【現代アーティスト・映画監督】ジュリアン・シュナーベル プロフィール/グッズ関連情報

現代アーティスト・映画監督 ジュリアン・シュナーベル(Julian Schnabel)のプロフィール&グッズ関連情報ページです。

【ジュリアン・シュナーベルについて】

1951年生まれのジュリアン・シュナーベル(Julian Schnabel)は、1980年代の新表現主義(Neo Expressionism)の中核をなす画家と言われ、その一方で、映画監督や脚本家としても活躍している、才能あふれるマルチなアーティストです。

彼と交流のあったアーティスト、ジャン・ミッシェル・バスキアの伝記映画『バスキア(Basquiat/1996年)』は有名ですが、他にも、ヴェネチア国際映画祭審査委員グランプリ受賞作品『夜になるまえに(Before Night Falls/2002年)』や、第60回カンヌ国際映画祭監督賞及び第65回ゴールデングローブ賞監督賞を受賞した『The Diving Bell and the Butterfly(潜水服は蝶の夢を見る/ジョニー・デップ主演/2006年)』などがあります。

最近では、ジャーナリストのルーラ・ジブリールの自伝をもとに製作された(本人が脚本も手がけている)映画、「スラムドッグ$ミリオネア」で一躍注目を浴びたフリーダ・ピント主演の「ミラル(2011年夏公開)」が話題となっています。

【作品について】

大学卒業後、暫く下積みが続いていたシュナーベルが注目されるようになったのは、彼が1977年に出会ったメアリー・ブーン(Mary Boone)という、当時まだ二十代だった画商によるプロデュースのお陰でした。シュナーベルの、陶器の皿を割ってそれをキャンパスに貼付けてモチーフを描いて行くという新しい表現方法は、彼女のお陰で丁度その時期停滞気味だったアート業界で一躍注目されるようになり、1980年代の新表現主義(Neo Expressionism)の中核をなす画家にまで上り詰めます。

主な作品としては、彼を一躍有名にしたという巨大な自画像や、砕けた白い陶器の皿が張り巡らされたキャンバスの上に、剣を振り上げた裸体の男性が描かれている作品『剣を持った青いヌード(1979年)』、青い花瓶に生けられたヒマワリが描かれた作品『無題(花瓶)』などが上げられます。「絶望」から生まれたというこの表現方法を用いて生み出された数々の作品は、それでもどこか、生きる証のような力強いパワーを感じます。

【ジュリアン・シュナーベル グッズ】

ラムフロムでは現在、アーティストを援助するアメリカのNPO団体「Art Production Fund(アート・プロダクション基金)」が行っているWOWプロジェクト(Works on Whatever Project)から生まれたジュリアン・シュナーベルのビーチタオルや、illyとのコラボアイテムを販売中です。(※illy 商品は完売しました)

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■主な経歴・受賞歴・展覧会歴

●経歴

  1. 1951年:ニューヨーク、ブルックリン生まれ
  2. 1965年:テキサスのブラウンズビルへ移住
  3. 1969年-73年:ヒューストン大学(テキサス)にてB.F.A取得
  4. 1973-74年:ホイットニー美術館の Independent Study に参加。現在は、ニューヨークを拠点に活動中

●受賞暦

  • 2008年:John Moores賞

●個展

  • 2006年:Julian Schnabel – Amor Misericordioso(McClain Gallery/アメリカ・ヒューストン)、Basquiat-Schnabel “Works on Paper”(F2 Gallery/中国・北京)
  • 2005年:JULIAN SCHNABEL ? Pintura del Siglo XXIRobilant & Voena(イギリス・ロンドン)、Julian Schnabel: Selected Paintings(L&M Arts/アメリカ・ニューヨーク)、ON FORM AND FIGURE(Newzones/カナダ・カルガリー)
  • 2004年:Julian Schnabel: Sculpture(L&M Arts/アメリカ・ニューヨーク)、Julian Schnabel. New Paintings(Galleria Cardi/イタリア・ミラノ)