新商品:ルイーズ・ブルジョア SPIDER トートバック

前回は「新色の奈良美智Tシャツと新作のルイーズ・ブルジョアTシャツ」というトピックスで、新商品のSPIDER Tシャツをご紹介しましたが、本日はそのTシャツとお揃いの、SPIDER トートバッグをご紹介します。

六本木ヒルズに行ったことがある人は、森タワー前のパブリックエリアに佇む、高さ10メートルの巨大な蜘蛛のオブジェを目にしたことがあると思います。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、これは森美術館の初代館長、デヴィッド・エリオットが監修した、現代アーティスト、ルイーズ・ブルジョア(Louise Bourgeois)の「ママン」という作品です。本日ご紹介するこのバッグはこのルイーズ・ブルジョアの作品をプリントしたトートバッグです。

前回のトピックスでは「秋のラムフロム的コーディネート」がテーマだったので触れませんでしたが、まだルイーズ・ブルジョアをあまり知らない方の為に、今回ちょっとだけ説明しますと、ルイーズ・ブルジョア(1911年12月25日〜2010年5月31日)は、フランスのパリ出身の現代アーティストですが、その名が知られるようになったのは、彼女が72歳の時に開催されたニューヨーク近代美術館(MoMA)での個展からという、かなり遅咲きの彫刻家です。そして現在六本木ヒルズにあるあの蜘蛛のブロンズ像は、1990年代から彼女が制作を始めた巨大蜘蛛のブロンズ像シリーズ『ママン』のうちのひとつで、その他、ロンドンのテートモダンやニューヨークのゲッゲンハイム美術館等、世界各地にこのシリーズ作品が展示されています。

ルイーズ・ブルジョア SPIDER トートバックということで、蜘蛛がモチーフの作品が多いルイーズ・ブルジョアなのですが、ここで話しをトートバッグに戻しますと、彫刻家のブルジョアのドローイングを目にする機会は意外に少ないと思いますが、そのオリジナルドローイングを使った、しかもロサンジェルス現代美術館(MOCA)のロゴ入りトートバッグは、Tシャツとともにかなり珍しいアイテムと言えるでしょう。

また、ドローイングのモチーフはお馴染みの蜘蛛ですが、なんと顔が人間、つまり人面蜘蛛です。ルイーズ・ブルジョアが蜘蛛にこだわったのは、蜘蛛が彼女の母親のイメージと重なるという理由からだそうですが、とするならば、これは彼女のお母さんの似顔絵? かどうかは、今ちょっと資料が手元にないため分りません。すいません。ごめんなさい。

いずれにしても、イメージ的にはパンクバンド大好きっぽい人に思われるかもしれない、そんな感じのバッグだと思います。ですからもしこのバッグでピアノのお稽古に行った日には、ピアノの先生にはちょっと引かれるかもしれません。彫刻教室に行ったなら、一目置かれる存在になれるかもしれません。何せルイーズ・ブルジョアですから。でもパンクバンドのライブにこのバッグとお揃いのTシャツで行ったなら・・・特に目立たないと思います。

もちろんパンク好きじゃなくても「目立つの大好き!」という方にも是非持ってもらいたいこのトートバッグ。写真を見て頂くと分るかと思いますが、結構大きなサイズでしかも本体の色が真っ白なバッグなので(バッグ内には結構色々入りそうなサイドポケットもついています)、プリント部分はかなり目を引きます。しかも一目で人面蜘蛛と分ります。

なかなか個性的なアートグッズなので好みは分かれるところですが、ちょっとでも気になったら、ラムフロムのオンラインストアまたは、渋谷のリアルストアでチェックして見て下さいね。