新商品:草間彌生書籍「Alice’s Adventures in Wonderland」

LAMMFROMMより、新商品のお知らせです☆ 前衛芸術家の草間彌生がアートワークを手がけたルイス・キャロルの名作「Alice's Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)」がラムフロムに登場です!

新商品:草間彌生「Alice's Adventures in Wonderland」1

ちょっと大人向けのスタイリッシュな草間アリス本はいかが?

不思議の国のアリスと言えば、日本でもお馴染み、誰もが一度は聞いたこと見たこと読んだことがあると思われる、1865年に出版された世界的に有名な児童文学ですよね(Wikipediaによると、一説には聖書の次に読まれている本なのだとか!?)。アリスがここまで世界的に有名になったのは、その物語の素晴らしさもさることながら、物語の中の挿絵の美しさやユニークさもあってのことだと思います。挿絵、つまりアートワークですが、版によって、時代によって、また国によって様々に違う人が描いたアリス本が出版されています。一番有名なのはやはり、初版の挿絵を手がけたジョン・テニエルだと思いますが、現代では、飛び出す絵本で有名なロバート・サブダが最も人気、といったところでしょうか。

だがしかし! 今回出版された草間彌生がアートワークを手がけたアリス本は、そのサブダの人気を脅かすこと間違いなしの一冊となっておりますよ! ページをめくると飛び出す代わりに音が鳴る・・みたいな仕掛けはございませんが、未だかつてこれほどまでにポップ&ちょっとダークでかつスタイリッシュなアリス本を、私は見たことがありません(もしあったらごめんなさいませ)。

ということで、この草間彌生版「不思議の国のアリス」がいかに素晴らしいか、私がつたなく説明するよりも写真で見て頂いた方が分りやすいと思いますので、以下写真でご紹介して参ります☆ ちなみに今回の写真の本は、(ここだけの話)ラムフロムで発売される前にとある場所にて発見し衝動買いしてしまったマイ・アリス本でございます♪

 

新商品:草間彌生「Alice's Adventures in Wonderland」2

↑第一章の1ページ目です。タンポポと黄色のドットの挿絵で、いかにもアリスワールドっぽく、物語が平和的なイメージで始まります。

 

新商品:草間彌生「Alice's Adventures in Wonderland」3

↑4、5ページ目です。実は3ページ目の挿絵で早くもアリスワールドが草間ワールド状態に陥るのですが、それは見てのお楽しみにとっておきまして、こちらのページをご覧下さい。皆さんご存知の「Down, down, down」の言葉に添えられた、落ちたら二度と戻って来れない感ありありの挿絵です。このアリス本、大人にはたまらなくクールですが、お子様にはちょっと刺激が強いかもしれません(苦笑)

 

新商品:草間彌生「Alice's Adventures in Wonderland」4

↑40ページ(左)と45ページ(右)目です。草間彌生がアートワークを手がけたこの「Alice's Adventures in Wonderland」の注目すべきところは、挿絵として使われている草間作品を沢山堪能出来るところというのはその通りなのですが、写真のように、物語の場面にあわせて文章をユニークなデザインで読ませる工夫が至るところにしてあるという、そんな、優れたグラフィックデザイン本としても楽しめるのも注目すべきところのひとつです。文字と水玉の配置のバランスにも唸ったり。。

 

新商品:草間彌生「Alice's Adventures in Wonderland」6

↑46、47ページ目です。草間さんの挿絵だけでなく、本当に、文字もワンダーランドなことになっております。

 

新商品:草間彌生「Alice's Adventures in Wonderland」6

↑66、67ページ目です。水玉をキノコの胞子に見立てているのでしょうか。本当にオシャレなレイアウトで、見る度に思わず唸りたくなります。もしもルイス・キャロルが生きていて、この本を見たら一体どんな感想を述べるのか、とっても気になります。

 

新商品:草間彌生「Alice's Adventures in Wonderland」7

↑160、161ページ目です。正直言いまして、物語の最後の方はもう、アリスワールド的要素は文章以外ナッシングで、ヤヨイワールド一色というようなことになっております。

この本にはこのように、過去の草間彌生作品が挿絵として随所にちりばめられているのですが、ちょっと情報が少なくて定かではないのですが、恐らくということで申しますと、この「Alice's Adventures in Wonderland」の為に草間さんが描き下ろした作品というのは、残念ながらないと思われます。ですが、そのことで逆に、これほどアリスの物語に馴染む作品を過去に草間さんが描いていたという事実に私個人はとても驚きを感じましたし、何よりも、そのことに気づいて?この草間アリス本を作ろうと考えたPenguinbooksの中の人を、私は本当に尊敬します(同じく中の中の人の私とは大違い〜あはは〜)。

ちなみに、この「Alice's Adventures in Wonderland」を見て、「あれ?ハンプティダンプティ出てこなくない?」と、私と同じく思った方、それはこの「Alice's Adventures in Wonderland」の続編である「Through the Looking-Glass, and What Alice Found There(鏡の国のアリス)」と混同しております(笑) 草間さんの鏡の国のアリスも是非見てみたいなあ〜☆

 

最後にこちらをご覧下さい。Penguin Classicsにより製作された、「Alice's Adventures in Wonderland」の紹介Youtube動画です☆
※以下から直接見られない方はこちらからご覧下さい♪ → http://youtu.be/GqbVPfzwQlo

 

ということで、以上、草間彌生の新商品「Alice's Adventures in Wonderland(英語版)」のご紹介でした。こちらの本は、まずはLAMMFROMM 渋谷ヒカリエ ShinQs店にて先行発売となっております。オンラインストアもカミングスーンですので、今少しお待ち下さい♪