グラフィックデザイナー ジョナサン・バーンブルック(Jonathan Barnbrook)プロフィール

ジョナサン・バーンブルックとは

イギリスにおいてもっとも革新的、かつ影響力があるグラフィックデザイナーの一人と言われるジョナサン・バーンブルック(Jonathan Barnbrook/1966年生まれ)は、ロンドンを拠点に活動するイギリス人デザイナーです(奥さんは日本人)。1988年にCentral St. Martinsを卒業、1990年にThe Royal Collage of Art(ザ・ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)を卒業すると、ほどなくして、グラフィックデザイナーとして第一線で活躍するようになります。

タイポグラフィ作家とも呼ばれるジョナサン・バーンブルックは(ダミアン・ハーストの作品集『I Want to Spend the Rest of my Life Everywhere, with Everyone, One to One, Always, Forever, Now』などが有名)、1997年に自らのフォントを売り出す為に「Virus」という会社を設立していますが、現在ではタイポフェイス(フォント)のデザイン以外にも、プリントデザイン、ブックデザインやウェブサイトデザインに工業デザインと、あらゆるデザインを手がけている一方で、デヴィッド・ボウイのアルバムジャケットを手がけたり、NIKEのテレビCMを製作したり、現代アーティストのダミアン・ハーストとのプロジェクト『Pharmacy(New York ADC 金賞および最高賞を受賞)』を行ったりと、デザインという枠も超えてマルチに活躍しています。

現在世界中にクライアントを持つジョナサン・バーンブルックですが、日本では、六本木ヒルズのCI(コーポレート・アイデンティティ)や森アーツセンターのVI(ヴィジュアル・アイデンティティ)が有名です。また、坂本龍一とのコラボレーションウェブサイト「Stop Rokkasho(六ヶ所村にある核再処理施設の問題を取り上げているサイト)」の製作や、ファッションブランド「BEAMS」とのプロジェクト『VIRUS FROM BEAMS』なども過去に行っています。

またそういった商業ワークとは別に、数々の政治的なメッセージを込めた、彼自身の非商業的作品を発表する展覧会を世界各国で開催したり、反商業主義、反消費主義をかかげ、「Culture Jamming(カルチャー・ジャミング)」という既存メディア改革のためのムーブメントとともに様々な活動を行っている、カナダ拠点の非営利組織「アドバスターズ(Adbusters」に属し、「なにも買わない日」というCMの日本語版を手がけてる等して、各地で活動を行っています。

グラフィックデザイナーとして第一線で活躍しながら、湾岸戦争で使用されたミサイルの名前を自らデザインしたフォントに付けたり、ブッシュ元大統領にバーコード髭をつけ、現代のヒトラーに見立てた「ファシスト2001」という作品を発表するなどし、常に議論を呼び起こしているジョナサン・バーンブルックですが、デザインとは、クールであるかどうかが重要なのではなく、それによって問題を解決出来るかどうかが重要と言う、彼のその影響力は、彼が関わっているあらゆる分野において、今後も衰えることはないでしょう。

 

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■ジョナサン・バーンブルック(Jonathan Barnbrook)プロフィール及び過去の主な展覧会と受賞歴

経歴
  1. 1966年 イギリス生まれ
  2. 1988年 Central St. Martins卒業
  3. 1990年 the Royal Collage of Art卒業
主な個展
  1. 2007年 Graphic Messages from ggg & ddd 1986-2006(ギンザ・グラフィック・ギャラリー/東京)
  2. 2004年 Friendly Fire(ギンザ・グラフィック・ギャラリー/東京)