【美術家】草間彌生 プロフィール/グッズ関連情報

草間彌生 展覧会より

前衛芸術家 草間彌生(くさまやよい/Yayoi Kusama)のプロフィール&グッズ関連情報ページです。

【草間彌生について】

日本の現代アート界を代表する前衛彫刻家であり画家である草間彌生(くさまやよい)は、若干16歳にして第一回全信州美術展覧会(現在の長野県美術展覧会)に入選後、日本画家を目指し学び始めますが、旧弊な日本画壇を嫌い、一度は実家に戻るものの、1952年に地元で開いた個展に偶然立ち寄った精神科医、西丸四方氏との出会いをきっかけに、人生の転機が訪れます。

1957年に渡米すると、ニューヨークを拠点に作家活動を開始。鏡や電飾を使用した環境彫刻やソフトスカルプチャーといった立体作品に留まらず、ボディペインティングやファッションショーを通しての反戦運動など、「ハプニング」と称した多数のパフォーマンスも精力的に行い、いつしか「前衛の女王」と呼ばれるようになります。

1968年には自作自演映画『草間の自己消滅』が数々の映画賞を受賞し、世界的にも認められた現代アーティストとなりますが、パートナーであった「箱のアーティスト」として知られるジョセフ・コーネルが1972年に亡くなったのをきっかけに体調を崩し帰国。以降は活動拠点を日本に置き、『マンハッタン自殺未遂常習犯』や『クリストファー男娼窟』などの小説を発表したことで、暫く小説家としての才能に注目が集まっていましたが、1993年、ヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表として参加をしたことで、再び現代アーティスト草間彌生が再評価され始めます。1996年以降日本国内外で数々の賞を受賞し、80歳を超えた今なお作品を精力的に作り続け、各地で展覧会を行っています。

最近ではランコムやPORTER、KDDIとのコラボレーショングッズや携帯電話のデザインを手がけるなどもしており、アート好き以外の人たちの間でも人気を博しています。

【作品について】

草間彌生 展覧会より

草間彌生は幼少期より、幻覚や幻聴に襲われる統合失調症を病み、しかしその苦しみから逃れる為に描き始めたという、水玉や網模様をモチーフにした絵が、初期の作品から現在に至る作品まで、あらゆる草間作品の原点となっています。草間彌生を知らないという人でも、黒い水玉模様の黄色いカボチャの立体作品や、赤い水玉模様のソフトスカルプチャーを見たことがある人という人は多いのではないでしょうか。

草間彌生作品には他にも、1994年の作品『黄樹(Yellow Trees)』や、2000年の作品『Infinity Dots CR』など数多くの作品があり、それらはラムフロムのオリジナルポストカードにもなっていますが、一度見たら最後、それは見た者の網膜に焼き付き、その脳裏に深く刻まれてしまうという、その体験はまさに彼女が幼少期より逃れたくても逃れられないでいる幻覚や幻聴を追体験しているような、そんなとても強烈な印象を見る者に与えます。

一方で、2004年に森美術館で開催された草間彌生展覧会『クサマトリックス』展で発表された、草間彌生自身が少女時代に憧れた理想の女の子たちを描いたという作品『ハーイ、コンニチワ!』や、2010年4月に青森県十和田市で行われた、草間彌生の大規模屋外インスタレーション『愛はとこしえ 十和田でうたう』にて発表された犬の作品『RING-RING(リンリン)』や『TOKO-TON(トコトン)』といった、かわいらしいポップな作品もあり、見る者に楽しさを与えてくれます。

日本を代表する現代美術家の巨匠、草間彌生の作品に興味のある方は、是非一度、草間彌生展覧会へ足を運び、あの幻想的で圧倒的な草間彌生ワールドを直に体感してみて下さい。

【ラムフロムオリジナル 草間彌生グッズ】

草間彌生 ソフトスカルプチャー Pumpkin シリーズ

ラムフロムと草間彌生の最初のコラボレーションアイテムは、2004年に森美術館で開催された草間彌生展覧会『クサマトリックス』展にあわせて製作された『Balloon ソフトスカルプチャー』でした。『Pumpkin ソフトスカルプチャー』とともに、発売以来多数のメディアに取り上げられ、現在もロングセラーとなっているインテリアアイテムです。また、草間彌生本人がラムフロムのために描き下ろしてくれたドローイングから製作された、ラムフロムオリジナルの草間彌生バンダナや缶バッジシリーズ、雑誌『Luca(現在休刊中)』と草間彌生、そしてラムフロムのコラボレーションから生まれた草間彌生Tシャツなど、ファッションアイテムからステーショナリーまで、数々のアートグッズを企画製作しております。

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■その他の草間彌生グッズ

ラムフロムでは他にも、草間彌生公式グッズや展覧会アイテム等、草間彌生商品を多数ご用意しております。

【新商品】草間彌生xラムフロム オリジナルスニーカーは明日11月23日(金・祝)より販売開始です!

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※既に売り切れの場合もございます。予めご了承下さい。

■草間彌生 過去の主な展覧会歴

●経歴

  • 1929年:長野県松本市生まれ
  • 1949年:京都市美術工芸学校卒業
  • 1958年:渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表。1975年の帰国までニューヨークを拠点に活動
  • 1973年:帰国、美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表
  • 1983年:小説「クリストファー男娼窟」で第10回野生時代新人賞を受賞
  • 1986年:フランスのカレー市美術館、ドール美術館にて個展
  • 1989年:ニューヨーク国際芸術センター、イギリスオックスフォード美術館にて個展
  • 1993年:第45回ベニスビエンナーレに参加
  • 2000年:第50回芸術選奨文部大臣賞、法務大臣賞を受賞。フランス、ル・コンソルシウムで始まった個展は、ヨーロッパ、アジア、6箇所を巡回
  • 2001年:朝日賞(朝日新聞文化財団)受賞
  • 2001年:朝日賞
  • 2002年:紺綬褒章
  • 2003年:フランス芸術文化勲章オフィシエ、長野県知事表彰
  • 2006年:旭日小綬章、ライフタイムアチーブメント賞
  • 2009年:文化功労賞

●主な展覧会

  • 2004年:クサマトリックス(森美術館/東京)、草間彌生 永遠の現在(東京国立美術館/東京)
  • 2005年:草間彌生 永遠の現在(京都国立近代美術館/京都)、草間彌生 魂を燃やす8つの空間(広島市現代美術館/広島)、草間彌生 無限の大海をいく時(熊本市現代美術館/熊本)、草間彌生 魂のおきどころ(松本市美術館/長野)
  • 2006年:YAYOI KUSAMA(ロバート・ミラー・ギャラリー/ニューヨーク)、Crimson Eye(ピース・ユニーク/パリ)、YAYOI KUSAMA(Arndt&Partner/ベルリン)、YAYOI KUSAMA Metamorphosis(Galleria Civica Modena/イタリア-モデナ)、草間彌生展(佐喜眞美術館/沖縄)
  • 2007年:草間彌生の世界 -初期油彩画の代表作から近作まで(静岡県立美術館/静岡)、2007-2008 草間彌生巡回展 水玉強迫ー水玉になった愛(Haus der Kuns/tドイツ-ミュンヘン、WIELS/ブリュッセル、ラ・ヴィレット公園内ラ・グラン・ダール/パリ)
  • 2008年:2008-2009 YAYOI KUSAMA MIRRORED YEARS(ボイマンス・ファン・ベーニンゲン博物館/ロッテルダム、現代美術館/シドニー)、Yayoi Kusama(ビクトリア・ミロ・ギャラリー/ロンドン)、草間彌生(オオタファインアーツ/東京)、草間彌生展 パンプキン フォーエバー フォーエバー(現代美術館ギャラリー/秋田)
  • 2009年:Yayoi Kusama at Fairchild(フェアチャイルド・トロピカル・ボタニック・ガーデン/マイアミ)、YAYOI KUSAMA. I WANT TO LIVE FOREVER(Padiglione d’Arte Contemporanea/ミラノ)、草間彌生特集展示-魂のおきどころ(松本市美術館/長野)、増殖する部屋(Six/大阪)、Yayoi Kusama: Outdoor Sculptures(ビクトリア・ミロ・ギャラリー/ロンドン )、Yayoi Kusama Flowers That Bloom at Midnight(カゴシアン・ギャラリー/ロサンゼルス)、Yayoi Kusama(カゴシアン・ギャラリー/ニューヨーク)
  • 2010年:愛はとこしえ 十和田でうたう(十和田市現代美術館/青森県)、あいちトリエンナーレ(名古屋市)