【建築家】青木淳 プロフィール/グッズ関連情報

建築家 青木淳(あおきじゅん/Jun Aoki)のプロフィール&グッズ関連情報ページです。

【青木淳について】

美術館や有名ブランドのブティック等の大型建築のみならず、集合住宅や個人宅なども手がける建築家の青木淳(あおきじゅん)は、これまで、プール施設『遊水館(1993年)』にて受賞した日本建築学会作品賞を初めとする数々の賞を受賞し、国内外で高い評価を受けています。

1956年に神奈川県横浜市に生まれた青木淳は、実はかつて、小説家になりたいという夢もあったようですが、1980年に東京大学工学部建築学科卒業、82年には同大学大学院を卒業し、建築家への道を歩み始めます。90年代、設計した建築が注目を集めるようになり、吉岡賞や日本建築学会賞といった数々の賞を受賞。その後、東北大学の非常勤講師なども経て、現在は東京に青木淳建築計画事務所を構え、国内外で精力的な活動を行っています。

さらに青木淳は、建築の分野のみならずアートの分野でもその才能を認められており、彼のアーティストとしての創造性と表現力を余すことなく堪能できるインスタレーション作品は、建築ファンのみならずアートファンをも惹きつけています。

杉戸洋や奈良美智などの現代アーティストとも交流が深い青木淳の、アート分野における今後の活躍に要注目です。

【作品について】

青森県立美術館などの公共建築、表参道店をはじめとしたルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の店舗に代表される商業施設から、私的空間である共同住宅や一戸建て住宅まで、建築家青木淳の、作品と呼んでも過言ではない建築物は多岐に渡ります。

『LOUIS VUITTON OMOTESANDO/ルイ・ヴィトン表参道(2002年)』は、元々ルイ・ヴィトンが旅行鞄ブランドである事から発想を得て、トランク(旅行鞄)を積み上げたような外観のデザインにしたのだとか。大きなケヤキ並木の沿道に有名ブランドの路面店が競うように建ち並んでいる、流行の先端・表参道にあって、煌々とルイ・ヴィトンの歴史が輝いているように見える『LOUIS VUITTON OMOTESANDO』は、ルイ・ヴィトンの旗艦店であると共に、現在は表参道の象徴とも言える存在となっています。

また、青森市の三内丸山遺跡に隣接する『青森県立美術館』は、青木淳が三内丸山縄文遺跡の発掘現場から着想を得て設計したという美術館で、初めて美術館に訪れた人は皆、周りの景色と見事に調和している真っ白なこの建物の姿に大きな感動を覚えたといいます。

建築物を設計する際、そのブランドの歴史や、その土地の成り立ちを着想の原点にしているという青木淳。そんな彼の、自分の作りたいものを設計するのではなく、依頼者の魅力を最大限に表現するように努めるというそのポリシーは、ルイ・ヴィトンの設計に見られる煌びやかさや、青森県立美術館のような有機物を感じる建築に見事に現れています。

すでに世界的な建築家の一人といっても過言ではない青木淳ですが、彼のこれからの建築作品にも大いに注目したいところです。

【青木淳 グッズ】

青木淳 ランプ

※こちらの商品は完売しました

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■主な経歴・受賞歴・展覧会歴

●経歴

  • 1956年:10月22日神奈川県横浜市生まれ
  • 1975年:神奈川県立小田原高等学校卒業
  • 1980年:東京大学工学部建築学科卒業
  • 1982年:東京大学大学院修士課程修了

●受賞暦

  • 2008年:2008年度グッドデザイン金賞≪SIA青山ビルディング≫
  • 2006年:日本建築仕上学会作品賞≪LOUIS VUITTON OMOTESANDO≫
  • 2005年:芸術選奨文部科学大臣新人賞〔美術部門〕
  • 2004年:The New York Store of the Year by Visual Merchandising and Store Design ≪LOUIS VUITTON NEW YORK≫
  • 2004年:第45回BCS賞(建築業協会賞) ≪LOUIS VUITTON OMOTESANDO≫
  • 2004年:第11回愛知まちなみ建築賞 ≪LOUIS VUITTON NAGOYA≫
  • 2000年:青森県立美術館設計競技最優秀賞 ≪青森県立美術館≫
  • 1999年:日本建築学会賞 ≪潟博物館≫
  • 1997年:第13回吉岡賞 ≪S≫
  • 1996年:第8回くまもと景観賞 ≪馬見原橋≫

●個展

  • 1997年:潟博物館(博物館/新潟)
  • 1999年:雪のまちみらい館(交流施設/新潟)
  • 2002年:LOUIS VUITTON OMOTESANDO(店舗/東京)
  • 2006年:青森県立美術館(美術館/青森)
  • 2006年:TARO NASU OSAKA(ギャラリー内装/大阪)
  • 2008年:BMW Art Car Collection(展覧会会場デザイン/東京)
  • 2008年:TARO NASU(ギャラリー内装/東京)、GO-SEES 広尾(写真スタジオ/東京)
  • 2010年:Maison AoAo(集合住宅/東京)

●グループ展

  • 2011年:needle and thread 杉戸洋-青木淳展(小山登美夫ギャラリー/東京)
  • 2008年:築がうまれるとき ペーター・メルクリと青木淳(東京国立近代美術館 ギャラリー4/東京)

●主な書籍(ラムフロムではお取り扱いしておりません)

  • 原っぱと遊園地 2(2008年/王国社)
  • 青木淳/開口部のディテール(2007年/彰国社)
  • 青木淳 JUN AOKI COMPLETE WORKS〈2〉青森県立美術館(2006年/INAX出版)
  • 青木淳 1991‐1999(2006年/彰国社)
  • 家の?(2006年/インデックスコミュニケーションズ)
  • G(2005年/中央出版アノニマスタジオ)
  • 原っぱと遊園地?建築にとってその場の質とは何か(2004年/王国社)
  • 青木淳 JUN AOKI COMPLETE WORKS|1| 1991-2004(2004年/INAX出版)
  • 住宅論 – 12のダイアローグ(2000年/INAX出版)
  • Atmospherics(2000年/TOTO出版)