?」みたいな感じで、最初の私の期待を良い意味で裏切ってくれました。なんというか、ロックではあるんですけど、つかみ所のないリズム感に耳と体をあわせようとしているうちに、何処か不思議の世界に連れて行かれてしまうような・・・すいません、音楽レビューが下手で。後で見たら帯にも書いてあったんですが、少し不思議なメロディの、ジャズロックなんですね。あ〜なるほど。
でもきっと私のいわんとしていることは、現代アーティストの田中麻記子が描き下ろしたアルバムジャケットを見て頂ければ分ってもらえるかと思います。
このジャケットは、今回のアルバムのサウンドが彼女の描く世界と同じだと感じたバンド側からのお願いで描いてもらったものだそうなのですが、確かに、彼女がサウンドを聞いて浮かんだイメージを絵にしたものではあるものの、サウンドの方もまた、これまでの彼女の作品からイメージして作られたのだろうなと、見ていて感じました。アートとミュージックのコラボレーションとはまさにこういうアルバムのことを言うのかな、と。
「よく聞けおまえら!これがロック魂じゃあ!」みたいな熱さはありませんが(笑)、ジャズロックやプログレ系の心地よいロックがお好みでしたら、お勧めですよ☆
bloodthirsty butchers『banging the drum』
今年の春に、これまでの最高傑作と言われる『NO ALUBUM 無題』を発表したbloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)。バンドの頭脳と言われる吉村秀樹は、その曲作りは勿論のこと、彼の言動や生き方、そして容姿といった全てがまさにロックな人かと思います。けれど実際はアートな人でもあるようで、過去のリリースアルバムには、奈良美智、ジミー大西、そして最新作では深井克美を起用しています。
そして今回ご紹介するのはそんなアルバムのひとつ、奈良美智描き下しの作品がジャケットに起用されている『banging the drum』です。発売されたのは2005年4月ということで大分前にはなりますが、今もファンの間では人気の一枚となっております。バンドメンバーはアルバムタイトルを決めた時点で奈良美智への依頼を決めていたそうで、一方依頼された方の奈良美智は、タイトルを伝えただけでイメージ通りの絵を描いてくれたと絶賛しています。
そしてサウンドですが、これはまさにもうジャパニーズロック以外の何ものでもございません。日本オルタナティヴ・ロック界の至宝である彼らのサウンドを聴かずしてロックは語れないとまで言われる彼らのサウンドは、聴いた瞬間、頭の中のもやもやや雑音を全てぬぐい去ってくれることでしょう。
ロックで心の汗を流したいあなたにお勧めの一枚です!
U2『NO LINE ON THE HORIZON』
9日からギャラリー・アット・ラムフロムにて展覧会が始まる杉本博司。その彼の代表作ともいえる海景シリーズの作品の中から『Boden Sea,Uttwil』をアルバムジャケットに使用したU2のアルバムは、杉本博司が彼の作品をCDジャケットに使用することを初めて許可した初のアルバムということで、発売当初かなりの話題となりました。
しかしこのアルバムには序章があって、日本でも多くの人が見たあの歴史的なイベント、2009年1月18日のバラク・オバマアメリカ大統領就任式があったその翌日に突如リリースされたリード・シングル曲『GET ON YOUR BOOTS』によって、それまでのU2とは何かが違うというインパクトを既にアルバム発売前から与えていたのですね。そうしてほどなくして発売されたアルバムのジャケットが杉本博司ですから、これはもう何が何でも買わなきゃ損!ということで、私も即買いですよ、ええ。
さて、今回のジャケットに杉本作品が使われた経緯について、どうやら杉本氏とボノは共通の知人を介して知りあったそうなのですが、ある時杉本氏はその知人にいきなりボノの南仏の家に連れて行かれたそうで、そこであったというエピソードをご本人が、アートママ奮戦記でお馴染みの児島やよいさんによるartgene.(アートジェーン)のインタビューで語っています。正直、「ボノ、世界の杉本にそのお願いは幾ら何でも・・・」と、思わず突っ込みをいれたくなるようなこともあったみたいですが、詳しくはそちらのインタビュー記事をご覧頂くとして、でもその時の事がきっかけで生まれた曲があったり、ボノはその後彼をダブリンの自宅に招いてデモを聴いてもらうなどして、ようやくお許しを得たそうです。
しかもあなた、無償ですよ!? 無償! でもそのかわり杉本氏は、ボノの曲をタダで使っていいということになったようで、それも凄いですよね。
U2のサウンドに関してはもう私がとやかくいえるようなレベルではないので省略しますが、ひとつだけ言ってよければこれを言いたいと思います。
ラリー・マレン・ジュニアが好みのタイプ(はあとっ)。
さあ、この中でまだあなたが持っていないCDがありましたら、是非ラムフロムでGETして下さいね☆ お待ちしておりま〜す!
児島やよいさんのartgene.(アートジェーン)記事はこちらから
- artgene. 過去のインタビュー 現代美術家:杉本博司



中でも、仕事柄ネクタイは冠婚葬祭以外ではきっとしたことがないであろう酒好きの父を持つ私のお勧めは、2位の、お酒と共に贈ると素敵な白い磁器、白山陶器の『ファンシーカップ』シリーズです。これでお父さんに是非、日本酒や焼酎、更にはビールなどのお酒を飲んでもらって頂きたい! これで飲めば絶対に何時ものお酒がより美味しく飲めるはずです(例え1人手酌飲みでも)。
そして特にお勧めしたいのが、右の写真のファンシーカップF。指3本分の凹みがあるタイプなんですが、実際、指をこの凹みにあてて握ってみると、まるで自分の指にあわせて作ってくれたのかと思うぐらい、手にしっくり来るんです。このカップを、片手をくぼみにぴったりつけて持ち、もう片方の手をその上に添えて、冷たーく冷やした日本酒をぐびぐびーっとやったら、本当に幸せな気分になります。
でも、「やっぱりちょっと指のサイズが心配かも」というあなたや、「うちのお父さんの手の大きさは一般的な大きさをはるかに超えている」というあなたには、親指で抑える部分がへこんでいるタイプのファンシーカップCは如何でしょうか(右写真)。こちらなら大概の場合でサイズを気にする必要はありませんし、握った時のしっくり感も、もしかすると3本指タイプよりあるかもしれません(好みもあるかと思いますが)。
カップは飲むための食器ですから、唇に触れた時の触覚というのは、デザイナーにとって最も重要なことです。そしてその次に重要なのが手に持った時の触覚で、最後が見た目の美しさ。森正洋は、それら全ての要素にプラス「持ちやすさ」という今でこそ注目されるようになったユニバーサルデザインまで取り入れ、どの要素をとっても素晴らしいと思える、言えるカップを作り上げました。残念ながら2005年に他界されましたが、彼の名器はこれからも長く愛され続けるであろうことは間違いないと思います。
ん〜。なんて素敵なカップでしょう☆ しかもお値段は1コ1680円(税込み)と、とってもお手頃です。自分の分も一緒に買って行って、お父さんに「たまには一緒に飲もうよ」と言い、お酒と共にプレゼントしたら、更に喜ばれること間違いないですよ☆