【美術家】会田誠 プロフィール/グッズ関連情報

会田誠 個展@GALLERY at Lammfromm

現代美術作家 会田誠(あいだまこと/Makoto Aida)のプロフィール&グッズ関連情報ページです。

【会田誠について】

オタク文化を取り入れた作品が、新ジャポニズムの代表的なアーティストの1人として評価されている現代アーティストの会田誠(あいだまこと)は、1965年、新潟に生まれ(社会学者で新潟大学教授を父を持つ)、東京芸術大学絵画科油画攻在学中には、同じく現代アーティストの小沢剛、加藤豪らと交流を深め、同人誌「白黒(1〜3号)」を発行するなどの活動を行っていました。

1991年に同大学の大学院美術研究科壁画専攻を修了し、本格的に活動を開始。レントゲン藝術研究所で開催された展覧会『フォーチューンズ』でデビュー後、美少女、戦争、暴力、エログロ、ロリコン、酒、社会通念への反発などをテーマに、日本の恥部や暗部を様々な表現方法で問題提起するという、センセーショナルな作品を発表し続けており、現在「取り扱い注意の作家」と称される現代美術家です。

しかし、そんな会田誠には、確かな技術で確かにバカをやり抜いているところや、政治、社会へのアンチテーゼを最大限馬鹿にしてみせるパワーを見る者に感じさせてくれる魅力があります。

現在東京に拠点をおいて作家活動を行っている会田誠は、2001年に現代美術家の岡田裕子と結婚。子供にも恵まれ、(そのせいなのか)近年はセンセーショナルな作品を好まなくなったと語っていますが、しかし、現代アートのコレクターとして著名な高橋龍太郎氏が彼のことを、『草間彌生以来のコレクター熱を再燃させられた作家』と語っていることからも分かるように、会田誠がこれからも私達を唸らせる作品を作り続けて行ってくれるであろう作家であることは、間違いないでしょう。

【作品について】

会田誠ポスター『切腹女子高生』
会田誠ポスター『切腹女子高生』(完売)

巨大なアニメのセル画に北斎の浮世絵をベースにした『巨大フジ隊員VS キングギドラ』や、女子高生達が路上で切腹をしながら笑みを浮かべる『切腹女子高生』など、会田誠のその突き抜けた世界観と確かな表現力、技術力は圧巻です。

初期の作品としては、ミズマアートギャラリーで行った『NO FUTURE』で発表し、その後作品をコンスタントに発表するきっかけとなった作品と自ら語っている『美しい旗(戦争画RETURNS)(1995年)』や、DVDのカヴァーや掲載雑誌の表紙を飾るなどした、彼の代表作の一つとして数えられる犬シリーズの1作『犬(雪月花のうち””月””)(1996年)』などがあります。

また、一見ではかなりグロテスクな面が際立って見えるものの、一度覗き込んで見れば、人物一人一人の表情に見入ってしまうその描写の細かさが際立つ作品『ジューサーミキサー(2001年)』や、2009年に約半年間北京に滞在し制作し、展覧会『絵ばか』で発表された、人生史上最多の描写量と本人が語り、2001年発表の『ジューサーミキサー』と対になる作品として注目を集めた『灰色の山(2010年)』なども、注目すべき作品です。時にはあたかも自らの皮膚の裏側を見せつけられているかのような作品があったり、鑑賞する側に大きな覚悟を求められるような作品もありますが、彼と彼の作品は、日本の現代美術を語る上で決して目をそらすことの出来ない存在であり、間違いなく日本美術史に名を残すであろうことは間違いありません。

【会田誠 グッズ&書籍】

ラムフロムでは、会田誠がモチーフを提供した、ロンドンのギャラリーオーナーが企画したネクタイの新しい可能性を追求したプロジェクト「CULTURAL TIES PROJECT(カルチュラル・タイ・プロジェクト)」から生まれた300本限定のレアものネクタイをはじめ、展覧会公式グッズや作品集などを販売しています。

会田誠

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※既に売り切れの場合もございます。予めご了承下さい。

■主な経歴・受賞歴・展覧会歴

●経歴

  • 1965年:新潟生まれ
  • 1989年:東京芸術大学絵画科油画攻卒業
  • 1991年:東京芸術大学大学院美術研究科壁画専攻終了

●個展

  • 2010年:絵バカ(ミヅマアートギャラリー/東京)
  • 2009年:会田誠の写真の仕事(A・Zone/岡山)、北京で大きな絵を描いています。(Mizuma & One Gallery/北京)
  • 2008年:ワイはミヅマの岩鬼じゃーい!!(ミヅマアートギャラリー/東京)
  • 2007年:DOUBLE FANTASY(GALLERY at lammfromm/東京)
  • 2006年:Picture of Mountain Stream and others(Andrew Roth Inc./ニューヨーク)
  • 2005年:恋の前厄(ミヅマアートギャラリー/東京)、Drink, SAKE alone.(Lisa Dent Gallery/サンフランシスコ)、「Donki-Hote」(Man in the Holocene at IBID Projects/ロンドン)
  • 2004年:あいだのしごと(高橋コレクション/東京)」
  • 2003年:My 県展(ミヅマアートギャラリー/東京)
  • 2002年:第54回企画 会田誠展(中京大学アートギャラリーC・スクエア/愛知)
  • 2001年:食用人造少女・美味ちゃん(Murata&friends/ベルリン)、食用人造少女・美味ちゃん(ナディッフ/東京)
  • 1999年:男の酒~ミレニアム~(ミヅマアートギャラリー/東京)、道程(三菱地所アルティアム/福岡)
  • 1998年:パリ、津田沼(ミヅマアートギャラリー/東京)
  • 1996年:NO FUTURE(ミヅマアートギャラリー/東京)、戦争画RETURNS(ギャラリーなつか/東京)
  • 1994年:さりん(なすび画廊/千葉)、ポスター(同和火災ギャラリー/東京)
  • 1992年:絵は四角くなくなくてもよい(谷中ふるふる/東京)

●グループ展

  • 2010年:絵画の庭-ゼロ年代日本の地平から(国立国際美術館/大阪)
  • 2009年:どろどろ、どろん-異界をめぐるアジアの現代美術(広島市現代美術館/広島)
  • 2008年:2008-2009 ネオテニー・ジャパン -高橋コレクション(霧島アートの森/鹿児島、札幌芸術の森美術館/札幌、上野の森美術館/東京、新潟県立近代美術館/新潟、秋田県立近代美術館/秋田、米子市美術館/鳥取)
  • 2007年:笑いのすべて:現代アートにみる「おかしみ」の事情(森美術館/東京)
  • 2006年:内なるこども(豊田市美術館/愛知)
  • 2005年:AniMate。(福岡アジア美術館/福岡)、(Sungkok Art Museum/ソウル)
  • 2004年:六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004(森美術館/東京)
  • 2003年:girls don’t cry(パルコミュージアム/東京)
  • 2002年:第25回サンパウロ・ビエンナーレ(ブラジル)、eleven&eleven Korea Japan Contemporary Art 2002(省谷美術館/ソウル)
  • 2001年:会田誠・岡田(会田)裕子・会田寅次郎 三人展(ミヅマアートギャラリー/東京)
  • 2000年:空き地(豊田市美術館/愛知)、Open Studio(International Studio Program/ニューヨーク)
  • 1999年:VOCA展’99:現代美術の展望-新しい平面の作家たち(上野の森美術館/東京)、日本ゼロ年(水戸芸術館現代美術センター/茨城)
  • 1998年:サナトリウム(リーセントギャラリー/北海道)、SO WHAT?‐Donai ya nen(Ecole des beaux-arts/パリ)
  • 1997年:1997-1998 昭和40年会-東京からの声(Galeria Metropolitana de Barcelona/バルセロナ、Galerie Espace Flon/スイス、ACC Galerie Weimar/ドイツ)
  • 1996年:TOKYO POP(平塚市美術館/神奈川)、昭和40年会(シナプス画廊/東京)
  • 1995年:P.A.P. FACTORY OPENING EXHIBITI0N(PAP FACTORY/東京)、Pool2:Collection/Selection(レントゲン藝術研究所/東京)
  • 1994年:昭和40年会 IN なすび画廊(六本木WAVE/東京)、Smooth Surface(レントゲン藝術研究所/東京)
  • 1993年:フォーチューンズ(レントゲン藝術研究所/東京)

■作品集、書籍、出演映画

●作品集

  • MONUMENT FOR NOTHING(グラフィック社/2007年)
  • 三十路(ABC出版/2001年)
  • Lonely Planet(DANぼ出版/1998年)

●書籍

  • カリコリせんとや生まれけむ(幻冬舎/2010年)
  • ミュータント花子(ABC出版/1997年)
  • 青春と変態(ABC出版/1996年)

●映画

  • ANPO(リンダ・ホーグランド監督/2010年)
  • ふたつの女(ダーティ工藤監督/2007年)
  • ≒会田誠 無気力大陸(玉利祐助監督/2003年)