【新商品】ゴッホ グッズ コレクターの皆様ご注目! LOQI ミュージアムコレクションより新作トートバッグ登場です☆

ゴッホ トートバッグ from LOQI ミュージアムコレクション

春のゴッホ トートバッグ祭り?! ラムフロム HINKA RINKA 銀座店&オンラインストアに「LOQI ミュージアムコレクション」の新作トートが登場です♪

ゴッホファンの皆様、ポスト印象派ファンの皆様、LOQIトートコレクターの皆様、そろそろ歓送迎会の季節なのでプチプレゼント用アイテムをお探しの皆様、そしてラムフロム・ウォッチャーの皆様、おはこんばにちは。中の中の人@ラムフロム、LOQIトートは美術史の勉強にもなりますよ、でございます。

え〜さて、本日は新商品のご紹介です。ラムフロムでも人気のエコなトートバッグブランド「LOQI」のミュージアムコレクションに新作トート(6種類)が登場です☆ しかもそのうちの4種類がなんとゴッホ作品がモチーフで、さしずめ春のゴッホ祭りでございます。

フィンセント・ファン・ゴッホとは

日本でも大人気のゴッホなので、ご紹介するまでもないような気がしますが、一応少しだけご紹介しますと、「フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)」は、1853年生まれの「ポスト印象派」の画家です。もともと画家を目指していた訳ではなく、勤め先から解雇されたり、教師の仕事を自らやめたり、聖職者になろうとしてダメだったりしています。しかも駄目になる度に父親や弟のテオ(テオドロス・ファン・ゴッホ)から仕送させたり、実家やテオのところに転がり込だりしていて、かなりの困ったさんだったのでした。(この辺りの詳細をウィキペディアをよく読むと眉間にシワが寄ってきます) しかし、そうこうしながら彼はいつしか絵を描き始めます。けれども結局生前は画家として大きな成功を収めることはできず、人間関係も家族関係も恋愛関係も友情関係もうまくいかず、皆さんご存知の通り、 1890年に自ら命を経ってしまいます。人ごとながら、ここまで書いて気分がどんよりしてしまいました。でもゴッホの作品が大きく注目され始めるのは、これも皆さんご存知の通り、彼の死後でした。ではどうやって彼の作品が注目を集めるようになったのか? この続きは(訳あって)また後ほど。

ゴッホ トートバッグ [ひまわり] 

フィンセント・ファン・ゴッホ トートバッグ [ひまわり]

それではここから、本日の本題である、LOQIの新作ゴッホトートををご紹介して参ります♪

まずはこちらの、ゴッホの作品『ひまわり(Sunflowers)』をモチーフにしたトートです。実は今回登場したトートのいくつかは、裏と表でデザインが違っており、こちらもそのうちの一つです。↑写真のように、右側のトートがインパクトあるひまわりがプリントされている表側で、左側の方は、何の作品かがちょっと不明なのですが、別の作品をモチーフにワンカラーでプリントされています。今はまだ2月ですが、すでに春のような陽気の日が続いており、夏もかなり早く来そうな気がしますので、今のうちにこの真夏のようなひまわりトートをゲットしておきましょう。撥水加工されているので、水着を入れても大丈夫ですよ!(水着の話は早すぎ?)

ゴッホ トートバッグ [Self-Portrait with Straw Hat]

フィンセント・ファン・ゴッホ トートバッグ [Self-Portrait with Straw Hat]

お次はこちら。ゴッホの自画像作品『Self-Portrait with Straw Hat,1887』をモチーフにしたトートです。こちらも表(写真右側)と裏(写真左側)でデザインが異なります。ゴッホは生前自画像を多数描いており、以下のトートは、以前発売された(今も販売中です)ゴッホの自画像トートでございます。

フィンセント・ファン・ゴッホ トートバッグ [自画像]

こちらがもう一つのゴッホ自画像トートで、ゴッホの『Self Portrait with Grey Felt Hat,1887(グレーのフェルト帽の自画像)』をモチーフしたタイプです。

今回登場したゴッホ自画像トートの自画像も、こちらの自画像トートの自画像も、同じ1887年に絵描かれています。調べたところ、こちらの青々としたゴッホトートのモチーフである『グレーのフェルト帽の自画像』は、1886年から87年の冬の作品となっており、新作の方は1887年の夏の作品でした。実はこの青々としたゴッホトートは、実際の作品よりもかなり青みが強くプリントされていまして、全体的には元作品ほど冬っぽさを感じません。ですが実際の作品はもっと暗い感じでかなり冬っぽく、それは描かれた時期が冬だったせいもあるかと思いますが、ゴッホはこの時期、女性関係も兄弟関係も知人関係もトラブっていたようなので、そのあたりの精神状態も影響していたのかもしれません。(あくまで個人的な想像です) ですがこの年の春ごろからは、印象派・新印象派や日本の浮世絵の影響を受てか、ゴッホは作品に明るい色彩を取り入れるようなり、新作ゴッホ自画像トートのモチーフとなっている夏に描かれた自画像もかなり明るい感じに仕上がっていて、こちらの元作品の色合いはLOQIトートのプリントと大きく違いません。ぜひ冬用、夏用に、両方のトートゲットして、元作品と見比べて見てもらえたらと思います♪ 

ゴッホ トートバッグ [農婦のいる古い葡萄畑]

フィンセント・ファン・ゴッホ トートバッグ [農婦のいる古い葡萄畑]

こちらはゴッホの作品『Old Vineyard with Peasant Woman,1890(農婦のいる古い葡萄畑)』(右側)と『Landscape with Houses, 1890』(左側)をモチーフにしたトートです。

1890年は、生前に唯一売れたと言われているゴッホの作品『赤い葡萄畑』が売れた年なのですが、彼はその5ヶ月後の7月に死去しています。LOQIトートのモチーフ作品の詳細を探してみたのですが、ゴッホ美術館所有ということ以外分かりませんでした。。ということで、あまりメジャーな作品ではないのかもしれないのですが、ゴッホ美術館のウェブサイトで作品を確認したところ、どちらも鉛筆で描いた線画くっきりはっきりしており、なのでもしかすると、どちらも未完成の作品なのかもしれません。(違ってたらすみません)

謎めいた?ゴッホ作品をモチーフにしたトートバッグ。こちらもぜひチェックしてみて下さい☆

ゴッホ トートバッグ [花咲くアーモンドの木の枝]

最後はこちら。こちらも1890年(の2月)に描かれた作品『花咲くアーモンドの木の枝(Almond Blossom)』をモチーフにした新作ゴッホトートでございます。(このトートは裏も同じ作品が使われています。)

『花咲くアーモンドの木の枝』は、ゴッホの弟で彼の最大の理解者(というか被害者?)であった「テオ」に長男(ゴッホにとっては甥)が生まれた時に、そのお祝いで描いた作品です。少し話がそれますが、ゴッホ美術館が去年の秋に、ゴッホの写真と思われていた有名な写真が実は弟の「テオ」の写真だったこと発表をしてアート界に衝撃が走ったというニュースがありましたが、そのゴッホ美術館の設立に尽力したのが、実はその甥の「フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ」だったのです。(え、フィンセント??)

ということで、冒頭の「フィンセント・ファン・ゴッホとは」の続きです。ゴッホの死後に彼の作品を世に知らしめる為に尽力したのは誰?と聞かれたら、勿論彼の弟で画商だったテオでしょ?と、ゴッホ通以外誰もがそう思うと思います。現にわたくしがそうでした。ところが! 実はテオは、兄であるゴッホの死がショック過ぎて、なんとその数ヶ月後に精神病院で亡くなってしまいます。あれだけ振り回されたお兄さんだったのに!?(詳しくはウィキペディアをお読み下さい) しかしそんなわけで、ゴッホの作品や遺品はテオの妻(名家のお嬢様)「ヨハンナ・ファン・ゴッホ=ボンゲル」が管理することとなり、それを後に母から引き継いで、オランダ政府やアムステルダム市の協力を得て、ゴッホ財団、そして美術館を設立したのが、甥のフィンセントだったのです。

ゴッホ&ゴーギャン トートバッグ

気づいたらいつにも増して長文になってしまっていました。しかも今日はLOQI新作トートのご紹介のはずが、(ウィキペディアのゴッホページがあまりにドラマチック過ぎて)ゴッホその人の紹介みたいになってしまいました…。なので、LOQIのゴッホトート、最後にもうちょっとだけご紹介させて下さい。

今回ラムフロムに登場しましたLOQIのゴッホトートは4種類ですが、ラムフロムではこの他のゴッホトートも販売しておりまして、それが↑写真の、左下を除く、3タイプです。こちらもぜひ合わせてチェックしてみて下さいね☆(左下のトートはゴッホとの繋がりが深いあの方の作品です。さて、一体誰でしょーか?)

え〜ということで、以上、ここまでお読み頂きましてありがとうございました。本日は「LOQI ミュージアムコレクション」シリーズより、新作ゴッホトートのご紹介でした♪ 今日はゴッホ自身についてフリーダムに書いちゃいましたが、勿論わたくしもですね、今や世界中の人々が認めているように、彼の残した作品については疑いようもなく素晴らしいと思っております。ということで、ぜひラムフロム HINKA RINKA 銀座店&オンラインストアでチェックしてみて下さいね☆

(※文中のゴッホに関する記述はウィキペディアを参照にしております。もし史実と異なる部分がございましたら申し訳ございません。予め謝罪いたします)