写真家 瀧本幹也(たきもとみきや/Mikiya Takimoto)のプロフィール&グッズ関連情報ページです。
目次
【瀧本幹也について】
カネボウ、パルコ、ユナイテッドアローズ、キリンラガービール、全日空、ユニクロなどの数多くの広告写真やテレビCMを手掛けるほか、坂本龍一、DREAMS COME TRUE、福山雅治などの国内アーティストのCDジャケットや、『SWITCH』、『BRUTUS』など各誌のエディトリアルにおいても活躍しているフォトグラファーの瀧本幹也は、その若く瑞々しい感性でもって人の心に残る作品を手がける写真家として、日本広告界をリードし続けています。
電化製品好きの父親の影響で、小学校低学年カメラに親しんでいたという瀧本は、技術や機械の操作に夢中になる写真部の部員達に違和感を感じていた高校時代、雑誌のフォトコンテストで金賞を受賞したのをきっかけに、高校を2年で中退してカメラマンの道に進むという思い切った決心をします。
その後、実家の近くの写真館で働いた後に上京し、フォトスタジオのカメラアシスタントとして暫く働いていましたが、1994年から藤井保氏に師事、4年後の1998年に東京で瀧本幹也写真事務所を設立して、現在に至ります。
フォトグラファー以外の活動としては、青森県六ヶ所村にある六ヶ所村核燃料再処理施設による放射能汚染の危険性を訴える、坂本龍一によるプロジェクトSTOP ROKKASHO(ストップロッカショ)に参加するなどしています。
【作品について】
印象の強い広告写真の数々を発表し続けている瀧本幹也ですが、ともすれば言葉のインパクトや、意図的な不愉快さで目を引くデザインも多い広告写真の中にあって、一貫して爽やかな心地良さで見る者にインパクトを与えるという彼の写真は、誰の記憶にも強く印象に残ります。
特に印象に残っているものとしては、ラフォーレ原宿・30周年のブランド広告(2008年)があります(デザインとコピー、ディレクションは古平正義)。宇宙柄を全身にボディペインティングされた裸の美女たちがポスター全面に群がっているという、今までない斬新な発想と見た目のインパクトに多くの人が圧倒されました。
また、ミスチルファンの間でも話題となった、Mr.Childrenのアルバム『HOME(2007年)』と『SUPERMARKET FANTASY(2008年)』のCDジャケットに採用された写真も、瀧本幹也の代表作品として有名です。特に後者は、スーパーマケットという生活に根ざした場所で、若い2人が煌くような世界に浸っている様子が感じられ、まさにこのアルバムの名前に相応しい作品となっています。
2008年にはGALLERY at lammfromm(ギャラリー・アット・ラムフロム)にて瀧本幹也個展『Iceland(2008年)』が開催されましたが、その時に展示された、アイスランドの雄大な景色が収められた写真の数々からは、瀧本氏本人が受けた感動が直に伝わって来るような力強い作品が話題となりました。
【瀧本幹也 グッズ】
ラムフロム・ザ・コンセプトストアでは現在、瀧本幹也の作品集『SIGHTSEEING(2007年)』及び、この作品集に納められている、瀧本幹也が撮影した世界各国の観光地の写真がモチーフになった、オリジナル記念切手を好評販売中です。
■主な経歴・受賞歴・展覧会歴
●経歴
- 1974年:愛知県生まれ
- 年代不明:カメラマンをめざし高校2年で中退
- 1994年:藤井保氏に師事
- 1998年:瀧本幹也写真事務所設立
●受賞暦
- 2005年:東京ADC賞受賞
- 年代不明:ニューヨークADC賞受賞
- 年代不明:日経広告賞グランプリ受賞
- 年代不明:カンヌ広告祭入賞受賞
- 年代不明:ACCゴールド受賞
●個展
- 2008年:Iceland(GALLERY at lammfromm/東京)
- 2008年:trees(ビルドスペース/宮城)
- 2007年:SIGHTSEEING(東京タワー/東京)
- 2005年:BAUHAUS DESSAU∴MIKIYA TAKIMOTO(青山・スパイラルガーデン/東京)