【展覧会リポート】ラムフロムスタッフ、今度はあいちトリエンナーレに行って来たー☆(しかも日帰り)

【展覧会リポート】ラムフロムスタッフ、今度はあいちトリエンナーレに行って来たー☆

全国のアートファンの皆様、ラムフロム・ウォッチャーの皆様、おはこばにちわ☆ ラムフロム ShinQs店店長からまたまたお土産写真が届きました! 我らが店長、なんと今度はあいちトリエンナーレに行って来たそうです。しかも日帰り(えー!?)。店長がこんなにフットワーク軽いとは知りませんでした。。

ということで本日はですね、10月27日(日)閉幕まであと4日ということで、でも今ならまだ間に合うということで、急遽「あいちトリエンナーレ2013レポート」をお送り致します☆ しかも今回のレポートは店長自らがしてくれてます♪ あいちトリエンナーレに行ったという皆さんには「あの感動を再び」的に読んでいただきまして、「今週末駆け込みで行くよ!」という皆さんには是非参考にして頂ければと思います。

それでは参りま〜す☆

一日でも十分見て回れるあいちトリエンナーレ(ちょっと駆け足になりますが)

あいちトリエンナーレ ヤノベケンジ作品

皆さんこんにちは! ラムフロム ShinQs店店長です。今日は日帰りで行ってみました「あいちトリエンナーレ2013」の写真をご紹介します☆

まずはこちらから。張り切って朝の10時に愛知芸術文化センターに行き着いて早々、修学旅行だと思われる学生さんに頼まれてシャッターを押してくださいと言われた、ヤノベケンジさんの『サン・チャイルド』です。放射能防護服『アトムスーツ』のヘルメットを脱ぎ、胸にあるガイガーカウンターはゼロ表示。心にグッとくるものがありました。

 

あいちトリエンナーレ ヤノベケンジ作品

こちらは太陽の礼拝堂です。写真右側の礼拝堂上部にあるステンドグラスはビートたけしさんデザインのステンドグラスで、礼拝堂の中にあるのはヤノベさんのステンドグラスです(写真右側はその部分のアップ写真です)。ここでは、結婚式も行われているんですよね。

ところで、私が今回「あいちトリエンナーレ2013」に行こうと思った理由ですが、そう思ったきっかけは、BSで放送された「たけしアート☆ビート スペシャル 」を見たことでした。番組の中でビートたけしさんの版画を元に教会のステンドグラスを制作する過程や、その他世界的アーティストたちの作品も紹介されていたのを見て、やっぱり行かなきゃって思ったんです。勿論、行って良かったですよ!

 

あいちトリエンナーレ ヤノベケンジ作品

こちらはヤノベさんの『ウルトラ・サン・チャイルド』と『チャーチ・チェアーズ』です。『チャーチ・チェアーズ』は、結婚式の参列者は利用できるようでした。羨ましいです。
 

あいちトリエンナーレ ヤノベケンジ作品

こんな可愛らしいチェアも♪
 

あいちトリエンナーレ THE WE-LOWS

栄エリアから徒歩で移動し長者町へ移動しました。こちらは、ロックバンド「THE HIGH-LOWS/ ザ・ハイロウズ』」と、名古屋名物の和菓子「ういろう」を掛け合わせて命名された「THE WE-LOWS/ザ・ウィロウズ」によるプロジェクト『WE-LOW HOUSE』です。中は撮影禁止なので、入口付近をパシャり☆

 

あいちトリエンナーレ THE WE-LOWS

こちらも同じく入口のところになります。ランチはこの『WE-LOW HOUSE』にある「コシバ食堂」の手作りカレーを頂きました! 美味しかったです!

 

あいちトリエンナーレ

最後の写真は「会期中運行しているベロタクシー」です。歩き疲れて乗せて頂きました。華奢なお姉さんに乗せてもらい少々罪悪感が…予約制なので、先に予約してしまう方が良いかもしれません。

 

金曜日に行ってきたので20時まで見られる作品も多く、写真で行った場所の他にも納屋橋エリアの東陽倉庫テナントビル名古屋市美術館に行きました。駆け足でしたが思ったよりも回れて、1日でもかなり満喫出来ました☆ 東京からも「行こうと思えば行けるんだな」と、しみじみ思いました。足は浮腫みましたけど。。

ということで、以上、写真でお送りする「あいちトリエンナーレ2013」レポートでした☆ 「あいちトリエンナーレ2013」は今週末で終わってしまいますが、お時間ある方は是非行く事をおススメします! また、既に行ったという皆さん、ラムフロム ShinQs店にお越しの際は、よかったら是非感想を聞かせて下さい☆ 皆様のお越しをお待ちしております♪

ラムフロム ShinQs店店長でした☆

〜 レポートここまで 〜

 

GALLERY at lammromm : ヤノベケンジ作品

ということで、本日はラムフロム ShinQs店店長による日帰り「あいちトリエンナーレ2013」レポートをお送りしました☆ いかがでしたでしょうか♪

最後にわたくし、中の中の人@LAMMFROMMから、ヤノベケンジ作品のご紹介です☆ 現在GALLERY at lammfromm online(ギャラリー・アット・ラムフロム・オンライン)では、2007年のヤノベケンジインスタレーション『ファンタスマゴリア』と関連する小作品『小さな小さな太陽』とリトグラフ3種セットを販売しております。「あいちトリエンナーレ2013」のヤノベ作品にもある太陽は、長い間ヤノベさんのモチーフなんですね。よかったら是非チェックしてみて下さいね。こちらもスタッフ一同、皆様のお越しを待ちしております☆

「ヤノベケンジ リトグラフ3種+オブジェ(作品セット)」は、GALLERY at lammfromm onlineの以下の購入ページでお買い求め頂けます。

【今週のおススメアートグッズ】ラムフロムスタッフのアートの旅の必需品(瀬戸内海アートな旅 その2)

【今週のおススメアートグッズ】ラムフロムスタッフのアートの旅の必需品(瀬戸内海の旅 その2)

全国全世界の草間彌生&会田誠ファンの皆様、アートファンの皆様、そしてラムフロムウォッチャーの皆様、おはこんばにちわ。

え〜さて、先日「ラムフロムスタッフ、丸亀市猪熊弦一郎美術館&瀬戸内国際芸術祭2013に行って来ました!」をご紹介しましたが、本日はですね、その続編と言いますか、おまけ写真が届きましたので、それと共に「今週のオススメアートグッズ」をご紹介したいと思います☆

それでは早速参りましょう!

店長お気に入りの男木島の昭和40年会男木学校にて

男木島より昭和40年会男木学校

まずはこちら♪ 現代アートファンなら知らない人はいないであろう、会田誠、有馬純寿、小沢剛、大岩オスカール、パルコキノシタ、松蔭浩之が集いし現代アーティスト集団「昭和40年会」が、瀬戸内国際芸術祭2013の会場の一つである「男木島」で行っているプロジェクトの展示会場(学校だそうです)にて、ラムフロム店長、会田さんの作品『考えない人』を発見しました。

『考えない人』は、会田ファンお馴染みの「おにぎり仮面」に、ロダンの考える人と、弥勒菩薩半跏思惟像を融合させた?作品ということなのですが、私も六本木ヒルズで開催された会田誠展『天才でごめんなさい』でこの作品の大きいバージョンを実際に見ました。もう本当にですね、近くで見ると、いえ、遠くから見てもはっきりと感じる「なんだこれ感(良い意味で)」が半端ないです。

 

男木島より昭和40年会男木学校

写真右側は『考えない人』、左側は、後者の入口か、それとも窓でしょうか、看板?文字の横に「小学校からやりなおせ」と書かれてます。そしてこれを見た時にわたくしがすかさず思ったことは、「自分の場合は生まれる所からやり直さないと意味なしだな」でした。。ちなみに、『考えない人』は私の中での「会田さん本人」のイメージまんまです。

 

会田誠アートグッズ:考えない人クリアファイル&ボールペン

ちなみにこちらは会田誠個展『天才でごめんなさい』公式グッズの、「考えない人」をモチーフにしたクリアファイルと昔懐かしの?フローティングボールペンです。フローティングボールペン、見ていると後からじわじわと来る面白さがたまりません。どちらもラムフロム ShinQs店及びラムフロムのオンラインストアにて好評販売中です♪

 

ところで、この「昭和40年会」がプロジェクトを行っている学校ですが、男木島で唯一の学校で、しかも現在は休校となっているそうです。ところが最近、芸術祭で男木島を訪れた人々の中から島へ移住したいという移住希望者が続々と現れ、来春また再開されるかもしれないんだそうです。住民200人弱、周囲5キロしかない小さな島が現代アートで活気づく。これはほんとに素晴らしいことですね。そして将来的にはこの島から続々世界的現代アーティストが生まれたりなんかして・・現代アートファンとしては期待が膨らみます♪

 

丸亀町には草間さんの新作が!

草間彌生 2013年最新作、初の石の彫刻 「かぼちゃの精」

ここからは草間さんの登場ですよ☆ 現在「大竹伸朗展 ニューニュー」展が開催されている丸亀市猪熊弦一郎美術館もある高松市の商業施設「丸亀町グリーン」に、なんと草間さんの2013年最新作『かぼちゃの精』鎮座していたそうです。しかもこの作品、なんと草間作品初の石の彫刻だとか。穴がぽこぽこと空いている部分は、水玉を表現しているようです。草間ファンの皆さん、高松に行く際は是非こちらもチェックをお忘れなく♪

 

草間彌生 南瓜作品@直島

ラムフロム店長が「何度でも行きたくなる」と言っている、直島にある草間さんのかぼちゃ作品の写真もおまけで頂きました☆ 個人的には赤いカボチャの方が黄色いカボチャよりも迫力を感じます。そう感じるのは、実際には存在しないからでしょうか?

 

草間彌生アートグッズ:かぼちゃ携帯ストラップ

ちなみにこちらは、草間さんの赤い南瓜作品を見ると何時も思い出す、草間彌生アートグッズ「南瓜携帯ストラップ」です。直島の赤いカボチャのような迫力はありませんが、そのかわりにぽってりつるんとした可愛さがあります☆ ラムフロムのロングセラーグッズです♪

 

【今週のおススメアートグッズ】ラムフロムスタッフのアートの旅の必需品:草間バッグ&てぬぐい

最後はラムフロム店長からのコメントと共に、店長の「アートな旅の必需品」をご紹介します☆

今回は台風明けでかなり日差しが強く、「草間彌生バッグ 真夜中に咲く花(白)」の中に入れて持ち歩いていた「かぼちゃ手ぬぐい」を首に巻いてアート鑑賞して来ました。この草間グッズ達が私のアートの旅の必需品です。島では草間さんと大竹さんのTシャツを着ている方、結構いらっしゃいました。そして瀬戸内の方、皆さん笑顔で親切でした。ホスピタリティに溢れていて最近よく聞く「お・も・て・な・し」をすごく感じ、そういったところでもとても癒さ良い旅でした♪

 

ということで皆さん、今後「かぼちゃ手ぬぐい」を首に巻き「草間彌生バッグ 真夜中に咲く花(白)」を持った人を展覧会会場で見かけたら、ラムフロム店長である可能性が約67%ありますので(根拠はありません)、良かったら声をかけて見て下さい♪

え〜ということで、以上、本日は「ラムフロムスタッフのアートの旅の必需品(瀬戸内海の旅 その2)」のご紹介でした☆ いかがでしたでしょうか♪ 本日ご紹介しました草間彌生グッズ&会田誠グッズは、ラムフロム ShinQs店及び、ラムフロム・オンラインストアの以下のページにてお買い求め頂けます☆ スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております!

「こけしっ子ぞうしょく」展を開催中の現代アーティスト・河内かおりさんに突撃メールでインタビュー☆

「こけしっ子ぞうしょく」展を開催中の現代アーティスト・河内かおりさんに突撃メールでインタビュー☆

全国全世界のこけ女(こけし女子)の皆様、こけ男(こけし男子)の皆様、そしてラムフロム・ウォッチャーの皆様、おはこんばにちわ。母が東北出身者なのでこけしは幼い頃から身近にあった中の中の人@LAMMFROMMでございます☆ そして今ふと思ったんですが、ワカメちゃんの髪型(おかっば)って「こけし」由来ですかね?

え〜さて、本日はですね、昨日からラムフロム ShinQs店にて「こけしっ子ぞうしょく」展がスタートしました、現代アーティストの河内かおりさんに「突撃メールでインタビュー☆」をお送り致します♪ 

それでは早速、レッツらゴー☆

「こけしのぞうしょく」は壮大なアート実験?

現代アーティスト・河内かおり個展「こけしっ子ぞうしょく」より

質問1:今回の個展のタイトル「こけしっ子ぞうしょく」の意味を教えてください?

こけしやペインティングに描かれている女の子が、これから先、様々な場所や媒体で増殖して色んなことをしていけたらいいなと思い、タイトルにしました。

質問2:河内さんと「こけし」との最初の出会いはいつでしょうか? またその際に「こけし」についてどう感じたか教えて下さい。

2010年に、居桂誌(こけし)という喫茶店で、卯三郎こけしに出会ったのがこけしをかわいいと思った最初の出来事でした。丸い木の中に可愛さが凝縮されていて、ファンになりました。

 

現代アーティスト・河内かおり個展「こけしっ子ぞうしょく」より

質問3:「こけし」をモチーフにした作品を制作しようと思った「きっかけ」または「理由」をお聞かせ下さい。

こけしはかわいいし、欲しいけれど、家の中でのこけしスペースが確保できないことなどから次々に集めることは出来ないなと思っていました。そんな中、昨年の世田谷ボロ市で、独自のこけしのような物を製作していたおじさんに、サンプルとして絵を描いてくれと頼まれたのがきっかけです。その後喫茶店などでのこけし雑貨制作を経て今回のこけし制作に進化していきました。

 

現代アーティスト・河内かおり個展「こけしっ子ぞうしょく」より

質問4:作品を製作していて一番面白いと感じるのはどういった時ですか? 

アイデアを頭の中で練っている時、効率よく、いい感じに進行できた時、楽しい作品、凄い作品が「出来そうだ!」という事が分かった瞬間、仕上げ段階に集中して作業している時です。

質問5:大変と感じるのはどういった時ですか?

制作が終わるか不安になるときや、制作に時間がさけない日が続いたときです。

 

現代アーティスト・河内かおり個展「こけしっ子ぞうしょく」より

質問6:これまで何体ほど「こけし作品」を制作されたのでしょうか?

こけしは今回を含めて、40本ぐらいだと思います。こけし子ちゃんのドローイングは180枚位あると思います。

質問7:一言でいって「こけし」の魅力とは?

特に伝統こけしになりますが、顔も模様もオリジナリティに溢れていてまるで人間ひとりひとりを見ているような気がします。私はとくにその中でも、素朴さや間抜けな雰囲気のあるものに目がいきます。

 

現代アーティスト・河内かおり個展「こけしっ子ぞうしょく」より

質問8:最近、30代の女性を中心にのこけしがブームということですが、そういったブームについてはどう思われますか?

昔からある文化が無くならず大切に思えるという事はすごくいいと思っています。ブームでこけし文化に色々な変化も起こるのかもしれませんが、その変化がまた面白いと思います。

質問9:「こけし」は最近海外でも人気を集めており、フランス人のアンヌロワ・パロ(Annelore Parot)氏が描いたこけし人形をテーマにした絵本シリーズが英語とドイツ語に翻訳されて人気となっているようです。ところで、河内さんはドイツでも展覧会を行ってますが、日本とドイツでの、作品の印象の違いはどうでしたか?

私がドイツで展示したときはイベントの中での展示だったのですが、同じ作品を日本で展示したときより作品に親しみをもって接してくれていたみたいです。絵と写真ををとっている人もいました。小さい時から身近に美術作品と触れ合っているからなんでしょうか。

 

現代アーティスト・河内かおり個展「こけしっ子ぞうしょく」より

質問10:余談ですが、「マトリョーシカ」のルーツは日本の「こけし」という話しがあるようですが、マトリョーシカはお好きですか?

好きです。ロシアデザインの描かれているマトリョーシカなどかっこいいですし、ロシアのユルい絵も気になります。ロシアに行ってみたいです。

 

現代アーティスト・河内かおり個展「こけしっ子ぞうしょく」より

質問11:最後に、ご自分の「現代アーティスト・河内かおり」セルフイメージを教えて下さい。

頭の中でこけしっ子などが増殖していてにぎやかな、育児中の兼業主婦です。

〜 インタビューここまで 〜

 

プロダクトデザイナーの柳宗理の父であり「民藝運動の父」として有名な柳宗悦は、「民藝とは何か(講談社学術文庫)」の中で、少量しか作ることの出来ない高価な芸術品よりも、日常生活に根ざし、数も多く作れる手工藝品(手作りの民藝品)の中にこそ「真の美の基準」があると語っています。手工藝品は、手作りだからこそ現れやすいその土地の伝統や民族的特色を何よりも明確に持っており、故にそれらこそが私たち独自の美しい国家や文化を作る上で最も重要なものだと、彼は言っています。これを読んだ時、わたくし、まさに目から鱗でした。

そして、「こけし」もそんな素晴らしい民藝品のうちの一つです。現在河内さんがテーマにしている「こけしのぞうしょく(増殖)」は、まさに柳宗悦が「民藝とは何か」の中で主張している、「世界に誇れる美しい国をつくるために必要なこと」であり、ついついこけしの可愛さだけに目が行きがちですが、「もしかするとこれはかなり大きなアート実験なのかもしれない」と、個人的に今回の展覧会を見て思いました。

河内かおりさん、お忙しいところ、インタビューにお答え頂きまして、本当にありがとうございました! 皆さんも是非この機会に、ラムフロムで河内さんの作品を見てみませんか? そして、気に入ったこけし作品があったら是非お買い求め頂きたいと思います☆ 柳宗悦の理念に則り、みんなで一緒に日本中にこけしを増殖させて美しい日本を作りましょう☆ スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております!

河内かおり展「こけしっ子ぞうしょく」

  • 場所:LAMMFROMM ShinQs店
  • 期間: 10月22日(火)−11月18日(月)

ラムフロムスタッフ、丸亀市猪熊弦一郎美術館&瀬戸内国際芸術祭2013に行って来ました!

ラムフロムスタッフ、「瀬戸内国際芸術祭2013」に行って来ました!↑『大竹伸朗展 ニューニュー』より

全国全世界の現代アートファンの皆様、ラムフロム・ウォッチャーの皆様、おはこんばにちわ。本日はスペシャルトピックと致しまして、先週ちょっと遅い夏休みをとっていたラムフロム ShinQs店店長のお土産写真をご紹介したいと思います☆ 羨ましいことに店長はなんと、丸亀市猪熊弦一郎美術館で開催中の『大竹伸朗展 ニューニュー』と、『瀬戸内国際芸術祭2013』を見に行って来たそうです♪

それではさっそく参りま〜す☆

『大竹伸朗展 ニューニュー』より

大竹伸朗(1955年生まれ)は、武蔵野美術大学油絵科卒業後、80年代初頭のニュー・ペインティングの旗手として鮮烈なデビューを飾ざると、以降、コラージュなどの絵画やゴミやガラクタを集めて作ったオブジェを始め、絵本や小説、エッセイ集の刊行や音楽など、多岐に渡って作品を発表し続けているエネルギッシュなアーティストです。そのエネルギッシュさは作品にも鮮明に現れており、ネオン管を使った立体作品や、原色を多用したペインティング作品、ありとあらゆる印刷物を所狭しと貼付けたスクラップブック作品など、一目で大竹作品と分るそれらの作品は、例え現代アートに詳しくない人でも、見れば圧倒されること間違いなしの作品ばかりです。

勿論そんな彼の作品をモチーフにしたアートグッズもインパクト大のものばかりで、ラムフロムで好評販売中の「ニューシャネル」と書かれたキッチュなデザインの大竹伸朗 ネクタイ「CULTURAL TIES」は、一度見たら忘れられないほどのインパクトがあります。

ラムフロムスタッフ、「瀬戸内国際芸術祭2013」に行って来ました!

ということで、我らが店長、現在香川県丸亀市にある「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」にて開催されている大竹伸朗個展『大竹伸朗展 ニューニュー』に行って来たそうです。こちらの写真↑は、かつての宇和島駅駅舎に取り付けられていたネオンサイン「宇和島駅」を、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の上に取り付けたという作品『宇和島駅 1997年』です。お昼なので点灯してませんが、夜になるときっとかなりムーディーでキッチュな、大竹作品らしいイメージになるのだと思います♪

ラムフロムスタッフ、「瀬戸内国際芸術祭2013」に行って来ました!

こちらは初公開作品の、約300本の直管ネオンチューブを使っているという立体作品『時憶/雲 2013年』です。館内はなんと撮影可能ということで、店長も沢山お土産写真を撮って来てくれました♪

ラムフロムスタッフ、「瀬戸内国際芸術祭2013」に行って来ました!

写真左が『時憶/美唄 2013年』、写真右が『時憶/ゾーン 2013年』です。どちらも初公開作品だそうです。『時憶/美唄 2013年』は、巨大な鉄製ボーリングピンを用いた高さ約10mの立体作品ですが、店長曰く、「全体を撮影できないぐらい大きな作品」とのこと。東京スカイツリーの真下のように、地面に寝そべって撮影・・は、さすがに美術館では出来ませんよね(苦笑) 『時憶/ゾーン 2013年』は蛍光色の赤で描かれているそうですが、写真で見ても目がちょっとチカチカしてきます・・。
大竹氏は現在宇和島を拠点に作家活動を行っており、今回の展覧会は、宇和島に移住して25年になる大竹氏の新作や未発表作品を中心にした個展ということで、大竹ファンには是非見に行ってもらいたい展覧会です☆

『瀬戸内国際芸術祭2013』より

今年で2回目となる『瀬戸内国際芸術祭』ですが、10月5日に開催した秋会期(10月5日〜11月4日)は、初日の2日間で2万4107人が訪れたそうです。今回の芸術祭では、参加アーティスト数が約210組、アート作品数が約200点ということで、多くの人が行きたいと思うのも当然の、非常に見応えのある芸術祭だと思います。それになんといっても瀬戸内は景色が素晴らしいですからね! 兵庫、岡山、広島側の海沿いからしか見たことないですが(過去に2年間の姫路在住経験あり)。

ラムフロムスタッフ、「瀬戸内国際芸術祭2013」に行って来ました!

ということで、まずはこちらの写真から。いきなり「おお!?」という感じの作品ですが、女木島に展示されている大竹伸朗作品『女根(めこん)』です。これぞまさに大竹氏らしい作品、といったところでしょうか。

ちなみに店長が旅先でゲットした情報によりますと、EGO-WRAPPIN’ のアルバム「steal a person’s heart」に収録されている曲で、大竹氏が作詞をした「女根の月」という曲があるのですが、その曲のPVはこの女木島で収録されたものだそうです。ということで、わたくし、早速Youtubeで調べました! そして発見しましたPV! 記事の最後に貼りましたので、よかったら見てみて下さいね♪

ラムフロムスタッフ、「瀬戸内国際芸術祭2013」に行って来ました!

写真左側は、ビートたけし×ヤノベケンジの作品で、毎正時頃に出没するという『ANGER from the Bottom』です(知らないでその時間この場所にいたら確実に驚きそうな。笑) 右側はヤノベケンジ作品で、小豆島の坂手港の灯台跡地に展示されている『スター・アンガー』です。どちらも、小豆島の景色のイメージとは真逆の凄いインパクトの作品でございます。

ちなみにラムフロムでは、ヤノベケンジのカルチュラル・タイも販売しております☆

ラムフロムスタッフ、「瀬戸内国際芸術祭2013」に行って来ました!

最後はこちら。こちらもラムフロムではカルチュラル・タイ(CULTURAL TIES)でお馴染みの、スペイン人現代アーティスト、ジャウメ・プレンサの作品『男木島の魂』です。男木島の港のそばにある巨大ゲートのような作品ということなのですが、店長曰く、この日は天気が悪くて暗く、「日中はその影が地面に映る」という芸術祭HPの紹介のようには撮影出来なかったそうです。とはいえ、哲学的な言葉を刻んだ作品が多いプレンサらしい作品というのは良くわかります。しかもすっごくオシャレで、港の側に住む皆さんが羨ましいですね☆

え〜ということで、以上、本日は「ラムフロムスタッフ、丸亀市猪熊弦一郎美術館&瀬戸内国際芸術祭2013に行って来ました!」をお送りました☆ いかがでしたでしょうか♪ 実は数日前にラムフロムのFacebookページにて、ボスが行って来た「十和田奥入瀬芸術祭」の写真をご紹介した時は、「青森へアートな紅葉狩りツアーに行きませんか?」と言ったりしたのですが、「アートな瀬戸内海巡り」も捨てがたいですね♪ 10月の三連休は終わってしまいましたが、三連休は11月にもありますので、秋旅行を考えている皆さん、よかったら参考にして下さいね☆

また、本日ご紹介しました、カルチュラル・タイ(CULTURAL TIES)シリーズは、ラムフロム・オンラインストア及びラムフロム ShinQs店にて好評発売中ですので、こちらも是非チェックしてみて下さいね♪ スタッフ一同、皆様のお越しをお待ちしております!

『大竹伸朗展 ニューニュー』&『瀬戸内国際芸術祭2013』の詳細はこちらから☆

【ラムフロム ShinQs店・展覧会情報】河内かおり展「こけしっ子ぞうしょく」のお知らせ

【ラムフロム ShinQs店・展覧会情報】河内かおり展「こけしっ子ぞうしょく」のお知らせ

 

ラムフロム ShinQs店から展覧会開催のお知らせです。10月22日(火)よりラムフロム ShinQs店にて、現代アーティスト・河内かおり個展『こけしっ子ぞうしょく』を開催致します。

1982年、北海道旭川市生まれの河内かおりは、こけしをキャンバスにしたペインティング作品やこけしをモチーフにしたドローイング制作を行っている、気鋭の若手現代アーティストです。今回の展覧会名にもある「こけしっ子ぞうしょく」のぞうしょくは、「増殖」の意味で、作家曰く、この「増殖」が現在の制作テーマとなっています。

 

【ラムフロム ShinQs店・展覧会情報】河内かおり展『こけしっ子ぞうしょく』のお知らせ

今回の展覧会では、アーティストのこけしペインティング作品及びドローイング作品を展示致します。30代を中心に「こけ女(こけし女子)」と呼ばれる女性たちの間でブームとなっているこけしですが、そんなこけしをモチーフに制作された現代アート作品を、この機会にどうぞご高覧下さい。皆様のお越しをお待ちしております。

河内かおり展「こけしっ子ぞうしょく」

  • 場所:LAMMFROMM ShinQs店
  • 期間: 10月22日(火)−11月18日(月)

 

プロフィール

  • 1982年 北海道旭川市生まれ
  • 2011年 個展「う展」 喫茶こけし(千歳船橋)、Japan Festival Berlin 2011(ドイツ・ベルリン)
  • 2012年 こけし絵付けコンクール・努力賞受賞(福島県)
  • 2013年 土湯温泉こけし絵付けコンクール・最優秀賞受賞(福島県)、土湯温泉 こけし提灯コンテスト・入賞(福島県)