アート界の過激なイギリス紳士”ギルバート&ジョージ(Gilbert and George)”のアートプレート

ギルバート&ジョージ 限定アートプレート

イギリス紳士イメージを根底から覆す!? イギリス現代アート界を代表する過激なおじ様ユニット「ギルバート&ジョージ(Gilbert and George)」のレアものアートプレートのご紹介です☆

ギルバート&ジョージファンの皆様、ブリティッシュアート好きの皆様、絵皿コレクターの皆様、スーツ萌えの皆様、おじさま好きの皆様、そしてラムフロム・ウォッチャーの皆様、おはこんばにちは。中の中の人@ラムフロム、イギリスもアートもスーツもおじさまも大好物!、でございます。

え〜さて、前回のトピで、子供の頃から憧れていたイギリス紳士とお会いできたという話をしましたが、その感動がまだ冷めやらない為、今回もイギリス紳士繋がりでアートグッズをご紹介したいと思います。でも今回はちょっと、一般的なイギリス紳士のイメージを覆すようなおじさま達のアートグッズです♪

ギルバート&ジョージとは?

ギルバート&ジョージ(Gilbert and George)
右側がギルバート・プロッシュ。左側がジョージ・パサモア

「ギルバート&ジョージ(Gilbert and George)」は、ギルバート・プロッシュとジョージ・パサモアの2人でアート活動を行なっている現代アーティストユニット(この呼び方が正しいどうかちょっと微妙なのですが)です。ちなみに、イギリスを代表する世界的アーティストとして有名なお二人ですが、実はギルバートさんはイタリア人だったりします。

ギルバート&ジョージは、イギリス人的イメージを表現するという理由で、常にスーツ姿で作家活動を行なっています。ですが、「リヴィング・スカルプチュア(Living Sculpture)」という、形のみならず生きて行うこと全てが彫刻であるというコンセプトをテーマに掲げた彼らが行うパフォーマンスや制作する作品はとっても過剰で過激でして、「Art for all」をスローガンに掲げる彼らの”反エリート主義”的なこれらの作品は、一般的に認知されているイギリス紳士イメージを根底から覆すものばかりです。まあスーツの色からしてそうですよね…。ちなみに彼らの作品に対する個人的な印象としては、悪戯っ子達が大人の格好をして子供っぽい悪戯をしまくっている、そんな印象です(笑)

そんなわけで、彼らの作品(や言動)はこれまで度々国内外で大きな物議を醸していようなのですが、その一方で国内外で高評価を受けており、1986年にはイギリスでもっとも権威ある賞の一つである「ターナー賞」を受賞していますし、2017年にはロンドンの王立芸術アカデミーの会員に選出もされ、イギリスの大御所アーティストの地位を確立しています。作品には紳士なイメージナッシングですが、ご本人達はきっと素晴らしい紳士なんだと思います(思いたい)。日本ではこれまで彼らの大規模個展は開催されていないようですが、いつかやってやってもらえたら嬉しいです。

ギルバート&ジョージ アートプレート シリーズ

え〜前置きが長くなりましが、ここからが本日の本題です。ラムフロム・オンラインストアでは現在、ギルバート&ジョージのアートプレートを販売しています。フランスはリモージュ製の限定数量モノです。デザインタイプは4タイプあり、各デザインごと27cmと21cmのサイズがあります。ちなみに、先ほど彼らの作品は過剰で過激と書きましたが、このプレートシリーズは以外にもお上品と言いますか、安心して飾れるポップアートなプレートシリーズとなっております(笑)

ギルバート&ジョージ プレート [Flight]

ギルバート&ジョージ プレート [ Flight ]

まずはこちらから。ギルバート&ジョージの作品『Flight』をモチーフにデザインされたプレートです。元の作品は横長長方形の作品で、お皿の下の方にゴロゴロしている頭が作品だともっとゴロゴロしています。そしてギルバート&ジョージの二人の後ろには、更に酒瓶やお酒が空になったグラスがびっしり並んでおり、彼らが指差している空には酔っ払い集団と3つの月が浮かんでいます。要するに、”酔っ払い”がテーマの作品ですね。これはあくまで個人的な解釈ですが、これぞパブ文化の国、イギリス的な作品かなと。日本でブリティッシュパブを経営している皆様にぜひお店に飾って頂きたいプレートでございます♪

ギルバート&ジョージ プレート [Light Headed] 

ギルバート&ジョージ プレート [ Light Headed ]

こちらのプレートのモチーフは、『Light Headed』という作品です。”Light Headed”とは、「頭がクラクラする」とか「意識朦朧とする」というような意味で、横長の元作品の右側端っこにこの文字が入っています。また、二人の頭の後ろにちょっと斜めった船がいることから、”船酔い”がテーマなのかなと思いますが、”Light Headed”は酔っ払い状態の時も使いますので、酔っ払って船酔いみたいにクラクラふわふわしてる?のかもしれません。更に言うと、作品の中の二人の頭は”Headed”に掛けて?いるのかどうかも気になります…。想像力を掻き立てられるプレートです。

ギルバート&ジョージ プレート [Winter Flowers] 

ギルバート&ジョージ プレート [ Winter Flowerse ]

三つ目は『Winter Flowers』という作品をモチーフにしたプレートです。元の作品は正方形で、そちらでは右上のジョージさんも花と一体化しているのが見られます。

さて、ここまで三種類のプレートをご紹介して来ましたが、三種類のプレートのモチーフとなっている作品には共通点があります。どんな共通点かと言いますと、それは、「原色とモノトーンというカラーの組合せ」にプラス「グリッドライン」です。特にグリッドラインは、それによって作品があたかもステンドグラスのように見えて、それが彼らの作品の大きな特徴となっています。このことから、彼らのアートプレートをデザイン違いで並べて飾っても、そこには統一感があり、とってもポップなアートディスプレイになりますので、ぜひ試して頂きたいです☆

ギルバート&ジョージ プレート [One]

ギルバート&ジョージ プレート [One]

最後のプレートは、『One』という題名の作品をモチーフにしたプレートです。こちらも元の作品は正方形です。モノクロの林の中(木に高さがないようなので森ではなく林かなと)で二人が片手ガッツポーズをしているのですが、良く見るとお互いの体が密接している側の腕がなく、体がくっついている感じにになっています。このことから、「二人で一人」と言うことで、”One”なのかな?と、勝手に解釈しております。あと、そのこととは別に、赤いスーツでガッツポーズの二人の姿を見ると、なんだか元気が湧いてきて、なんだか好きです。

え〜、以上、ということで、本日は「ギルバート&ジョージ アートプレート」シリーズのご紹介でした☆ いかがでしたでしょうか♪ ラムフロム・オンラインストアでこの他にもレアものアートプレートを取り扱っておりますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね☆