![草間彌生 アートワーク 絵本 [ 人魚姫(Little Mermaid 日本語版)]](https://i0.wp.com/www.lammfromm.jp/wp-content/uploads/2020/03/9788792877741_1.jpg?resize=740%2C740&ssl=1)
草間彌生アートワーク絵本「人魚姫(Little Mermaid 日本語版)」がラムフロムに登場です☆
全国全世界の草間彌生ファンの皆さま、アンデルセン童話ファンの皆さま、絵本コレクターの皆さま、そしてラムフロム・ウォッチャーの皆さま、おはこんばにちは。中の中の人@ラムフロム、おとぎ話の原作ストーリーってどれも基本ホラーですよね?、でございます。ストーリー変えまくりすぎな現代版も如何がなものかと思いますが…。
え〜さて、本日は新商品入荷のお知らせ&ご紹介です。デンマークのルイジアナ近代美術館より、草間彌生の『LOVE FOREVER』シリーズが挿絵になったゴージャスな絵本(日本語版)が登場です♪

2016年2月19日から5月15日にかけて、デンマークのルイジアナ近代美術館にて『YAYOI KUSAMA IN INFINITY』が開催されました。そしてその展覧会に続く企画として、2004年から2007年にかけて制作された草間彌生の『LOVE FOREVER』シリーズを採用した、デンマーク人童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセン原作のおとぎ話『人魚姫』が出版されました。
今回ラムフロムに登場したのは、その日本語版になります。ですが、ストーリーは”原作のまま”でございます。つまり、お子様が読むには(特にディ○ニーバージョンしか知らないお子様には)、かなり”強烈な内容”かもしれません。でも大人が読むには色々な意味で面白いと思います。特に王子、ツッコミどころ満載です。何故にアンデルセンはこんな話を書いたのか? 失恋ばかりしてたアンデルセンが自身を投影したストーリーだとか、実はこれは恋愛の話ではなく裕福層と貧困層の格差を書いた社会派ストーリーだとか、まあ色々と言われていますが、何にせよ、検索ワード候補上位に「人魚姫 王子 酷い」って出てくるぐらい”王子ヒドイ”です。詳細は絵本でチェックして頂きたいのですが、この絵本はですね、そんな王子にツッコミを入れつつ、草間さんの作品を見ながらストーリーを読み続けていくと、最後には、海の泡と、涙の雫と、そして草間さんの水玉が一つに繋がって、胸の中を一杯に埋め尽くします。王子はともかく、いえ王子がああだからこそ、心に深く残る感動的なエンディングになっていることは間違いありません。
ということで、草間さんのファンの皆さんには勿論のこと、原作を読んだことがない皆さんにもオススメな「人魚姫」の絵本でございます。

ところで、この「人魚姫」の絵本のデザインを担当したのは、ルイジアナ近代美術館のデザイン責任者であるMarie d’Origny Lübecker(マリー・ドリニ・リューベッカー)さんという方です。絵本のカバーは水玉をあしらったシンプルでスタイリッシュなデザインに、そして中は、物語に沿った草間さんの重厚で圧巻な挿絵をこれでもかというほど楽しめるデザインとなっています。また、物語部分のフォントも特徴的で、大小のフォントを使って文章を書くことで、話の内容に強弱をつけているように感じます。

こちらは絵本の中の1ページです。大きなフォントでシンプルな一文が入っているページでは、草間さんの挿絵で、めくるめく海の中の舞踏会シーンを想像してみましょう♪

こちらは人魚姫と海から人魚姫を見つめる姉妹たち(と思われる)のシーンのページです。姉妹たちが妹の人魚姫に見せている表の表情と、更に奥の深い表情まで描かれているように感じます。どのページの挿絵もこれぐらい奥が深いです。
最後にこちらのお茶目ラブリーなドローイングをご覧ください☆ 左側は絵本の最初のページ、右側は最後のページです。ストーリーを読み終わった後、この絵にホッとさせられます。
え〜ということで、草間彌生アートワーク絵本「人魚姫(Little Mermaid 日本語版)」をぜひラムフロムでチェックしてみて下さい♪
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