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小沢剛とは(おざわつよし/Tsuyoshi Ozawa)
目次
作家以外の他者(観客や自分以外の作家達など)が参加することによって成り立つというリレーショナル・アート作品を数多く発表している小沢剛は、1990年以降の新たな日本現代美術の潮流に飛び込むようにして現れると、今なおそのまっただ中で活躍している現代美術家です。
10歳の頃からマンガ図書館に通いつめ、中学校2年生の時の自由研究では、岡本一平やのらくろの挿絵まで描いたという『激動!マンガの歴史 大正〜戦前』を作成するほどのマンガ好きだった小沢の夢は漫画家になることだったそう。しかし中学3年生の時にマンガ図書館を卒業、高校で美術部に入部後、通い始めた古本屋で古書や美術書、サブカルチャー本に熱中したり、昭和20〜30年代の生活雑貨にハマったりしながら、高2の時に美大受験を目指して美術予備校に通い始めます。最初の受験は失敗するも、2度目の受験の際に隣の席で試験を受けていた会田誠と運命的な?出会いを果たすのです。
そしてその2回目の受験で、小沢剛は東京藝術大学美術学部絵画油画専攻に見事合格すると、翌年の11月に芸大学生会館で初のグループ展『怒れ!芸術家』を開催。その後、会田誠や加藤豪らと創刊した同人誌『白黒』に小沢の代表作品シリーズの1つである『地蔵建立』を掲載、ここから小沢剛の「地蔵建立の世界旅」が始まります。
大学院に進んだ小沢は、25歳の時にギャラリーKOGOMA(東京)にて初の個展『地蔵建立 小沢剛展1st』を開催します。その翌年再びギャラリーKOGOMA(東京)にて『相談芸術展』を開催しますが、この「他人の意見を取り入れながら描く絵画」という、他者とのコミュニケーションを通して、本来はその作品の主体であるはずのアーティストが自らその独自性を放棄し、その捨てた部分を他者の独自性で補うことで完成するという、それまでのアートの概念からは本来ありえない手法が注目されました。
ちなみに、その後小沢剛が28歳の時に開催した『SODAN ART(Trance x Trance Vision)』は、美術関係者に相談しながら描いた作品を発表した個展ですが、「専門家に相談しても名画が生まれるわけではなかった(小沢剛 同時に答えろYesとNo!展覧会カタログより)」という彼の言葉が印象的です。
初めて作品が売れたのが27歳の時だという小沢剛は、この頃から積極的に演劇的パフォーマンスや路上ゲリラ展を発表し始めます。有名な「なすび画廊」や、会田誠や松蔭浩之、大岩オスカール幸男、曽根裕らとの結成した「昭和40年会」の活動などもこの時期に始まっています。
1996年から1年間、アジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘によりニューヨークに滞在し、帰国後、海外での大規模な巡回展『シティーズ・オブ・ザ・ムーブ』の開催をきっかけに国外での活動が本格化します。そして、架空の絵画様式や歴史を想定して生まれた「醤油画」や、世界各地の現地産野菜で作った銃を持った女性の写真を撮影、その後その野菜で料理を作りみんなで美味しく頂くという作品シリーズ『ベジタブル・ウェポン』、相談芸術シリーズ(相談芸術大学、相談芸術音楽、相談芸術カフェ、相談芸術ホテルなど)など、小沢剛の代表的な作品が次々に発表され、2004年には森美術館にて大規模な回顧展『同時に答えろYesとNo!』も開催されました。
奈良美智や村上隆といった世界的に有名な日本人アーティストたちの次世代を担う現代アーティストの1人として、現在も積極的に作品を発表し続けている小沢剛は、今後も要注目のアーティストです。
ラムフロムの小沢剛グッズ
ラムフロム・ザ・コンセプトストアでは、2004年に森美術館で開催された回顧展『同時に答えろYesとNo!』で行われた、展覧会に訪れた人たちが、東洲斎写楽のポストカードに書かれた「あなたの好きな人の顔を描いて下さい」という指示に従い、そのポストカードの裏に好きな人を思い浮かべながら似顔絵を描いてもらうという世界中巡回している小沢剛のプロジェクト『写楽ワーク』にて描かれた絵を元にデザインされたラムフロムオリジナルの小沢剛Tシャツを制作、現在も好評販売中です。
ホワイトボディにプリントされた、世界中で描かれた愛すべき人たちの似顔絵は、実際に描かれたカラフルな色彩そのままに再現しています。また、Tシャツは大人用と子供用のサイズをご用意しておりますので、是非親子で来て頂きたいラムフロムお勧めのアートなTシャツです。
小沢剛グッズ(商品アイテム)は、渋谷にあるラムフロム・ザ・コンセプトストアのリアルストア及び、現代アートグッズ通販が気軽に出来るオンラインストアにてお買い求め頂けます。
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小沢剛(おざわつよし)プロフィール及び過去の主な展覧会と受賞歴
- ●経歴
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- 1965年:東京生まれ
- 1989年:東京藝術大学美術学部絵画油画専攻卒業
- 1991年:東京藝術大学大学院美術研究科修了
- 1996〜97年:アジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘によりニューヨーク滞在
- ●主な個展
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- 2008年:太宰府天満宮アートプログラム(太宰府天満宮宝物殿企画展示室/福岡)、小沢剛展(高橋コレクション/東京)
- 2007年:ハチミツと極東と美術(オオタファインアーツ/東京)
- 2005年:Korpokkur Talk to you(Yvon Lambert Gallery/パリ)
- 2004年:ワンマングループショー2 岡本四太郎、岡本五太郎、岡本六太郎、小沢剛(オオタファインアーツ/東京)、小沢剛:同時に答えろYesとNo!(森美術館/東京)
- 2002年:小沢剛:わりと最近の仕事(オオタファインアーツ/東京)
- 2000年:常設:小沢剛のジゾウイング(オオタファインアーツ/東京)
- 1999年:醤油画資料館別館(オオタファインアーツ/東京)
- 1998年:ワンマングループショウ 岡本一太郎、岡本二太郎、岡本三太郎、小沢剛の作品展(オオタファインアーツ/東京)、JIZOING and New Nasubi Gallery(Asian Fine Arts Factor/ベルリン)
- 1996年:初期の小沢剛展( オオタファインアーツ/東京)、初期の小沢剛展(モマ・コンテンポラリー/福岡)
- 1995年:JIZOING(青井画廊/大阪)
- 1994年:なすびとJIZO( メモリーズギャラリー/名古屋)
- 1993年:SO-DAN ART(Trance x Trance Vision/東京)
- 1992年:JIZONG(青井画廊/大阪)、JIZONG(細見画廊/東京)
- ●主なグループ展
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- 2009年:Fact and Fiction – UBSアートコレクションの最近作より(広東美術館、広州)、The first stop on the super highway[西京人](ナム・ジュン・パイク・アートセンター/ソウル)、越後妻有トリエンナーレ2009(越後妻有/新潟)、水都大阪2009(中之島公園/大阪)、第4回福岡アジア美術トリエンナーレ2009(福岡アジア美術館)、第10回リヨンビエンナーレ(La Sucriére/リヨン)
- 2008-09年:高橋コレクション展:neoteny japan(霧島アートの森/鹿児島、札幌芸術の森/北海道、上野の森美術館/東京)、The Fifth Floor-Ideas Taking Space(テート・リバプール/リバプール)
- 2008年:もうひとつの風景:森アートコレクションより(森美術館/東京)、シェルター×サバイバル -ファンタスティックに生き抜くための『もうひとつの家』-(広島市現代美術館/広島)、TOO EARLY FOR VACATION/ 32nd annual exhibition of visual+ art(リマリック・シティギャラリー・オブ・アート/リマリック、アイルランド)、トムヤム・プラーディック(ジム・トンプソン・アートセンター/バンコック)、Heavy Light: Recent Photography and Video from Japan(国際写真センター/ニューヨーク、ドーム:そのモニュメントをめぐるアーティストの試み(広島市現代美術館)、アートでかけ橋(アサヒビール大山崎山荘美術館/大山崎町内、京都)、西京オリンピック:チェン・シャオション、ギムホンソック、小沢剛[西京人](ボアズ・リー・ギャラリー/北京)、第3回南京トリエンナーレ[西京人](南京美術館/南京)、アカサカアートフラワー 2008(旧赤坂小学校/東京)、金沢アートプラットホーム(尾張町町民文化館/金沢)、プラットフォーム・ソウル 2008[西京人](Kukje Gallery/ソウル)、Moving Horizons: UBSアートコレクション 1960年代から現代(国立美術館/北京)、第13回バングラデシュ・ビエンナーレ(ナショナル・アート・ギャラリー、オスマニ記念ホール、バングラデシュ国立博物館/ダッカ)
- 2002-03年:アンダーコンストラクション:アジア美術の新世代(東京オペラシティアートギャラリー)、緯度が形になるとき:グローバル時代のアート(ウォーカー・アート・センター/ミネアポリス、Fondazione Sandretto Re Rebaudengo/トリノ)、ジャパン・ナウII—篠田太郎と小沢剛(カパセーチ・エンタテイメンツ/リオデジャネイロ)、第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ/ゾーン・オヴ・アージェンシー(アルセナーレ/ヴェネツィア)、希望/HOPE—未来は僕等の手の中(ラフォーレミュージアム原宿/東京)、チェ、クソンウォン+オザワ展(オオタファインアーツ/東京)、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003(越後妻有/新潟)、第8回イスタンブール・ビエンナーレ(アヤ・ソフィア/イスタンブール)、千葉アートネットワーク・プロジェクト(千葉市美術館/いずみ地区、千葉、双重時間—アジア現代美術展(中国美術学院/坑州)、あきまへん(メゾン・フィル・ドゥ・ワゼム/リール、フランス)、コピーの時代—デュシャンからウォーホル、モリムラへ—(滋賀県立近代美術館)、スウェディッシュ・ハーツ(ストックホルム近代美術館/ストックホルム)、ええじゃないか! Yes Future!”(コレクション・ランベール・アン・アヴィニョン/フランス)、ゾーン・オヴ・アージェンシー(Villa Zerbi/レッジョ・カラブリア、イタリア)、Adaptive Behavior(ザ・ニュー・ミュージアム・オヴ・コンテンポラリー・アート/ニューヨーク、NIPPON TIME RECYCLED(イヴォン・ランベール/ニューヨーク)、PORTRAIT(Galeria Leme/サンパウロ)、会田誠・小沢剛・山口晃(大原美術館有隣荘/倉敷)、Pop! Pop! Pop!(ガーナ・アート・センター/ソウル)、Camp (site)(ウォルター・フィリップ・ギャラリー/カナダ)、第二回広州トリエンナーレ(広州美術館/広州)、広東東京 小沢剛+陳劭雄(オオタファインアーツ/東京)、エステとダイエット(ベルガモ近現代美術館/イタリア)、ベルリン−東京/東京−ベルリン(ベルリン新国立美術館)、夏天的暇日:陳劭雄、小沢剛と家族(ユニバーサル・スタジオ/北京)、縄文と現代(青森県立美術館)、直島スタンダード2(直島/香川)、この20年の、20のアート(札幌芸術の森美術館)、Wherever we go(SPAZIO OBERDAN/ミラノ)、All look same?/TUTTTUGUALE? – Art from Japan, China and Korea(Fondazione Sandretto Re Rebaudengo/トリノ)、アジア・パシフィック・トリエンナーレ(クイーンズランド現代美術ギャラリー/ブリスベン、オーストラリア)、第5回深せん国際インクビエンナーレ(何香凝美術館、深せん)、笑い展:現代アートにみる『おかしみ』の事情(森美術館/東京)、IL FAUT RENDRE À CÉZANNE…(コレクション・ランベール/アヴィニョン、フランス)、大和ラヂエーター・ファクトリー Vol.04(大和ラヂエーター・ビューイングルーム/広島)、Thermocline of Art- New Asian Waves(ZKM/カールスルーエ、ドイツ)、ルクセンブルグ2007 TRANS(IENT) CITY Lab 3(Halle Paul Wurth アーバン・ラボ・スペース/ルクセンブルグ)、美麗新世界:当代日本文化[西京人](長征空間/東京画廊、中央美術学院/北京、中国、広東美術館、広州美術学院/広州、中国)、トゥモロー[西京人](アートソンジェセンター、錦胡(クモ)美術館/ソウル)、伝統と現代—墨、単色の世界(旧坂本小学校/東京)
- 2002年:アジアン・ヴァイヴ(カステリョン現代美術スペース(EACC)/スペイン)、新版 日本の美術 伝統のもう一つの継承者たち(山梨県立美術館)、光州ビエンナーレ2002 PAUSE(光州)、スモール・イズ・OK(フリ・アール/フリブール、スイス)
- 2001-02年:ファンタジア(スペースimA/ソウル、遠洋芸術センター/北京)
- 2001年:小沢剛★中山ダイスケ クロスカウンター(岡本太郎美術館/川崎)、パブリック・オファーリング(ロサンゼルス現代美術館)、生きろ(クレラー・ミューラー美術館/オッテルロー、オランダ)、第2回ベルリンビエンナーレ(ベルリン)、ザ・ギャラリー:アンカヴァード(エセックス大学/イギリス)、広島の都市像–〈まち〉を展示する(広島市内各所/広島)、アート・一日小学校-家庭訪問編(ワタリウム美術館/東京)、横浜トリエンナーレ2001(横浜)
- 2000-01年:ランデヴー(コレクション・ランベール/アヴィニョン)、難民の子供たちのための遊び場とおもちゃ(国際赤十字・赤新月社美術館/ジェノヴァ他)、わたしの家はあなたの家、あなたの家はわたしの家(ロダン・ギャラリー/ソウル、東京オペラシティギャラリー/東京)
- 2000年 空き地( 豊田市美術館/愛知)、VOCA展2000 現代美術の展望——新しい平面の作家たち(上野の森美術館/東京)、コンチネンタル・シフト(ルートヴィヒ・フォーラム/アーヘン他)、ダーク・ミラーズ・オブ・ジャパン(デ・アペル/アムステルダム)、ミュージアム・シティ・福岡 2000[外出中](旧御供所小学校/福岡)
- 1999-2000年:GAME OVER(ワタリウム美術館/東京)
- 1999年:ひそやかなラディカリズム(東京都現代美術館)、第1回福岡アジア美術トリエンナーレ 1999(福岡アジア美術館)、Hack the Future! 美術の闖入者たち—秋山祐徳太子&小沢剛(上野の森美術館EXTRA、東宝チェリー/東京)
- 1998-99年:日韓現代美術展 自己と他者の間(目黒区美術館/東京、国立国美術館/大阪、韓国文化芸術振興院美術会館/ソウル)
- 1998年:TAKEOコミュニケーションデザイン 1998 ペーパーショー(スパイラルガーデン/東京)、1998 台北ビエンナーレ/欲望場域(台北市立美術館)、どないやねん!(フランス国立高等美術学校/パリ)
- 1997-99年:シティーズ・オン・ザ・ムーヴ(ゼツェッション館/ウィーン、ボルドー現代美術館、P.S.1コンテンポラリー・アート・センター/ニューヨーク、ルイジアナ近代美術館/デンマーク他)、昭和40年会/東京からの声(ガレリア・メトロポリターナ・デ・バルセロナ/バルセロナ、ACCガレリー・ヴァイマール(ヴァイマール)
- 1997年:ガラ・ベネフィット(ザ・ニュー・ミュージアム・オヴ・コンテンポラリー・アート/ニューヨーク)
- 1996年:Atpic Site “On Camp/Off Base”(ビッグサイト/東京)、再生と記憶(代官山同潤会アパート/東京)、写楽再見(国際交流フォーラム/東京、世界40都市に巡回中、昭和40年会(シナプス画廊/東京)
- 1995年:モルフェ ’95(青山全域/東京)、LITTLE APERTO(ヴェネツィア路上)
- 1994-95年:液晶未来—現代日本写真(フルーツマーケット・ギャラリー/エジンバラ、シャルロッテンボルグ/コペンハーゲン、スパイラルガーデン/東京、新造形美術協会/ベルリン他)
- 1994年:新宿少年アート(歌舞伎町路上/東京)、昭和40年会インなすび画廊(六本木WAVE/東京)、ミュージアムシティ天神(福岡市内各所)
- 1993年:fo(u)rtunes(レントゲン藝術研究所/東京)、ザ・ギンブラート(銀座路上/東京)、写真で語る III(東京芸術大学藝術資料館、陳列館/東京)
- ●主な収蔵先
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- 東京都現代美術館
- 福岡アジア美術館
- 国際交流基金
- ワタリウム美術館(東京)
- 豊田市美術館
- コレクション・ランベール(アヴィニョン)
- 滋賀県立近代美術館
- 広島市現代美術館
- 大原美術館(倉敷)
- クイーンズランド現代美術ギャラリー(ブリスベン)
- 森美術館(東京)
- UBSアートコレクション

