ラムフロム・クリスマス特集2011:聖夜に眺めたい杉本博司作品

(お久しぶりの)GALLERY at lammfromm Onlineより、本日は、クリスマスをご自宅で過ごす予定の方に特にお勧めの作品をご紹介致します。

ちなみに今回ご紹介する3作品は全て、ラムフロム・ザ・コンセプトストアのギャラリースペース、GALLERY at lammfrommにて開催された杉本博司版画展『3 Lithographs』に際して、杉本氏本人が厳選した版画作品で、勿論全てサイン入り、杉本氏指定の額装付きという、大変貴重な作品なので、この機会に是非チェックして見て下さい。

Church of the Light

杉本博司作品:Church of the Lightまずは、今や日本を代表する世界的建築家である安藤忠雄(あんどうただお)が手掛けた光の教会(大阪府茨木市)を被写体とした『Church of the Light』をご紹介致します。

こちらの作品は、杉本博司が1997年から制作を始めた『建築』シリーズ作品の中の1つで、無限倍という焦点距離を設定した旧式大型カメラで撮影されたモダニズム建築を既知の芸術作品を新たな視点で捉えなおすという新鮮な驚きがある作品です。

教会という「厳かな祈りの場所」のイメージがぼんやりと映し出された光の十字架を通して浮かび上がって来るようなこの作品は、特にこのクリスマスのシーズンにお部屋に飾ることで、クリスマスムードも盛り上がること間違いない作品です。そしてクリスマス当日はこの作品を眺めながら、大切な人たちと穏やかな聖なる時間を過ごせば、きっと思い出深い素敵な日になることでしょう。

Barragan House

杉本博司作品:Barragan House次の作品は、『Church of the Light』と同じく、『建築』シリーズ作品の中の1つで、世界遺産登録されているバラガン邸(メキシコシティ)を被写体とした『Barragan House』です。

旧式大型カメラで撮影されたこちらの作品は、ぼんやりとした画の中に、無音の世界を思わせる空間の中に浮かび上がるバラガン邸のフラットな存在感を感じられる作品です。モチーフ自体はクリスマスと関連性はありませんが、この、暗闇の中浮かび上がるようなイメージが、『Church of the Light』と似た雰囲気(同じシリーズ作品だけあって)の作品として、こちらも、クリスマスにお勧めしたい作品です。

Guggenheim Museum, New York

杉本博司作品:Guggenheim Museum, New York最後にご紹介するのは、フランク・ロイド・ライト設計のグッゲンハイム美術館(ニューヨーク)を被写体とした『Guggenheim Museum, New York』です。こちらも杉本博司が1997年から制作を開始した『建築』シリーズの中の作品の1つで、『Barragan House』よりも更に建築物を抽象化したような作品となっております。時間・場所・文化、そして歴史を通して、物事の本質を追求する独自の視点で制作されたコンセプチュアルな写真作品を作り続けている杉本博司ですが、今回お勧めする作品の中でもこの作品がもっとも、「建築」シリーズ作品についての想像力をかき立てられる作品ではないかと思います。聖夜の夜、静かに作品を眺めながら、杉本博司の世界に浸るのも良いですね。

 

杉本博司作品の詳細は、現代アート作品を気軽に通販で購入出来る、ギャラリー・アット・ラムフロム・オンライン内の以下のページにてご覧頂けます。また、作品を直接ご覧になりたい方は、リアルギャラリーへ直接お問い合わせ下さい。