現在青森県立美術館にて開催中の『奈良美智: The Beginning Place ここから』展に行って来たラムフロムスタッフによる「青森アート旅行日記」を3回に分けてお送りします☆
目次
奈良美智ファンの皆様、そしてラムフロム・ウォッチャーの皆様、おはこんばにちわ。中の中の人@ラムフロム、みんなに内緒で奈良さんの展覧会を見に行って後で自慢しようと思ってたら、その数日前に渋谷店スタッフが行ってました…、でございます。
え〜そんな訳で、冒頭の写真はですね、渋谷店スタッフから届いたとっても綺麗な青森県立美術館と雪と青空の下の”あおもり犬”と”森の子”写真でございます(私もこういう写真が撮りたかった..)。ということで、今週はいつものアートグッズ紹介をお休みしまして、現在青森県立美術館で開催中の奈良美智展『奈良美智: The Beginning Place ここから』に行ってきました”中の中の人@ラムフロム 青森アートの旅日記”をお送りします。現在展覧会を見に行こうか迷いに迷っている、または現在青森行きを計画中の奈良美智ファンの皆様のご参考になれば幸いです☆
※記事を読む時間:いつも以上に長いです。
【1】青森アートの旅日記(一泊二日)のスケジュール
さて、最初にですね、今回青森に行くことになった経緯と実際の旅行スケジュールについてちょこっとお話ししておきたいと思います(青森アートの旅日記なので)。
まず経緯ですが、今回の青森旅行は奈良さんファンの友人のお陰で叶いました。
実は私は、青森県立美術館で展覧会が始まって以降、”展覧会は見たいけど、青森ちょっと遠いんだよね…”とか、”交通機関とか分からなくてちょっと不安だし(自他共に認める方向音痴)、車は運転できないし(ペーパーなので)”とか、”もし行くなら青森観光も楽しみたいけど、一人で観光もな〜っていうか、一泊二日で行けるところは限られるしな…”とか、色々ネガティブな理由を思い浮かべては行くのを迷いまくっていました。
ところがそこに、かつて一緒に、愛知県の豊田市美術館で開催された『奈良美智 for better or worse』展を日帰りで見に行った友人が、”青森行きたいんだけど〜”と連絡をくれまして、”え?じゃあ行っちゃう?”となり、急遽「青森アート女子旅」が決定しました。(友よ、ありがとう)
そしてそこから、一泊二日でスケジュールを考え始めたわけですが、その青森旅行のスケジュールを考えるにあたり参考にしたのが、奈良さんがNHK青森のインタビューで言っていた、
『青森は温泉もあるし食べ物も美味しいし・・省略・・鼻が凍るようななか、バスとかタクシーから降りて歩いてきて、このアプローチから展覧会を味わってほしい』
という言葉です。参考にしたというか、それをそのままスケジュール化しました。具体的には以下の感じです。
【一日目】8時台の新幹線で新青森駅へ→11時半頃に新青森駅に到着→タクシーで青森県立美術館へ→展覧会鑑賞→市営バスで青森駅へ→一旦ホテルへ→青森駅周辺観光→青森郷土料理堪能→青森駅側の温泉銭湯へ→ホテル戻り
【二日目】市営バスで三内丸山遺跡へ→無料ボランティアガイドツアーに参加→徒歩で青森県立美術館へ→展覧会鑑賞(二度目)→シャトル・ルートバス「ねぶたん号」で新青森駅へ→4時台の新幹線で東京駅へ→8時ちょい過ぎ東京駅到着
Note : 新幹線の到着時間がバスの時間と合わなかった為に利用した、新青森駅から青森県立美術館までのタクシー代は1450円(現金)でした。また「市営バス」とシャトル・ルートバス「ねぶたん号」は、どちらも美術館前のバス停に留まりますが、どちらも便数が少ないのと、市営バスは新青森駅には留まりませんので、バスで移動する場合は事前確認必須です。
【2】いざ青森へ!青森県立美術館へ!
お待たせしました。ここからは実際の「青森アートの旅日記」をスライド写真てんこ盛りでお送りして行きますよ♪
※左右にある矢印をクリック、または写真のスワイプすると次の写真に移動します
「青森アートの旅」の初日、朝の東京はちょっと雲がある快晴で、気持ちの良い旅の始まりでした♪ ところが約三時間後、新青森駅に到着すると・・
すっかり雨模様のお天気でした。実は前日の青森市の天気予報は「豪雨」となってまして、”雪でなく雨? しかも大雨じゃなく豪雨?!”と、かなり身構えていたのですが、いざ到着してみると、時折突風&大雨の時間がありつつも、思ったほど降っていなかったのでホッとしました。(そもそも駅からタクシーで来たので、雨の中歩いたのはものの数分ですが。苦笑)
そしていよいよやって来ました、写真では何度も見ていた青森県立美術館の入口にある『奈良美智: The Beginning Place ここから』の案内板と、その奥にある白く美しい美術館の建物に感激しながら美術館の方へ歩いていくと、建物の入口で大きな展覧会バナーが迎えてくれました。ちょっぴり期待していた雪の中の青森県立美術館は見られませんでしたが、ずっと来たかった場所に来れた感動は大きかったです♪
【3】『奈良美智: The Beginning Place ここから』展
ここからは展覧会で見た作品(の一部)をご紹介します♪(場内は撮影可となっています)
まずは渋谷店スタッフによる、会場内の大きさがよくわかる、美術館地下の展覧会会場内の写真です。場内はどこもとても天井が高く、広々としていて、それだけでもとても雰囲気がある空間なのですが、そんな空間をうまく生かして展示されている奈良さんの作品は、目を凝らしてみなければならない程の小さな作品から、頭を後ろにそらして見上げなければならない程の大きな作品まで、この美術館ならではの雰囲気を十二分に感じながら鑑賞出来ました。
次のスライド写真は、私が気になった作品達(ごく一部)です。
まず、一枚目写真の”燃えている家の作品シリーズ?”は、(ぶっちゃけ)故郷と呼べる場所がない私にとっては、いつも色々と想像を掻き立てられる作品達です。あとロック好きの奈良さんらしい作品だとも、個人的に思ったりしました。
二枚目の写真は、「なんとなく大人になるんだ」で実際に大人になり、今は「なんとなく大人」をしている自分にぴったりな、まさにツボな作品で、気に入っちゃいました。
そして三枚目は、これぞ展覧会でしか見ることが出来ない、立体作品の横顔や後ろ姿の写真です。奈良さんの絵は勿論大好きなのですが、展覧会を見た後、何故かいつも長い余韻が残っているのは、立体作品の方だったりします。生で見ないと感じられない迫力と臨場感の余韻を、自分が思った以上に感じているのかもしれません。
【4】あおもり犬と森の子ちゃん!会いに来たよ!
さて、『奈良美智: The Beginning Place ここから』展を一通り見て回ったところで、まだ終わりではありません。今回の展覧会では、美術館に常設展示されている奈良さんの作品も併せて見ることが出来ます。今回は写真を載せていませんが、ラムフロムでもお馴染みの作品や、奈良美智ファンなら知らない人はほぼいないであろう「あおもり犬」と「森の子」を間近で見ることができます♪
だがしかし、残念ながら、あおもり犬の真下まで行ける通路はなんと、渋谷店スタッフが行ったその日から”雪シーズンイン”で閉鎖となってしまい、あおもり犬は館内からガラス越しにしか見ることしか出来なくなってしまいました…残念すぎる…。しかも、実は私が行ったこの日は前日からの雨で雪は完全に消えていた為、代わりに期待していた”雪の中のあおもり犬”も見られず、色々と残念すぎる…と思ってしまったのは、正直なところです。(ボスに自慢された写真みたいに、私もあおもり犬の真下から自撮りしたかった..)
だがしかし!(2回目)「森の子(Miss Forest)」には間近で会えました!
青森県立美術館の館内は、案内所や展覧会会場などがあるエリア(ロッカーもこちら側です)と、ミュージアムショップとカフェレストランがあるエリアに分かれているのですが、「森の子」ちゃんは後者のエリアの方にあります。壁に書かれている案内に従って行くと、一旦建物の外に出るのですが、出てすぐの所に、「森の子」ちゃんの為に特別に作られた「八角堂」という小さなお堂があって、中の階段を登って行くと会えます。ただ、お堂は筒状の狭い空間になっているので、これからの季節は、もしかすると雪の中に埋まってしまって会えない?かもですが、これから展覧会に行く予定の方は、ぜひ「森の子」ちゃんにも会いに行ってみて下さい♪
え〜ということで、「青森アートの旅日記(その1)」はここまでです☆ 忍耐強く最後までお読み下さってありがとうございました! 次回「青森アートの旅日記(その2)」は、「青森駅周辺観光&吹雪の中で三内丸山遺跡ツアー編」ですよ〜♪