【美術家】山口藍 プロフィール/グッズ関連情報

【ラムフロムオリジナル】山口藍 グッズ

現代美術作家 山口藍(やまぐちあい/Ai Yamaguchi)のプロフィール&グッズ関連情報ページです。

【山口藍について】

現代アーティストの山口藍(やまぐちあい)は、江戸時代に吉原の側で隠れ商売をしている『とうげのお茶や』という遊郭で遊女として暮らす10歳前後の幼い少女たちの生活をシリーズで描き、その愛らしさとエロティシズムが同居する独特の世界が人気の現代美術家です。時代考証を基に細密に設定を施された作品は、そこに生きる少女たちの日常を物語性豊かに描き出し、見るものをその世界に引き込んでいきます。

山口藍は、1999年に女子美術大学芸術学部工芸科(織専攻)を卒業後、ninyu works(ニニュワークス)というユニットを結成して本格的な活動を始めます。2000年から現在に至まで、ほぼ毎年の個展やグループ展を開催している山口ですが、その活動は当初から日本だけに留まらず、2002年には早くもアメリカのロサンジェルスとニューヨークで個展を開催し、話題を呼びます。

また2003年には、山口藍と化粧品ブランドのSHU UEMURAがコラボレーションした『シュウウエムラ・クレンジングオイル・リミテッドエディション』が発売され、こちらも当時話題となりました。

その他の山口藍の話題として、海外にもファンが多い山口藍ですが、山口の熱烈なファンだという韓国の人気俳優、チェ・ガンヒ(ドラマ『クァンキ』や『酒の国』で人気を博した俳優)と、2008年にアメリカのロサンゼルスで開催された個展『花は野にあるように( Roberts & Tlton)』にて対面、その様子が『ガンヒの6つの中毒』という番組で放送されたというエピソードもあります。

【作品について】

日本の伝統的な美術に独自の解釈を加えた「遊女として暮らす幼い少女たち」という、テーマだけを聞けば色の無い暗く重いイメージの作品を連想しがちですが、実際の作品は鮮やかな色に溢れ、愛らしい少女達からは内なる強さが滲み出ています。 また、厚みを持たせたふとんキャンバスや、板、貝殻など独特の立体的な支持体に描くという独自のスタイルや、古語や造語を用いた作品タイトルも、山口が注目されている所以と言えるでしょう。独自の世界を確立させて以降、一貫してその世界を描き続けている山口藍の作品たちは、まるでストーリーテラーのごとく、私たちに語りかけてくれます。

ギャラリー・アット・ラムフロム(GALLERY at lammfromm)では、2010年9月に山口藍のこれまでの活動の集大成といえる初の作品集『ほがらほがら』を記念した山口藍の個展『山口藍 版画』展を開催し、好評を博しました。この展覧会では新作の版画作品以外にも、実際に使用することが出来る作品『香炉』や、パート・ド・ヴェールという技法で作られたガラスを用いたシェードのマルチプル作品『照明』なども展示され、注目を集めました。

【ラムフロムオリジナル 山口藍グッズ】

ラムフロム・ザ・コンセプトストアでは現在、山口藍が描く愛らしい少女たちの作品をモチーフにデザインされた、山口藍とのコラボレーションから生まれたオリジナルTシャツやクリアファイルを販売しております。

【その他の山口藍グッズ】

またラムフロムでは他にも、浴衣などに使われる「注染」という手彫りの型紙を使用して、防染糊を引いた所に職人が手で染料を注ぐという伝統的な技法で染められている山口藍てぬぐいシリーズや、『とうげのお茶や』に登場する少女達9人それぞれをモチーフにデザインされた山口藍缶バッジ、更に海外の方にも人気の高い山口藍ポストカードシリーズを販売しております。

【ラムフロムオリジナル】山口藍 グッズ

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※既に売り切れの場合もございます。予めご了承下さい。

■主な経歴・受賞歴・展覧会歴

●経歴

  • 1977年:東京生まれ
  • 1995年:女子美術大学芸術学部工芸科(織専攻)入学
  • 1999年:ニニュワークス結成

●個展

  • 2010年:ほがらほがら(ナディッフギャラリー/東京)、きゆ( ミヅマアートギャラリー/東京)、山口藍 版画(GALLERY at lammfromm/東京)
  • 2008年:花は野にあるように( Roberts & Tlton/アメリカ-ロサンゼルス)
  • 2007年:山、はるる(ミヅマアートギャラリー/東京)
  • 2006年:E no e: Pictures of Pictures(GR2/アメリカ-ロサンゼルス)
  • 2004年:おやすみ(Shaheen Modern & Contemporary Art/アメリカ-クリーブランド)、はるのゆくへ( Mizuho Oshiroギャラリー/鹿児島)、花みて暮らす春(NADiff/東京、NADiff bis/宮城)
  • 2003年:すくうとこ( Roberts & Tilton/アメリカ-ロサンゼルス)、花袋(ビューイングルーム・ヨヨギ/ガレージ/東京)
  • 2002年:後朝(ギャラリー・イヴ/東京)、山口藍 個展(Giant Robot Store/アメリカ-ロサンゼルス)、山口藍 個展(Stefan Stux Gallery/アメリカ-ニューヨーク
  • 2001年:おみなえし( NADiff bis/宮城、笑門来福(シブヤ西武美術画廊/東京)
  • 2000年:春に知られぬ花(NADiff/東京)、もこもこの月(NADiff/東京)、 かむろ(サロン粋/石川)

●グループ展

  • 2008年:反主流(Mizuma and One Gallery/中国-北京)
  • 2006年:DO NOT STACK(Roberts & Tilton/アメリカ-ロサンゼルス、2006 グループショー(Mizuho Oshiroギャラリー/鹿児島)、Fiction@Love(Museum of Contemporary Art Shanghai/中国-上海、Singapore Art Museum/シンガポール
  • 2005年:take art collection 2005『美術百貨店』(スパイラルガーデン/東京、Untitled(Roberts & Tilton/アメリカ-ロサンゼルス)、Aランチ(アクシスギャラリーアネックス/東京)
  • 2004年:EYE OF THE NEEDLE(Roberts & Tilton/アメリカ-ロサンゼルス)、Fiction. Love-Ultra New Vision in Contemporary Art(Museum of Contemporary Art Taipei/台湾-台北)、OFFICINA ASIA(Galleria d’Arte Moderna/イタリア-ボローニャ)
  • 2003年:Still Waters(Roberts & Tilton/アメリカ-ロサンゼルス)
  • 2002年:カゲキ・メトニミクス(過激な換喩)(Stefan Stux Gallery/アメリカ-ニューヨーク)