ライブレポート!長島有里枝、野村佐紀子、鷹野隆大 写真展「 Missing You 」オープニング

写真展「 Missing You 」@ヒカリエ8/ オープニングレセプション

皆様、今晩は! 中の中の人@ラムフロム、いえ今日は実は、珍しく外の人@ヒカリエ8/(でも会場スタッフとしてではない)でございます☆ わたくし只今写真展のオープニング会場におりまして、、いえ、正確には会場の外におります。この記事が出るのは明日(予定)ですが、オープニングレセプションの様子を出来るだけリアルにお伝えしたいと思いまして、今、会場を斜め右前に見ながら書いてます。目の前では先ほどから、作家さんがお客様と話していらっしゃったり、作家さんが電話をしておられたり、作家さんがカメラを首から下げてふらふら(失礼)してたりしております。少し前にはなんと、野村さんの師匠のアラーキーさんもいらっしゃって、個人的にテンション上がりましたかなり。

実は、今しがた会場の中に入り、(何時も中の中にいるのでなんとなく)目立たないようにこっそり作品を見ていたのですが、作品を見ながら聞こえて来た、「展覧会の内容もさることながら構成が凄く良いね」、と言って下さっていたお客様の声に心の中で思わず感涙してしまいました(本当は手を握ってありがとうございます!と言いたかったですけど、ヘンな人と思われるのでやめておきました)。

個人的な長々とした感想はまた別の機会にお話することにしまして、一言だけ感想を言いますと、「多くの皆さんにとにもかくにも是非見に来て頂きたい!」もうこの一言に尽きます。いや本当に。長島有里枝さん、野村佐紀子さん、そして鷹野隆大さんが一緒に展覧会を行うのは今回が初めてですので、そういった意味でも大変貴重な展覧会ですから、是非皆さんお越し下さい。待ちしております☆

レセプションの模様を写真でご紹介!

さて、ここからは本日のオープニングレセプションで撮影した写真をご紹介します☆(ですが、写真はリサイズ作業が入りますので、ここからの写真紹介の部分は明日作成です。予めご了承下さい)

 

写真展「 Missing You 」@ヒカリエ8/ オープニングレセプション

↑まずは野村佐紀子作品スペースから。皆さん真剣な眼差しで作品鑑賞をされています。実は私も、「これは欲しい!」という作品があったのですが、さてそれは一体どの作品でしょう〜か?

 

写真展「 Missing You 」@ヒカリエ8/ オープニングレセプション

↑写真のモデルさんが来て下さいました! が、なんと作家の喜多村みかさんです! 皆さん、どの作品のモデルさんになっているか分りますでしょうか?(喜多村さんの立ち位置的にバレバレでしょうか。笑)

 

写真展「 Missing You 」@ヒカリエ8/ オープニングレセプション

↑野村佐紀子さんです! お隣に一緒に写っているのは、野村さんのお知り合いで、現在、写真展「 Missing You 」のお隣で開催中の「40人のハチ公トートバッグ展」に出品されている作家さんとのこと。写真展にお越しの際は是非こちらもチェックしてみて下さい。可愛いバッグが沢山ありましたよ☆

 

写真展「 Missing You 」@ヒカリエ8/ オープニングレセプション

↑お次は長島有里枝作品スペースです。長島さんの作品の中で、今回私が一番気に入ったのは左側の作品です。光の入り方が本当に美しい作品なんです♪

 

写真展「 Missing You 」オープニングレセプション

↑作家の三田村光土里さんと長島さんが一緒にお話されてます! 一体どんなお話をされているんでしょうか。。興味津々です(笑)

 

写真展「 Missing You 」@ヒカリエ8/ オープニングレセプション

↑最後は、鷹野隆大作品スペースです。最初、女の私がじっと作品を見つめるのはちょっと恥ずかしかったのですが、数分後には我を忘れてまじまじと見てしまっていました。見終わった後も残像が脳裏に残っているとでもいいますか、焼き付いたといいますか。。

 

写真展「 Missing You 」@ヒカリエ8/ オープニングレセプション

↑なんとヴィヴィアン佐藤さんがお越し下さいました! ヴィヴィアンさん、「40人のハチ公トートバッグ展」に出品されているそうです☆

 

写真展「 Missing You 」@ヒカリエ8/ オープニングレセプション

↑最後の写真を飾るのは鷹野さんです! ここでこっそり白状しますが、先ほど会場で鷹野さんと偶然目があってしまい、緊張のあまり何を話して良いのか分らず、結果感想になっていない感想(記憶に残りますとかなんとか)を口走ったのはこの私です。鷹野さん、申し訳ございませんでした(汗) ちなみに、鷹野さんと目が合ってしまった理由は恐らく、私の服装が偶然にも鷹野さんとほぼ同じ(というかまるでペアルック)黒シャツ&ジーンズだったから?と、今勝手に思っています。ボスを含めて他の人たちは誰も気づかなかったようですが。。

写真展「 Missing You 」は10月15日まで!

え〜さて、再び本日に戻りまして、現在、写真展会場には続々と人が集まっており、なんだかとっても賑やかになって来ております。長島有里枝さん、野村佐紀子さん、鷹野隆大さんの人気ぶりが、会場からちょっと離れたここから見ていても手に取るように分ります。

個人的に思うことですが、写真は客観的に見た時と主観的に見た時とでは全然感じることが違います(まあアート鑑賞とは全てにおいてそういうものかもですが)。そして、今回の写真展はまさにその、「客観的」と「主観的」のスイッチを切り換えながら見てみると、本当に楽しめます。いえ、楽しめました自分は。写真家と被写体、自分と被写体、自分が被写体、写真家と自分などなど、そんなふうに考えながら見てみると、「ヌード(はだか、裸体)」というテーマの写真にこれまでちょっぴり距離を置いていた自分が残念に思えました。以前鷹野作品を見た知人が、「顔が映っていないと被写体が自分に思えて来る作品がある」と言っていたことも強く思い出したりもして、「ああそういうことか!」と、今更ながら実感もしました。

ちなみに、私はここまでヌードヌードと書きましたが、長島さんの作品は植物がテーマの作品です。ですが、長島さんは人、家族をテーマにした写真を長く撮っていらっしゃっる作家さんなので、その部分を意識しつつ見て行くと、今回の展覧会全体のテーマ「 Missing You 」が自ずと浮かび上がって来るかと思います。

 

なお、会場では3人の作家さんの作品集やアートグッズも販売しております。現在ラムフロムのお店では未販売のものが多数ありますので、写真展にお越しの際は是非チェックして見て下さいね☆

写真展「 Missing You 」オープニングレセプション

 

え〜ということで、今日限定で外の人@ヒカリエ8/のライブレポート、そろそろお別れの時間です。感想は一言、とかなんとか最初に書いておきながら最後に大分書いてしまいましたが、是非皆さん、写真展「 Missing You 」に来て、「客観的」と「主観的」のスイッチを切り換えながら作品を楽しんでみて下さい。展覧会は10月15日(月)まで開催しております♪ 皆様のお越しをお待ちしております!

以上、長島有里枝、野村佐紀子、鷹野隆大 写真展「 Missing You 」オープニング会場より、ライブレポートでした〜☆

 

写真展「 Missing You 」@hikarie 8/:出品作家紹介3 − 野村佐紀子 −

10月5日(金)から渋谷ヒカリエ8/ CUBE 1, 2, 3にて開催する、長島有里枝、野村佐紀子、鷹野隆大 写真展「 Missing You 」の出品作家を紹介する最終日の本日は、野村佐紀子をピックアップします。

純粋な写真への愛情により生まれる濃密な作品

ラムフロム写真展「 Missing You 」@hikarie 8/ 野村佐紀子出品↑写真展出品作品

九州産業大学芸術学部写真学科卒業して一年間東京のスタジオで働いた後、アラーキーこと荒木経惟の個展へ自身の作品を持って赴いたことから、その後荒木氏のアシスタントとなり、現在も彼の唯一の愛弟子と言われる写真家の野村佐紀子(のむらさきこ)。大学の時に先輩から「男性ヌードを撮ってこい」と言われたのをきっかけに、以降男性ヌードをメインに、女性ヌードや風景作品を撮り続け、現在ではヨーロッパやアジアでも高い評価を受けています。

ラムフロム写真展「 Missing You 」@hikarie 8/ 野村佐紀子出品↑写真展出品作品

野村佐紀子のモノクロのヌード作品を見ていると、写真を通して写真家と被写体の二人関係を見ているのではなく、あたかも写真家の体を通して被写体を見ているかのような、そんな感覚に陥ります。その感覚は、時に狭く濃密な空間にいるようで、時に映画館や劇場のような広い空間にいるようで、でもどちらからも外の雑音は流れてこない。代わりに、湿度の高い空気が流れていて、それが被写体ではなく自分の身だけにゆっくりまとわりついて来るような、そんな感覚です。私にとって野村佐紀子という写真家は、その作品を見れば見るほど、まるで深みにはまるかのごとく引きつけられていく写真家です。

皆さんにとってはどうでしょうか?

ラムフロム写真展「 Missing You 」@hikarie 8/ 野村佐紀子出品↑写真展出品作品

ラムフロムでの展覧会は今回が初となる野村佐紀子。男性ヌード作品が多い彼女ですが、本展覧会では未発表作品を含め、女性と風景の写真を展示します。デビュー以来、被写体との出会いを大切にし、カメラや撮ることに対する純粋な愛情だけで作品を作り続けて来たと言っても過言ではない、そんな彼女の作品を今回の展覧会で是非ご覧頂きたいと思います。そして、彼女の写真への愛情を知って欲しい、そして感じて頂きたいと思います。

野村作品のファンの皆さん、写真ファンの皆さん、この機会に是非お越し下さい。

写真展「 Missing You 」@hikarie 8/:作家紹介2 − 長島有里枝 −

10月5日(金)から渋谷ヒカリエ8/ CUBE 1, 2, 3にて開催する、長島有里枝、野村佐紀子、鷹野隆大 写真展「 Missing You 」の出品作家を紹介する2日目の本日は、長島有里枝(ながしまゆりえ)をピックアップします。

家族から繋がるSWISSへ・・

長島有里枝作品集:家族↑長島有里枝作品集「家族」

武蔵野美術大学在学中の若干20歳で自身の家族のヌード作品で衝撃的なデビューを飾り、「アーバナート#2展パルコ賞」を受賞し、写真家として注目を浴びた長島有里枝は、90年代、女性写真家やガーリーフォトと呼ばれたムーブメントの先駆けとも言われ、家族など、身近な存在や風景を客観的に切り取る作風で、1990年代の写真界に大きな影響を与えました。エディトリアルやアートの世界から常に注目され、2001年には『PASTIME PARADISE』で第26回木村伊兵衛写真賞も受賞しています。

長島有里枝作品集:家族より↑長島有里枝作品集「家族」より

2007年からは、それまで家族をテーマに撮り続けていた長島は、他界した祖父の家から見つかったという、約25年前に祖母が撮影した花の写真にヒントを得て、草花などを撮るようになります。GALLERY at lammfrommでは、2007年から2008年にかけて、長島有里枝個展『a box named flower』を開催しました。2007年の夏に、長島有里枝が今も古い城郭や教会を昔のまま残っている、スイスのヌシャテル湖の畔、エスタヴェイエ・ ル・ラックとういう村に、3週間ほど親子で滞在し撮影した作品を展示したこの展覧会では、長島有里枝としては初めてとも言える「花」がテーマでした。

 

最近では執筆にも力を入れており、2009年には初のエッセイ集「背中の記憶(講談社刊)」を出版し、2010年の第23回三島由紀夫賞候補作になるなど、年々新たな才能を開花している長島有里枝の今後から目が離せません。

本展覧会の長島有里枝作品について

近年植物を新たな視点で見つめるシリーズを発表している長島有里枝は、本展覧会にて写真集『SWISS』の収録作品を中心に展示します。

写真集『SWISS』は、『a box named flower』展にて発表された作品を含めた花々の写真に、文章を長島氏の日記に手を加えた文章を添えたものですが、今回の展覧会では文章は登場しません。既に作品集をご覧になった皆さんも多いかと思いますが、実は『SWISS』は、納められている写真と長島氏の日記に手を加えたという文章には関連性は全くないのだそうです。ということで、今回の展覧会では既に作品集をご覧になった皆さんも、写真だけを見ることで新たな発見や驚きがに出会えるかもしれません。是非、実際に見に来て確かめてみて下さいね。

ラムフロム写真展「 Missing You 」@hikarie 8/ − 長島有里枝出品作品↑写真展出品作品

 

ラムフロム写真展「 Missing You 」@hikarie 8/ − 長島有里枝出品作品↑写真展出品作品

 

ラムフロムで販売中の長島有里枝書籍及びアートグッズ

ラムフロムでは現在、長島有里枝とラムフロムがコラボした、親子で楽しめるオリジナルアートTシャツシリーズや、詩人の谷郁雄とのコラボレーション詩写真集など、好評販売中です。

 

長島有里枝アートグッズ「どんぐりころころ Tシャツ」

こちらは、左肩に触れた優しい手とその手からこぼれ落ちたとんぐりという、どこかノスタルジーを感じるデザインが人気の長島有里枝アートグッズ「どんぐりころころ Tシャツ」です。色は写真のイエロー以外にも、ホワイトとアッシュがあります。キッズ用サイズもありますので、親子お揃いで来て楽しむことが出来ます。

 

長島有里枝アートグッズ「オールスター Tシャツ」

こちらは、フォトグラファーの長島有里枝が描いた貴重なドーローイングをモチーフにデザインされた、長島有里枝アートグッズ「オールスター Tシャツ」です。色は写真のネイビーとキャメル、そして杢グレーがあり、「どんぐりころころ Tシャツ」同様、こちらもキッズサイズがございます。

 

長島有里枝書籍及びアートグッズは、LAMMFRFOMM 渋谷ヒカリエ ShinQs店及び、ラムフロム・オンラインストア、またはAmazonにてお買い求め頂けます。

写真展「 Missing You 」@hikarie 8/:作家紹介1 − 鷹野隆大 −

2012年10月5日(金)より開催の、長島有里枝、野村佐紀子、鷹野隆大 写真展「 Missing You 」は、渋谷ヒカリエ 8/ でLAMMFRFOMMが初めて開催する展覧会です。ラムフロムが2012年4月に渋谷ヒカリエ ShinQsに移転する以前、渋谷区上原店で営業していたlammfromm The Concept Store(ラムフロム・ザ・コンセプトストア)の併設ギャラリー「GALLERY at lammfromm(ギャラリー・アット・ラムフロム)」では、現代アーティストの個展を多数開催していました。今年ラムフロムがShinQsへ移転したのをきっかけに、ラムフロムを知ったという皆さんにそのことはあまり知られていないと思います。

そこで、本日より3回に分けまして、今回ヒカリエで開催する写真展の出品作家一人一人にスポットをあて、過去の展覧会情報なども盛り込みながら、日替わりでご紹介して行きたいと思います。初日の本日は、鷹野隆大(たかのりゅうだい)です。

ジェンダーを問う作品から何気ない風景写真まで

ラムフロム写真展@hikarie 8/  鷹野隆大出品作品↑写真展出品作品

早稲田大学政経学部を卒業後、独学で写真を学び、写真集『IN MY ROOM』で2006年第31回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家の鷹野隆大は、むき出しの身体のパーツをテレビモニターに次々と映し出す映像作品シリーズ『電動ぱらぱら』や、1988年から毎日欠かさず撮り続けている『毎日写真』など、主に男性ヌード写真を通してジェンダーやセクシュアリティを問い、他者との関係性を問い直すような作品を発表し、注目を集めてきました。

しかし、鷹野作品はそういったものだけには留まらず、2001年から2010年にかけ、どこにでもある日常の風景を撮りためたという写真をまとめた作品集「カスババ」も昨年刊行されています。人物を写した作品と風景写真には、一瞬繋がりを見いだせないように感じても、次の瞬間に両者には確かに同じ、鷹野隆大の視線を感じることが出来ます。

個人的に、写真を見る時に何時も思うこととして、写真家と被写体との距離は時に写真家によって意図的に変えられるため、同じでないことが多々ありますが、写真家のその視線だけは、テーマや被写体が何であれほぼ変わらない気がします。そしてそれこそが、見る者を引きつけて止まないその写真家の大きな魅力の一つだと考えます。皆さんはどう思われますでしょうか? 現在ラムフロムでは鷹野隆大作品集「カスババ」は取り扱っておりませんが、興味がある方は是非チェックして、ラムフロムで販売中の鷹野隆大作品集と比べてみて下さいね。

GALLERY at lammfrommにて開催された鷹野隆大個展

GALLERY at lammfrommでは、過去に2回鷹野隆大個展を開催しました。2007年開催の『毎日写真』と2009年開催の『男の乗り方』です。

鷹野隆大個展『毎日写真(2007年)』より

こちらの写真は、2007年10月にGALLERY at lammfrommにて開催された個展『毎日写真』の出品作品です。1988年から毎日欠かさず撮り続けている写真作品を多数展示したこの展覧会は、作家の日常への視線や制作の姿勢を垣間みることが出来た展覧会でした。会期中に行われた、鷹野隆大x会田誠トークイベント「総理に聞く・・・(仮)」も大盛況でした。

 

鷹野隆大個展『男の乗り方(2009年)』より

↑こちらは2009年にGALLERY at lammfrommにて開催された鷹野隆大個展『男の乗り方』の際の展示風景です。本展覧会では、2005年に制作をスタートし、2007年にツァイト・フォト・サロンで発表した『「男の乗り方』シリーズ及びシリーズの新作が展示されました。またこの展覧会期間中には、鷹野隆大×長島有里枝トークイベント「スナップ、ヌード、男と女」が行われ好評を博しました。

なお、GALLERY at lammfromm Onlineでは現在、鷹野隆大個展『男の乗り方』に出品された作品をお買い求め頂くことが出来ますので、この機会に是非チェックして見て下さい。

本展覧会の鷹野隆大作品について

そして、今回が3回目となるの鷹野隆大の個展は、同じく写真家の長島有里枝、野村佐紀子との共同展になります。写真展「 Missing You 」で展示される鷹野作品は、代表作『男の乗りかた』から未発表の新作まで、シリーズを横断した展示となります。

 

ラムフロム写真展@hikarie 8/  鷹野隆大出品作品↑写真展出品作品

今年の1月から2月にかけて行われた鷹野隆大個展『モノクロ写真』で、鷹野氏は、今回の個展が何故モノクロ写真でなければなからかったのかというその理由について、2011年が自身にとって「長く困惑した時間」の年だったからと語っていました。今回の展覧会において、そんな彼の作品が3.11の前と後でどう変化し、またどう変化していないのか、是非皆さん自身で確かめてみて下さいね。

 

ラムフロム写真展@hikarie 8/  鷹野隆大出品作品↑写真展出品作品

 

現在ラムフロムで販売中の鷹野隆大作品集及びアートグッズ

ラムフロム 渋谷ヒカリエ ShinQs店及びラムフロム・オンラインストアでは現在、希少な鷹野隆大のサイン入り限定作品集やラムフロムオリジナルの鷹野隆大アートグッズを好評販売中です。

 

鷹野隆大作品集「How to contact a man 男の乗り方」

限定1000部の、鷹野隆大直筆サインとエディションナンバー入り作品集「How to contact a man 男の乗り方」は、ラムフロムで開催された鷹野隆大個展『男の乗り方』にあわせて刊行された作品集で、ラムフロムでは今なお高い人気を誇っています。モデルと写真家という、レンズを通して対峙する二人の距離感が、時間をかけて、少しずつ近づいたそのときに生まれる一瞬の空気感までもが見事に伝わって来る、そんな写真集です。

 

鷹野隆大作品集「ぱらぱら まりあ/としひさ」と「ぱらぱら ソフトクリーム/歯磨き」

こちらは、限定1000部、シリアルナンバー入りの(サインなし)、鷹野隆大の作品集「ぱらぱら まりあ/としひさ」(左側)と、「ぱらぱら ソフトクリーム/歯磨き」(右側)です。むき出しの身体のパーツが次々と映し出される映像作品「電動ぱらぱら」の書籍版です。

 

ラムフロムオリジナル鷹野隆大アートグッズ「ぱらぱらクッション」

こちらは、映像作品シリーズ『電動ぱらぱら』に発想を得て、アーティストユニット「ザ・ビークル」とコラボレートした、ラムフロムオリジナルの鷹野隆大アートグッズ「ぱらぱらクッション」シリーズです。しっとりとしたセクシャルな魅力とクールさをあわせもった、アートなクッションは、ハイセンスな大人のお部屋に飾って欲しいインテリアグッズです。
 

鷹野隆大作品集及びアートグッズは、LAMMFRFOMM 渋谷ヒカリエ ShinQs店及び、ラムフロム・オンラインストア、またはAmazonにてお買い求め頂けます。

【展覧会のご案内】長島有里枝、野村佐紀子、鷹野隆大 写真展「 Missing You 」

LAMMFRFOMMより、展覧会のお知らせです。10月5日より渋谷ヒカリエ 8/にて、長島有里枝、野村佐紀子、鷹野隆大 写真展「 Missing You 」を開催致します。

  • 会期 : 2012年10月5日 – 2012年10月15日
  • 時間 : 11:00 – 20:00
  • 場所 : ヒカリエ8/ CUBE 1, 2, 3
  • 料金 : 入場無料
  • 主催 : LAMMFROMM、ワーカホリックス株式会社
  • 協力 : SCAI THE BATHHOUSE、Yumiko Chiba Associates
  • ディレクション : 児島やよい
  • ヒカリエHPはこちら

※追加情報(10/4):展覧会の期間中、長島有里枝、野村佐紀子、鷹野隆大の作品集及びポストカードを展覧会会場にて販売致します。この機会に是非お買い求め下さい(以下は主な商品です)。

【鷹野隆大】作品集:カスババ、男の乗り方など|グッズ:クッション
【長島有里枝】作品集:SWISS、家族など|グッズ: Tシャツ
【野村佐紀子】作品集:黒闇、夜間飛行、061823:36など|グッズ:ポストカード、シーツ

長島有里枝、野村佐紀子、鷹野隆大 写真展「 Missing You 」の開催にあたって(児島やよい/キュレーター)

私たちがそれぞれ抱える「Missing You」-会いたい人、この手に取り戻したいもの、あるいは、今、目の前にいるけれど、いつかは会えなくなる人、見えなくなるもの。日々、この瞬間、何かを、誰かを失っている。

欠落したものを埋めるために、人は写真を撮り、失われてゆくものを残そうとするのだろうか。3.11によって失われたものはあまりにも大きい。無力感に苛まれるような報道の中で、被災した人たちの多くが、大切な写真をなくしたことは、かかえた喪失感をいっそう深くするものだった。みつかった泥だらけの、膨大な数の写真を修復するボランティアの人たち、その中から家族や友人知人を捜す人たち。その姿から、日常の中であたりまえに接している写真の意味を、改めて突きつけられたような気がした。

家族の関係を見つめ続け、近年は植物を新たな視点で見つめるシリーズを発表している長島有里枝。写真集『SWISS』の収録作品を中心に展示する。男性も女性も、風景も街も、その存在、その湿度を深い闇と光に浮かび上がらせる野村佐紀子。今回は未発表作品を含め、女性と風景の写真を展示する。そして、人間の関係をセクシャリティからたぐりよせて暴こうとする鷹野隆大。代表作「男の乗りかた」から未発表の新作まで、シリーズを横断した作品展示となる。

気鋭の3人の写真家による作品に、さまざまな記憶と感情を呼び覚まされる。あなたの「Missing You」と重なるだろうか。ぜひ、会場で向かい合ってみてください。

児島やよい/キュレーター

出品作家プロフィール(アルファベット順)

■長島有里枝 Nagashima, Yurie

長島有里枝作品

1973年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業、California Institute of the Arts修了。1995年、初の写真集『empty white room』(リトルモア)で注目される。2000年、『PASTIME PARADISE』(マドラ出版)で第26回木村伊兵衛写真賞受賞。2009年出版のエッセイ集『背中の記憶』(講談社)で三島由紀夫賞候補、および講談社エッセイ賞を受賞。2010年写真集『SWISS』(赤々舎)。

■野村佐紀子 Nomura, Sakiko

野村佐紀子

1967年山口県下関市生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業。1991年より荒木経惟に師事、写真家としての活動を始める。20年間で100回近くの写真展を開催。『裸ノ時間』(平凡社)『愛ノ時間』(BPM)『tsukuyomi』『近藤良平』(match and company)『夜間飛行』『黒闇』などの写真集がある。

■鷹野隆大 Takano, Ryudai

鷹野隆大

1963年福井県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。独学で写真を撮り始める。1994年に初個展、1998年より「毎日写真」を開始。2001年「手探りのキッス」展(東京都写真美術館)に出品。2006年、写真集『In My Room』(蒼窮舎)で第31回木村伊兵衛写真賞を受賞。国内外の展覧会に幅広く出品している。主な写真集に2009年『男の乗り方』(Akio Nagasawa Publishing)、2011年『カスババ』(大和プレス)。2010年、鈴木理策、松江泰治、倉石信乃、清水穣とともに『写真分離派宣言』を行い、同名の書籍を出版(青幻舎)。