杉本博司ドキュメンタリー映画「はじまりの記憶」が3/31よりロードショーですよ

杉本博司ファンの皆さん、写真ファンの皆さん、そして、映画ファンの皆さん、色鮮やかな写真が撮れる季節がもうそこまで迫ってますね! だがしかし! 色鮮やかな写真も勿論大好きですが、モノクロ写真がより大好きなわたくし、中の中の人@lammfrommが、昨日夜な夜なネットを徘徊しておりましたらこんな情報を見つけました! ラムフロムでもお馴染みの、時間・場所・文化、そして歴史を通して、物事の本質を追求する独自の視点で制作されたコンセプチュアルな写真作品が世界的に高い評価を得ている写真家、杉本博司のドキュメンタリー映画『はじまりの記憶(Memories of Origin)』が、3月31日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムで公開されるそうです! 杉本ファンは勿論のこと、写真ファン、アートファン、映画ファンの皆さん、これは見逃せませんよ〜!

「杉本博司は何故、杉本博司なのか?」を知ることが出来るドキュメンタリー映画

杉本博司ドキュメンタリー映画「はじまりの記憶」が3/31よりロードショーですよ自然史博物館の3 次元展示による剥製動物を生きているかのように撮影した『ジオラマ』シリーズや、画面中央の水平線で分断される構図で世界各地の海を撮影した『海景』シリーズ、アメリカ各地の劇場やドライブインを訪れ、約2時間のストーリーを一枚の写真に閉じ込めた『劇場』シリーズなど、これまで数々の作品を発表し、世界中のアートファン、写真ファンを唸らせてきた杉本博司。ラムフロムでは現在、そんな杉本博司を特集した、現在レアものとなっている雑誌「BRUTUS特別編集号」や、他ではなかなかお目にかかることのない、海景シリーズのポストカードセット等を販売しており、特にポストカードは、隠れた?ラムフロムのグッド・アート・グッズとして、ロングセラーとなっております。

 

私が最初に出会った杉本作品は海景シリーズだったのですが、その少し前まで住んでいた場所が海に近く、明け方まだ太陽が昇る前に海岸へと行き、太陽が昇るのをカメラを構えて待つということを毎月何度かしていたため、海景を見た時は、こんな風に海を撮る人がいるのかという驚きと共に、嬉しさや懐かしさ、そして、ある種の心地よい痛みのような感情を感じたことを、今でも覚えています。

3月31日から公開される杉本博司ドキュメンタリー映画『はじまりの記憶(Memories of Origin)』は、杉本博司に長期期間に渡って密着取材を行うという、初めての杉本博司長編ドキュメンタリーなのですが、実はこの映画、2010年にWOWOWで放送された「ノンフィクションW『はじまりの記憶 現代美術作家・杉本博司』」という番組に新撮を加え、映画版としたものなんだそうです。テレビ版は国際エミー賞のアート部門にノミネートもされており、このテレビ版を残念ながら見ていなかった方は(私も含めて)、この機会に是非とも映画館に足を運んでみましょう。杉本博司や彼の作品を再確認出来るのみならず、今で知らなかった新しい発見があるかもしれませんよ。

↓映画のTRAILERはこちら

 

こちらも要注目!杉本博司の絶版本がiPad用アプリで復刻!

ラムフロムの人気ブログ「フクヘン。」によりますと、1988年に出版され、既に絶版となっている写真集「SUGIMOTO1988」が、なんとiPad用アプリで復活するそうです。

発売は3月24日からで、お値段は1500円(税込)とのこと。もともとの写真集のお値段を知らないのであれなのですが、フクヘン。によりますと、元々の写真集は現在古書価でとんでもない値段がついているそうなので、1500円という値段はもしかすると破格なのではないでしょうか。映画同様、こちらも気になりますね。

杉本ファン、写真ファン、アートファンの皆さんは是非、下記のフクヘン。ブログ記事をチェックして見て下さいね☆