ラムフロム銀座店店長「瀬戸内国際芸術祭2019(ひろがる秋)」に行く(その1)

本日は、ラムフロム HINKA RINKA 銀座店店長の「瀬戸内国際芸術祭2019の旅」をお送りします♪(全3回に分かれてます!)

全国のアートファンの皆さま、特に鴻池朋子ファンの皆さま、旅行好きの皆さま、そしてラムフロム・ウォッチャーの皆さま、おはんこんばにちは。中の中の人@ラムフロム、瀬戸内海の夕日は本当に美しいです、でございます。過去に1年ほど姫路港のすぐそばに住んでおりました。

え〜さて、本日はですね、先日ラムフロム HINKA RINKA 銀座店店長が3泊4日で行って来た「瀬戸内国際芸術祭2019(ひろがる秋)」の思い出写真を元に、「瀬戸内国際芸術祭2019」の一部をご紹介したいと思います♪ ちなみに、「一部」と前置きした理由はですね、瀬戸内海の島々を巡って楽しむ「瀬戸内国際芸術祭2019」は内容がてんこ盛り過ぎて全てを紹介ことができないから、でございます。(芸術祭公式サイト様によりますと、全ての島を巡るには一週間ぐらい必要だそうです…。)

そんな訳で、ラムフロム銀座店長も今回(も)行きたい島を泣く泣く限定したと思いますが、興味深い作品写真を沢山もらいましたので、芸術祭の様子や空気感を皆さまにおすそ分け出来たらと思います♪ 写真が多いので、今回は記事を3回に分けてのご紹介です☆ それでは、レッツらゴ〜♪

瀬戸内国際芸術祭とは?

写真をご紹介する前に、基本情報として、「瀬戸内国際芸術祭」について少しご紹介したいと思います。

国内外の多くのメディアにも取り上げられ、現在世界中から大注目されている「瀬戸内国際芸術祭」は、2010年にスタートした、瀬戸内の小さな島々を巡りながら様々な芸術作品やイベントを楽しむことが出来るという画期的な芸術祭です。3年に一度行われており、2019年の今回で4回目となります。会期は長く、第一回目は夏と秋のの2会期でしたが、第二回目からは春が加わりました。

参加している美術家については、ラムフロムでもお馴染みの、大竹伸朗さんや杉本博司さんを始め、ジャウメ・プレンサやトビアス・レーベルガーなどなどの世界的美術家が第一回目から参加しており、その数は会を追うごとに増え続けています。特に今年は、これまで以上に世界中から多くの作家さんが参加しているようで、過去の作品130点に加えて、150点の新作が登場しています。アートファンとしては新作も嬉しいですが、過去の作品も見られるのが嬉しいですね。

「瀬戸内国際芸術祭」では、これら数多く展示されている作品を、瀬戸内の島々を巡りながら鑑賞するわけですが、”全島コンプリート”には一週間ほどかかるということなので、行かれる際は事前のプラン作成が重要かもしれません。

それでは、ここから今回のメイン、「ラムフロム銀座店店長 瀬戸内国際芸術祭2019(ひろがる秋)に行く!」をお楽しみ下さい♪

1日目:高松港にて

旅の第一日目は「高松港・女木島」巡りです。羽田→高松→高松駅→高松港のルートで会場入りし、これだけでも結構な移動時間だと思いますが(私だったら体力的にこの日はもうこれで終了ですね)、ここからさらにフェリーで「女木島」で移動します。が、その前に、そのフェリー乗り場がある高松港の「高松港総合案内所」の近くに、↑写真の電気自動車、イタリア人美術作家のエステル・ストッカー(Esther Stocker)さんがデザインした「BMW i3 アートラッピングカー」が置いてあるそうです。今回の芸術祭の展示作品という訳ではないようなのですが、見る価値はあると思います。ちなみにこのi3(ラッピングしていないタイプ)は、瀬戸内芸術祭のオフィシャルカーとして小豆島でレンタルできるそうですよ♪

また、高松港エリアには、古い倉庫街を再生し、そこで6組の美術家が作品を制作するという「北浜の小さな香川ギャラリー」もあります。島へ向かう前の待ち時間に行くのにオススメだそうで、店長は最初、女木島へ向かう前に行ったそうなのですが、平日は15時オープンで入れず、しかし諦めなかった店長は、女木島から戻ってから再度行って作品を鑑賞したそうです。さすがです、店長。

1日目:女木島にて

ここからは女木島の写真をご紹介します。まずはこちらの、店長が食べたランチの写真、ではありません。いえ、正確にはそうなのですが、実はこれ、料理を通して瀬戸内の文化を考察する「瀬戸内ガストロノミー」という、女木島の「レストラン イアラ」で体験できる、れっきとした”参加型作品”の写真です。ちなみに今回店長が食べた秋のお料理は、島の歴史にあわせたもので、足形クッキーと一緒に写っているのは≪養殖ぶりの照り焼きと炊き込みご飯≫だそうです。こうして書いているだけでお腹が空いてきます。そして足形クッキー、可愛すぎです♪ 

食事を楽しんだ後は洗濯も楽しめる?

こちらはコインラン○リー、ではありません。アルゼンチンの美術作家で、2017年には森美術館で過去最大規模の個展を開催している、レアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)さんの作品で、その名も『ランドリー』です。(やっぱりそうじゃんとか言わないでー)

この作品は、「島の中の小さなお店」というプロジェクトの一つで、洗濯物が回る映像を流す洗濯機と本物の洗濯機&乾燥機が展示されています。そしてこの作品に併設されているのが「レストラン イアラ」で、そこで「瀬戸内ガストロノミー」が楽しめます。そして先ほどの足形クッキー、どうもこの作品と関係がありそうなのですが、これから行かれる方のために、内緒にしておきたいと思います☆(会期終了まであと数日ですが)

2日目:大島にて

2日目は「大島・男木島」を訪れた店長。まずは高松港から大島へ渡り、やってきたのはこちらの作品『リングワンデルング』です。ラムフロムでもお馴染みの美術作家、鴻池朋子さんの作品です。

『リングワンデルング』は、昭和8年に大島の「大島青松園」のハンセン病患者の皆さんが山を切り開いて作った散策路を復活させ、山の中に鴻池さんの作品を展示したというものです。

店長曰く、大島は今回初めて訪れた島だったので、「こえび隊の大島案内」(無料)という、公式ガイドブックオススメの、島の歴史を知ることが出来るツアーに参加してから、この作品を見に行ったそうです。「瀬戸内国際芸術祭」は、アートを通した島の活性化の為のイベントであり、アート作品を見て考えることと、島の歴史を知って考えることは、芸術祭を見る上で等しく重要なことなのですね。初訪島の方はぜひ参加してみて下さい☆

低い山でも、山は山。入山届が必要ですよ。そして右側の看板は、2合目の別れ道のところの看板です。

山の中の鴻池さんの作品です。なんと言いますか、もう凄いとしか言いようがない作品です。鴻池さんの絵画は壮大な物語の一場面のようで、「物語る絵画」とも言われますが、その壮大さはキャンバスの中に留まらず、こんな風に自然と融合することで、さらに広がって、高みに登った感を感じます。

顔部分は狐か狸か…そして背中には、何やら、”宇宙”背負っています…。

こちらは、大島で見ることが出来る鴻池さんの別のプロジェクト作品『物語るテーブルランナー in 大島青松園』からの写真です。鴻池さんが、大島青松園の方々から語ってもらた話を絵にし、それを元に制作したランチョンマットの作品だそうです。

ちなみに大島ではもう一つ、鴻池さんの映像作品『月着陸』が見られるそうなので、行かれる方はぜひ全作品ご覧になって下さい♪(会期終了まであと数日ですが…)

さて、ちょっと長くなって来ましたので、ここで一旦区切りたいと思います。ということで、この続きはこちらから〜☆ >>